注文住宅で外観がおしゃれなハウスメーカーランキング

せっかく注文住宅を建てるなら、外観はとびっきりおしゃれにしたいですよね。

おしゃれな外観で建てるには自分のセンスも大切ですが、ハウスメーカー側のセンスも重要になってきます。デザインセンスが自分と合わないところで建てると外観デザインに不満を抱えがちです。

そこで当記事では外観がおしゃれだと評判・人気の高いハウスメーカーをランキング形式でご紹介すると共に、各ハウスメーカーの外観デザイン例なども幾つかご紹介致します。

各社どのようなデザインが得意なのか、自分の美的感覚と合うハウスメーカーがどこなのかなど参考にしてみてください。

ちなみにランキング付けは、当サイトが行った「外観がおしゃれだと思うハウスメーカーはどこ?」のアンケート結果や、各社の外観デザインをSNSへUPした際の反応、外観デザインへの評価や口コミなどを参考にして作成しています。

※どのような見た目を"おしゃれ・格好良い・可愛い"と思うかは人それぞれなので、ランキングは参考程度にお考え下さい。ランキング下位、もしくは圏外だから”センスの悪いハウスメーカー”という訳ではありません。

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外観がおしゃれなハウスメーカーランキング

外観がおしゃれだと高評価・人気の高いハウスメーカーは以下の通りです。

外観のデザインに大きく影響を与える、各社が採用している外壁材の種類についても記載していきます。

(各社の外観デザイン例は3枚載せています。横にスライド出来ます。)

1位:住友林業

日本の国土の800分の1に達する山林を保有しているハウスメーカーで、他のどのハウスメーカーよりも"木"に精通しているのが住友林業の強みです。

木の持つ特長や特性を活かしたデザインを得意としており、住友林業で家を建てたオーナーへの満足度アンケートによると外観デザインに対して満足と答えた方が70.5%、まあ満足と答えた方が26.6%、合わせて97.1%という高い満足度を得ています。

住友林業では一邸、一邸、施主に合わせて専属のチームを結成し家づくりをサポートしてくれます。また、完成イメージをリアルな3DCGで確認できるので完成後のイメージとのギャップが生まれにくいです。

洗練された木造住宅を建てたい方に特におすすめです。

住友林業の選べる外壁材

シーサンドコート
SODO
窯業系サイディング
タイル

住友林業の特徴の一つでもある、吹付塗装のシーサンドコートとSODOについてご説明します。ちなみに窯業系サイディングを選択した場合には幾らか減額され、タイルはオプション扱いとなっています。

◦シーサンドコート

シーサンドコート

シーサンドコートはエスケー化研が住友林業専用に開発した吹付塗装材で、貝殻やサンゴが混ぜ込まれており、日の当たり具体によってキラキラ綺麗に光ります。

おしゃれで上質感があり耐久性にも非常に優れています。

◦SODO

SODO

SODOはアイカ工業より提供されており、日本古来からある8種類の天然土を用いた吹付塗装材で奥深い質感と色合いを表現します。

どこか懐かしい感じもする落ち着いた雰囲気の外観デザインに仕上がります。

ご紹介したハウスメーカーのカタログはこちら
※地域やタイミングにより候補に出ないHMもあります。

2位:積水ハウス

積水ハウスは鉄骨造も木造も取り扱い、鉄骨の強さを活かした開放的な大空間やフレキシブルな空間づくり、木造の自然素材の美しさを表現した家づくりを得意としています。

年齢や障害の有無に関わらず全ての人が暮らしやすいデザイン「ユニバーサルデザイン」を早期に取り入れており、どの世代の方でも安心して暮らせる住まい設計です。

注文住宅では邸別自由設計という一邸ごとに部材を工場でオーダーメイド生産し作られるので唯一無二のこだわりのマイホームを実現出来ます。

オリジナル性を出したい方に特におすすめです

積水ハウスの選べる外壁材

ダインコンクリート
シェルテック
ベルバーン

◦ダインコンクリート

ダインコンクリート

積水ハウスオリジナルの外壁材です。一般的な窯業系サイディングの厚みは15mm前後である事が多いですが、ダインコンクリートは約55mmもの厚みがあるので彫りが深い意匠性が特徴です。

彫りが深い事で凹凸も生まれデザイン性に優れます。また原料はコンクリートなので耐火性にも優れます。

◦シェルテック

シェルテック

シェルテックは主に重量鉄骨を用いる3階~4階建ての時に採用される外壁材です。彫りが深い高いデザイン性はそのままに、軽量化されているので耐震性でも優位に働きます。

◦ベルバーン

ベルバーンは焼き物と同じ工程で作られる陶版外壁材です。主に木造で建てる時に採用されます。

耐火性・耐水性・耐候性に優れており見た目も高級感・重厚感があります。性能や見た目的にもタイルに近い外壁材です。

3位:三井ホーム

三井ホームは2×6材を使用するツーバイシックス工法を独自に進化させたプレミアム・モノコック構法が採用されており、耐震性・断熱・気密性に優れた家づくりを行います。

外観はモダンデザインやシンプルデザインも得意としていますが、光を多く取り入れエレガントさが際立つ洋風デザインやクラシックな洋風デザイン等も得意としています。

また三井ホームにはデザイン研究所というデザイン専門の会社があり、打ち合わせには設計士やインテリアコーディネータも同席し、毎回プロ目線の提案が聞けるのでおしゃれな外観にも仕上げやすいです。

洋風なデザインが好きな方に特におすすめです。

三井ホームで選べる外壁材

SBフィニッシュ
ラップサイディング

◦SBフィニッシュ

SBフィニッシュ

住友林業の外壁材同様に、エスケー化研が三井ホーム専用に開発した吹付塗装材です。塗料に骨材を混ぜて作られた吹き付け材で自然な風合いが魅力です。

標準は吹放し仕上げで表面がゴツゴツした感じですが、トラバーチン仕上げというオプション採用で滑らかな表面にも仕上がります。

4位:ミサワホーム

ミサワホームは主に木造軸組工法と木質パネル接着工法を商品毎に使い分け、最適な工法で地震や強風に強い構造躯体で家づくりを行うハウスメーカーです。

ミサワホームと言えば、縦空間を有効活用した「蔵のある家」が有名ですが、美意識の高い外観デザインでも人気を集めています。

光が当たる部分と深い軒が作る影のコントラストが美しい奥行きを活かした美や、水平・垂直ラインを際立たせた美、存在感を演出する面の美など上品な美しさを感じられる外観が多いです。

シンプルめで上品な外観が好きな方に特におすすめです。

ミサワホームで選べる外壁材

ミサワホームで選べる外壁材

サイディング
吹き付け
タイル

ミサワホームの外壁は上位3社のようなオリジナル仕様ではなく、外壁材メーカーの商品をそのまま採用しています。その為なのかHPを見ても外壁をPRしているようなページは見当たりません。

だからと言ってデザイン性が低いという訳ではなく、タイルでは立体感があり高級感も感じられる「SAIMON」や、石面の水平ラインが印象的でシンプルデザインの「Mボーダー」他、複数のデザイン・カラーから選べます。

温もりが感じられる吹付仕上げも、デザインが豊富なサイディングもありますので好みの外観デザインに仕上げやすいです。

ご紹介したハウスメーカーのカタログはこちら
※地域やタイミングにより候補に出ないHMもあります。

5位:ヘーベルハウス

ヘーベルハウスは、ヘーベル板と呼ばれるALC(軽量気泡コンクリート)を床・外壁・屋根に使用し鉄骨を用いた強固な構造で地震、火事、風水害など災害に強い家づくりを行うハウスメーカーです。

外観の特徴は、フラット屋根に白いへーベル板を使用してドッシリとした重厚感&高級感のあるデザインです。勿論、屋根の形状はフラット以外もあり、外壁も白色以外もあるのですがヘーベルハウスの印象からかフラット屋根+白色外壁を選ばれる施主様が多いです。

流行にあまり左右されない独自性の高いデザインに仕上げてくれます。

高級感・重厚感あるマイホームが欲しい方に特におすすめです

ヘーベルハウスで選べる外壁材

ヘーベル板(ALCコンクリート)

ヘーベル板(ALCコンクリート)

ヘーベルハウスの外壁材の標準仕様はヘーベル板とも呼ばれるALC(軽量気泡コンクリート)が使用されています。目地のデザインも複数ありカラーもブラウンやメテオブルー、黒色の「玄武」など複数あります。

軽量な為、耐震性に有利である事や耐火性に優れているといった特徴もあります。

6位:住友不動産

住友不動産の外観例01住友不動産の外観例02住友不動産の外観例03
住友不動産

住友不動産は大規模な都市開発から高層ビルやビジネスホテルなども手掛けるハウスメーカーです。都市型でスタイリッシュな外観デザインを得意としており、グッドデザイン賞も多数受賞しています。

特に人気が高いのが外壁に貼る装飾ガラス(ガラスマリオン・ガラススクリーン)を採用した外観デザインです。オプション扱いですが、この装飾ガラスが住友不動産の外観の1番の特徴となります。

邸宅型住宅シリーズなどは洋風スタイルの外観デザインも用意されているので多様な外観の要望にも応える事が出来ます。

外壁に貼る装飾ガラスを採用したい方に特におすすめです。

住友不動産で選べる外壁材

窯業系サイディング
タイル

外壁材は新築戸建てで最も採用率の高い窯業系サイディングが標準仕様となっています。タイルはオプション扱いです。

外壁に貼る装飾ガラスもオプションです。ガラス装飾はおしゃれですが機能面は特に強化される事はなく、単純に見た目を上げる為のオプションです。

ガラス装飾付きの外観はとてもおしゃれですが結構な費用がかかる事や、標準仕様では一般的な窯業系サイディングとなるのでこの順位としています。

7位:一条工務店

省エネ8冠・創エネ5冠など性能の高さが魅力のハウスメーカーです。住宅展示場の出展棟数No.1で、モデルハウスの仕様がほぼ標準仕様なので完成イメージを掴みやすいという特徴があります。

一条工務店と言えば「家は、性能。」のキャッチコピー通り性能の高さに目を奪われがちですが外観デザインでも評価を得ています。

上質で華麗なデザインのグランシリーズ、シンプルでシャープなデザインのアイスマート・アイキューブ、他にもヨーロピアンスタイルのセゾンや南欧風スタイルのブリアール、和風スタイルの百年など多彩な外観デザインを揃えているのも特徴の一つです。

上質で洗練されたシンプルなデザインが好きな方に特におすすめです

一条工務店で選べる外壁材

ハイドロテクトタイル
標準タイル

◦ハイドロテクトタイル

グランシリーズなどで標準仕様となっているのがハイドロテクトタイルです。TOTOの光触媒技術を取り入れたセルフクリーニング効果のあるタイルで雨により汚れが洗い流されるのでキレイが長持ちします。

カラーは5色用意されており2色の組み合わせで外観もおしゃれに仕上がります。高いデザイン性に加え耐久性にも優れたタイルです。

8位:トヨタホーム

鉄の事を知り尽くしたトヨタグループの住宅部門であるトヨタホームは鉄骨構造で高い耐震性や大空間・大開口など開放的な設計を得意とするハウスメーカーです。最近は木造住宅も取り扱っています。

メインとなる鉄骨造ではユニット工法と鉄骨軸組工法を採用しており、鉄骨軸組工法では設計自由度の高さを活かして曲線デザインを取り入れた外観も手掛ける事が出来ます。(画像3枚目参照)

ユニット工法の場合は、同じくユニット工法を採用している9位のセキスイハイムとやや似ている外観デザインになる事は否めません。高いデザイン性を求めるなら自由度の高い鉄骨軸組工法の方が良いでしょう。

個性的でスタイリッシュなデザインが好きな方に特におすすめです

トヨタホームで選べる外壁材

ニューセラミックウォール
タイル

◦ニューセラミックウォール

ニューセラミックウォールはトヨタホームオリジナルの仕上げ塗装がされた窯業系サイディングです。オリジナルの仕上げ塗装「HDセラコート」により色褪せも少なく耐久性もUPしています。

標準仕様での厚みは16mmですが、オプションで20mmに変更する事が可能です。厚みが出る事で遮音性や耐火性の性能面もUPしますが、深掘りのデザインも選べるようになりデザイン性もUPします。

残念ながらタイルはオプションとなっていますが、デザイン性を重視するならタイルの方がより優雅で重厚感漂う外観になります。

9位:セキスイハイム

セキスイハイムは住まいの80%を工場で仕上げるユニット工法を採用しているのが特徴で、鉄骨系も2×6材を使用した木質系も取り扱っています。

ユニット工法はプレハブ工法の一種で、事前に建具や設備も取り付けた箱型のユニットを作り現場へ運びます。品質にバラつきが出ない、工期が短いといったメリットがありますが、ユニット工法が原因でセキスイハイムの外観は賛否があります。

箱型のユニットを組み合わせたシンプルが外観を嫌がる方もいますが、フラット屋根の深い軒が作る陰影や箱型のまとまりのあるフォルムを好む方もいます。

整ったスクエア型のフォルムが好きな方に特におすすめです。

セキスイハイムで選べる外壁材

磁器タイル
レリーフウォール(SFCボード)

◦磁気タイル

磁器タイルとは粘土や長石などを高温で焼成したタイルで耐久性がとても高く、吸水率1%以下なので耐水性にも優れるタイルです。歩行頻度の高い公共の床タイルにもよく使われています。

◦レリーフウォール(SFCボード)

レリーフウォール(SFCボード)

レリーフウォールはセキスイハイムのオリジナル外壁材で木の繊維と熱硬化型セメントを混ぜ合わせて作られたもので、レリーフ外壁とジオマイト外壁があります。

画像はジオマライト外壁で石素材を思わせるデザイン性やおしゃれなカラーで人気の外壁材です。

10位:アキュラホーム

アキュラホームは匠の心で建てる完全自由設計+高性能なのに適正価格というポイントが人気を集めているハウスメーカーです。2022年にはグッドデザイン賞も受賞しデザイン面でも注目されています。

青天井にお金をかければおしゃれな外観デザインに仕上げる事も難しくはないですが、決められた予算の中で期待以上のデザインで仕上げるとこが評価を得ています。

和モダン・洋モダン、和風・洋風、シンプルモダンなど多様なデザインにも対応可能で独自のデザインコードで流行り廃りに左右されない美しいマイホームを手掛けてくれます。

コスパ良くおしゃれな家を建てたい方に特におすすめです

アキュラホームで選べる外壁材

サイディング(ケイミューの「光セラ18」)

アキュラホームの外壁材は標準仕様でケイミューの「光セラ18」を採用しています。太陽の力で汚れを分解して雨で洗い流すセルフクリーニング機能が付いているのでキレイが長持ちしメンテナンスの手間も軽減出来ます。

用意されているデザインやカラーも豊富にあるので自分好みの外観デザインに仕上げやすいです。

ご紹介したハウスメーカーのカタログはこちら
※地域やタイミングにより候補に出ないHMもあります。

注文住宅で外観をおしゃれにするポイント

外観の見栄えを印象付けるポイントは大きく分けて5つあります。そのポイントを決める時には自分のセンスと合う担当者と相談しながら選んでいくと良いでしょう。

1.屋根の形状も含めた家の形状
2.屋根材・外壁材の種類やデザイン
3.使う色や配色のバランス
4.窓の種類やサイズ、バランス
5.玄関ドア

1.屋根の形状も含めた家の形状

家の形状でも外観の印象は変わってきます。例えば凹凸の無いシンプルな箱型の形状はスッキリとしておりシンプルな印象を与えますが、高級感にはやや欠けます。

高級感が感じられる外観は深い軒などが作る陰影により建物に立体感を持たせたり「袖壁」や「ふかし壁」を追加して建物に凹凸を出して奥行きを作る事で高級感&重厚感が出てきます。

また、屋根の形状でも外観の与えるイメージは変わってきます。

屋根の形状の種類は何十種類もありますが、一般的によく見かける形状は上記画像の6パターン位です。

・切妻屋根
大棟(屋根の頂上部分)から2方向に傾斜している屋根で、いわゆる三角屋根で日本だけでなく世界中でよく見かける形状です。
和風にも洋風どちらの外観テイストにも合い、やや可愛らしい印象を与えます。

・寄棟(よせむね)屋根
大棟から4方向に傾斜している屋根で、重厚感や安定感のある落ち着いた雰囲気が出ます。和風・洋風どちらの外観テイストにも合います。

・片流れ屋根
1方向に流れる屋根です。シンプルなデザインでシャープな印象を与えます。シンプル・モダンな外観テイストによく合います。

・陸屋根
傾斜のないフラットな屋根です。こちらの屋根も片流れ屋根同様にシャープでモダンな印象を与えます。屋上をバルコニーとして有効活用できる形状です。

・方形(ほうぎょう)屋根
頂点から4方向に傾斜しているピラミッド型の形状をした屋根です。スッキリとしたスマートな印象を与えます。

・差し掛け屋根
切妻屋根をズラして、片流れ屋根を合わせたような形状をした屋根です。アシンメトリーで個性的でおしゃれな印象を与えます。デザイン性が受けて最近増えてきています。

2.屋根材・外壁材の種類やデザイン

屋根材や外壁材に使用する種類やデザインによっても外観の与える印象は大きく変わります。

◦屋根材

屋根材は大きく分けると「スレート系」「金属系」「粘土系」「セメント系」に分けられます。

・スレート系
スレート系

スレート系には天然スレートと化粧スレートがありますが、天然の岩を使用した天然スレートは重量もあり割れやすく価格も高いので、化粧スレートの方が良く使われます。

化粧スレートはセメントに繊維を混ぜて板状にした屋根材で和風・洋風どちらのテイストにも合います。瓦より軽量で耐震性に優れ色のバリエーションも豊富です。

・金属系
金属系

以前の金属系はトタン屋根が主流だったのですが、現在はガルバリウム鋼板が殆どです。シャープな印象を与え、シンプル・モダンな外観テイストと合います。

軽量で耐震性に優れ防水性に優れますが防音性は低くキズが付きやすいです。

・粘土系
粘土系

粘土を焼いて形成した瓦を使った屋根材で日本家屋に古くから使われています。塗り替えの必要もなく耐久性に優れ、耐火性や遮音性にも優れています。

ただ瓦は重たいので耐震性では不利に働きます。和風なテイストとよく合います。

・セメント系
セメント系

セメントやコンクリートを材料として作る瓦素材です。塗装仕上げの為カラーバリエーションも豊富で和以外のテイストとも合います。

ただし粘土瓦より耐用年数が低い事や重くて耐震性で不利になる事、塗装がはがれやすくメンテナンスの手間がかかる事などから最近はあまり見かけません。

◦外壁材

外壁材にも多くの種類がありますが、「窯業系サイディング」「金属系サイディング」「モルタル塗装」の3種類で約95%のシェア率となっています。

中でも近年は窯業系サイディングが圧倒的に使用されており、約80%が窯業系サイディングとなっています。

・窯業系サイディング
窯業系サイディング

窯業系サイディングはセメントに繊維質や混和材などを混ぜて高熱処理し製造された外壁板の事です。デザイン・カラーバリエーションがとても豊富です。

また、耐震性や耐火性にも優れておりコストも安い為、圧倒的なシェア率を誇ります。

・金属系サイディング
金属系サイディング

ガルバリウム鋼板やアルミニウム、塗装ステンレス等を使用している外壁材です。軽量な為、耐震性で有利に働く事や耐水性が高い特徴があります。

・モルタル塗装
モルタル塗装

モルタルとはセメントと砂と水を混ぜた素材の事です。窯業系サイディングが出てくる以前は日本で最も採用されていた外壁材です。

原材料が不燃性なので耐火性に優れ、高温になっても有毒ガスの発生もありません。繋ぎ目のない綺麗な外壁に仕上がります。

ただし、ひび割れを起こしやすい、出来栄えが職人の腕に左右されやすい、防水性が低いなどの注意点もあります。

3.使う色や配色のバランス

出典:ユーコーナビ

屋根材や外壁材、窓や玄関などに使用する色や配色のバランスによっても外観の与える印象は変わってきます。

使う色をあまり多くするとごちゃついて統一感が失われるので単色、多くても3色以内でまとめるのがおすすめです。おしゃれな家の外観は2色を組み合わせたツートンカラーで演出している事が多いです。

どのようなテイストのデザインにも合わせやすく、傷や汚れが目立ちにくいといった理由から一番選ばれているカラーはベージュです。

シンプルモダンな家には白を基調として黒やグレー、ベージュなどを使う組み合わせも人気です。北欧スタイルやアメリカンな家であればカラフルな色を取り入れるパターンも人気です。

ちなみに白やベージュといった明るい色は清潔感がありスッキリした印象を与えますが、傷や汚れは目立ちやすいです。

反対に黒やダークブラウンといった暗い色は落ち着いた印象を与え傷や汚れも目立ちづらいですが太陽の熱を吸収しやすいです。

こうした色の持つ特徴も考慮して使う色・配色を決めていきましょう。

4.窓の種類やサイズ、配置バランス

使用する窓の種類やサイズ、配置のバランスなどによっても外観の印象は変わります。

デザイン性が一番高いのはFIX窓(はめ殺し窓)ですが、枠にガラスをハメ込んだだけの窓なので開閉が出来ません。その為、採光が目的の窓などに使用されます。

窓の配置は窓枠の縦のラインと横のラインを揃える事で外観が整って見えます。

敢えて窓のラインを揃えない事で個性的なデザインとなりますがセンスが問われて難しいので、窓を揃えていない家の事例などを見て参考にするのが良いです。

5.玄関ドア

玄関ドアのデザインや色でも外観の印象は変わってきます。特にシンプルスタイルやシンプルモダンなスタイルの外観の住宅は玄関ドアに目が止まりやすいです。

屋根や外壁の形状がシンプルな場合、玄関ドアまでシンプルにすると安っぽく見える恐れがあるのですが、上質な玄関ドアにする事で全体的にも品が出て見栄えがUPします。

満足のゆく外観にするコツ

多くのハウスメーカーにはインテリア・デザインのプロであるコーディネーターがいます。そうした専門家に相談する事や提案を受ける事は大切ですが、自分の好きなデザインのテイストがきちんと伝わっていないと提案もイマイチなものになってしまいます。

「このような外観にしたい!」「こういった色使いが好みだ!」等、自分の好きなデザインのイメージを伝える時は言葉ではなく必ず画像や写真で伝えるようにしましょう。

SNSやカタログなどを見て気に入ったデザインがあればチェックしておく、保存しておくなどして営業やコーディネーターとの打ち合わせ時に共有しましょう。

その時に、「シャープに見えるから好き」「暖色系だと温かみが感じられるから好き」等、気に入った理由、好きな理由などを言語化して伝える事でよりイメージの共有が捗ります。

画像を使ってハウスメーカー側に自分の好みをズレなく認識して貰う事で的を得た提案が貰えるようになります。

まとめ

注文住宅で外観がおしゃれなハウスメーカーをランキング形式でご紹介すると共に、おしゃれな外観にするポイントなども説明してきました。

最後にランキング順位をまとめておきます。

順位ハウスメーカー
1位住友林業
2位積水ハウス
3位三井ホーム
4位ミサワホーム
5位ヘーベルハウス
6位住友不動産
7位一条工務店
8位トヨタホーム
9位セキスイハイム
10位アキュラホーム

ランキングなので順位を付けて紹介していますが、おしゃれと感じるデザインセンスは人それぞれです。下位が上位のハウスメーカーに必ずしもデザインセンスが劣るとも限りません。

大切なのは自分のセンスと合うかどうかです。

満足のいく外観デザインで建てられるように、まずは各社の建築実例などを見比べて自分のセンスと合うハウスメーカーを探してみましょう。

素敵なマイホームづくりを応援しています。

この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。

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Posted by 管理人