ローコスト住宅はやばい?デメリットやよくあるトラブル

以前に比べ建築資材の質や技術の向上、施工の効率化、無駄を省いた経費削減などにより品質をある程度保ったままローコストで家が建てられるローコスト住宅が人気を集めています。

ローコスト住宅を専門に取り扱うハウスメーカーや、商品ラインナップにローコスト住宅を取り入れるハウスメーカーも増えてきて今後ますます需要は伸びてくると思います。

そんなローコスト住宅ですが、安く建てられる。というローコスト住宅の最大のメリットが魅力的な反面、建てる前に知っておかないとやばいデメリットも存在しています。

建てた後になって後悔をする事がないようにローコスト住宅でよくあるトラブル事例や失敗談、デメリットなども把握した上で家づくり計画を進めていきましょう。

ちなみにローコスト住宅は幾らまでをローコストと呼ぶのか定義は決まっていませんが一般的には本体価格1,000万円台、もしくは坪単価30万円~50万円位の家はローコスト住宅と言われています。

目次

ローコスト住宅でよくあるトラブルや失敗談がやばい?

ローコスト住宅を建てられた施主さんの口コミを参考にローコスト住宅にはどのようなトラブルや失敗談が多いのかご紹介したいと思います。

営業や職人、現場監督に対する不満

30代女性

担当者が非常に雑です。対応に誠意が感じられません。センスもありません。内装のデザインなどは最近流行りのモノの提案などは一切なくごく普通のもの。打ち合わせでも常に急かされているような感じを受けました。

私が無知で言われるがままに進めてしまった事も悪いのですが、出来上がった家は一昔、二昔前のようなデザインに。外観も内装もダサいです。
工事の最中も頼んでいたものと違うものが取り付けられていたり、言った言わないのトラブルが多発しました。連絡をしても返事がくるのが1週間後なんて事もザラです。

施主にとっては一緒に一度の大きな買い物です。もっと親切丁寧に対応して貰いたかったです。

40代女性

関わった人ほとんどが適当な仕事をする人でした。まず営業はレスポンシブが遅いしこちらの話を聞いていない。すぐに忘れる。打ち合わせには遅刻する。

現場で作業をする職人さんも酷かったです。作業が終わった後に見に行ったらタバコの吸い殻がポイ捨てされていました。タバコの他にも作業で使った残骸?みたいなのを片づけずに帰っていました。

工事自体も確認ミスや発注ミスといったイージーミスがちょこちょこ起き、引き渡し時には未完成の部分もあり現場監督も適当です。大手HMであればそんな事はないのでしょうか?ローコストな会社だから?仕事が適当すぎます。

20代男性

平気で嘘をついてきます。土地を見つけます。→見つからず。確認して折り返し連絡します。→連絡こず。この金額でできます→出来ず。

出来ないなら初めから出来ないと言ってくれた方がこちらもやりやすい。それよりもなぜ出来ないのか?代わりにこれだった出来る。等言ってくれた方が建設的な話ができるはず。

口八丁、嘘ばっかりでなんとか契約までこじつけようとしてくる。施主側の気持ちに立って対応して欲しいと思うものです。

金額に関する不満

30代女性

総額の金額を出してもらい「これ以上はかかりません」「これでも少し多めに見積もっているので大丈夫です」など言われていたが、結局はその額より多く払うはめに。

ローコストだから契約したのに建築途中で追加料金が出てきて最終的には当初の見積もりよりも300万円ほどオーバー。最初の見積額と違う事を指摘してもあーだ、こーだ言い訳ばかりで謝る事はせず。

安く安く見せよう詐欺をしてきます。

30代男性

ローコストに惹かれて話を伺ったが標準仕様がショボすぎ。なのでオプションを付けていったらオプション料金が高すぎ。何も追加しないドノーマルで建てたらそりゃ安いけど住みにくいでしょコレ。という家しか建たない。大したことない仕様変更でも規格外のものにしようとすると値段が無駄に上がる。

施工に対する不満

40代男性

基礎の立ち上がり部分の清掃状態が悪くコンクリートに木片や錆びの付いたコンクリート屑が混じっている。換気装置の取付位置を間違える。天井裏の断熱材は隙間まみれ。ユニットバスの床下は水漏れ。

こちらが見つけて指摘をしたので渋々なおしていましたが、こちらが気づかなければそのままだったのかと思うと恐ろしいです。他にも私が気づいていないだけで不具合があるかもしれません。施工レベルが低すぎて後悔しています。

40代女性

引き渡し時にすでに小さい傷が家のあちらこちらについていました。今は住んで3年目になります。クローゼットの中のクロスが剥がれてきたり、引き戸が曲がってきたり、廊下は床鳴りがします。

他にも小さな施工ミスは多くあります。住み続ければ住み続けるほど安っぽさとボロが目立ちます。この先何十年も住む予定です。もう少しお金をかけておけば良かったです。

30代女性

工事ががさつ。引き戸のレール部分や階段の端が隙間だらけ。壁紙も剥がれる。剥がれた壁紙は直してくれたけど、直した部分と元々の壁紙の色が違う、すごく気になる。

サッシから隙間風がすごい。外壁のコーキングも雑。キッチンの蛇口、希望したものが付けられるという事なのでそれを指定。実際は標準のものが付いていた。指摘すると付けるには6万円かかると言われた。最初に言って欲しい。

引き渡しの時、履いていた靴下が真っ黒に。引き渡しの前に掃除もしてないの?がさつ過ぎて疲れました。

住み心地に関する不満

40代男性

寒冷地住まいではないのでオプションで断熱のグレードを上げなくても大丈夫かな。と思ったのが失敗。夏は暑く冬は寒い。気密性能も低いので冷暖房のききも悪い。結局電気代がかかるのでお金がかかる。

最初に数十万円のお金をケチらなければ良かったと今になって後悔。何十年も住むんだから光熱費の差額で多少はペイ出来るし、それに何よりもっと快適な住環境になっていたはず。失敗したー。

30代女性

住んでから気づいた事は収納が全く足りなかった事です。+BOXで1部屋追加すれば良かったと後悔しています。あと玄関の横にも収納スペースを設けるべきでした。扉付きの収納土間を確保すれば良かったです。

玄関が散らかりがちになり急な来客時など恥ずかしい思いをします。部屋も収納スペースが足りず散らかりがちなので友達を家にあげるのにも躊躇します。

40代女性

2階の足音や声がすごく聞こえてきます。おそらく2階の床、1階からみると天井にあたる部分が薄いんだと思います。部屋間の壁も薄いので隣の部屋のテレビの音が聞こえます。

こんな薄い壁の家で大きな地震がきたら耐えられるのか不安です。

アフターフォローに関する不満

30代女性

アフターフォローが最悪です。ドアの調子が悪かったので連絡したところ「今日は行けない!」とだけ回答。○日でしたら行けます。等もなし。唖然としました。

定期点検の時期になってもむこうからの連絡は一切なし。こちらから連絡をしないとおそらく来ないつもりでしょう。売ってしまえばこっちの物という姿勢がひしひしと感じられ気分が悪いです。

30代女性

アフターサービスの悪さはローコスト住宅の宿命でしょうか。私のところも対応がとても遅いです。引き渡し直後に不具合を見つけ連絡をしたのですが、待てど暮らせど修理の人は来ないまま。

結局半年後の定期点検の時にその不具合の事を伝えて直してもらう事に。点検に来た方に不具合の事を聞いていたか確認したところ、私にその時に言われたのが初耳だった模様。
引き渡し直後にその件で2回ほど連絡をしているんですが、電話担当者は誰にも伝えていなかったのでしょうか…。その件で先方から折り返し連絡が来ることもありませんでした。

40代男性

保証は瑕疵保証のみ。アフターフォローは無いに等しい。私がもしもう1度家を建てるとするならば保証とアフターサービスに力を入れている会社にしますね。

ローコスト会社の中でも比較的手厚いサービスを行っている会社は信頼できる。本当に施主の事を第一に考えている会社は売った後も繋がりを大切にする。その会社が良い会社なのかは建てた後の対応で分かりますね。

以上がローコスト住宅を建てられた施主さんによるトラブルや失敗談の一例です。これだけみるとローコスト住宅はやばい。と思うかもしれませんが、こういった不満はローコスト住宅に限った話ではありません。

高級住宅を多く手掛ける大手HMでも同じような不満の声は沢山あります。そして当然ですが皆が皆失敗や後悔をしている訳ではなく大満足している方も沢山います。それはローコスト住宅も同じ事です。

なのでローコスト住宅がやばい。という訳ではありません。上記のトラブルや失敗談はいわば注文住宅で起こりやすいトラブルや失敗談とも言えます。こうしたトラブルに巻き込まれない方法は後述します。

その前に、ローコスト住宅特有のやばいデメリットにはどういったデメリットがあるのかを説明していきたいと思います。

ローコスト住宅のデメリットがやばい?

一般的な住宅と比べ安く建てられるローコスト住宅にはどのようなデメリットがあるのか見ていきたいと思います。

ローコスト住宅の主なデメリット

・家の形状・外観デザインはシンプルである事が多い
・設計の自由度が低い
・標準仕様の設備のグレードが低い
・住宅性能が低い事が多い
・メンテナンスコストが高くなる可能性
・保証・アフターサービスが見劣りする

家の形状・外観デザインはシンプルである事が多い

家の形状は凹凸が多く複雑であればあるほど費用が高くなります。その為ローコスト住宅の外観は凹凸がないシンプルなボックスタイプの家である事が多いです。

軒のない四角い家はデザイン性も高くおしゃれな見た目なので人気は高いですが軒のないデメリットもありますので四角い家に興味のある方は下記の記事も併せてチェックしておきましょう。

キューブ型の家のデメリット。雨漏りや外壁劣化の対応策

設計の自由度が低い

仕様を統一する事でローコストを実現させていますのでローコスト住宅の多くは規格住宅である事が多いです。予め用意された幾つかの間取りや設備の中から気に入ったパターンを選んで家を組み立てていくイメージです。

その為設計自由度は低くなります。こだわりの間取りのある方や設計に手を入れたい方は完全自由設計が可能な住宅の方が満足できます。

標準仕様の設備のグレードが低い

ローコスト住宅の標準仕様の設備は各メーカーの中でも安い価格帯のアイテムが採用されている事が多いです。ただし使用上は何も問題ありません。ただ最新の機器に比べると機能面や利便性で劣る事が多いです。

内装のイメージを決める壁紙や床材も安い価格帯のアイテムが用意されています。オプションでグレードを上げる事は可能ですが費用が高くなりローコストの魅力は薄れていきますので注意が必要です。

住宅性能が低い事が多い

ローコスト住宅の場合、耐震性・耐火性・耐震性・耐久性・遮音性・断熱性などの住宅性能が低い可能性が高いです。ただし、当然ですが建築基準法に則って設計・建築は行われますので適正基準は満たしています。

ローコスト住宅だからといって危険な家という訳ではありません。あくまで一般住宅と比べると見劣りする可能性が高いです。

メンテナンスコストが高くなる可能性

ローコスト住宅は耐久性が低い場合が多いので、住んでからの維持費が高くなる傾向があります。外壁や屋根もそうですが採用している住宅設備なども劣化が早い場合が多いです。

住む前にかかるお金と住んでからかかるお金のトータルバランスを考える必要があります。

保証・アフターサービスが見劣りする

大手HMでは50年や60年の長期保証が一般的ですがローコスト住宅の場合ではそこまで長期の保証がついているメーカーは少ないです。アフターサービスに関しても対応力で見劣りします。

ローコスト住宅のデメリットを軽減する方法

何事にもメリットとデメリットが存在するようにローコスト住宅にも安く建てられるという最大のメリットがある反面、デメリットも複数存在しています。そうしたデメリットを少しでも軽減できる方法を紹介していきたいと思います。

設計の自由度が低い問題

外観デザインや間取りなどを予め決められたパターンの中から選択していく規格住宅ですが何も悪い事ばかりではありません。その用意されている間取りは今までのノウハウを集めて作成された、施主の満足度が高かった間取り、生活動線や家事動線に優れた間取りを用意してくれています。

間取りをイチからつくり上げていくのは大変ですが、予め人気の間取りを用意してくれているので失敗は少ないです。また優柔不断な施主さんだと家の仕様が決まるのに1年とかもっと時間をかけられる方もいます。

規格住宅であれば用意されたパターンの中から選ぶだけなので時間がかかりません。家づくりの知識があまりない方でも簡単に良い間取りをつくる事が可能です。

用意されているパターンも数十種類と豊富に用意している会社や用意された間取りをベースとしてある程度は好みに合わせて変更が可能な自由設計も出来るプランを用意している会社も多くあります。

設計自由度の低さが気になる方はこうした豊富なパターンを用意している会社か、自由設計も可能な会社を選ぶと良いでしょう。

標準仕様の設備のグレードが低い問題

標準仕様は会社によって全く異なります。ローコスト住宅を得意としているハウスメーカーの中には標準でも質の高い設備を用意している会社もあります。

例えばローコスト住宅メーカーであるアイフルホームを運営しているLIXIL住宅研究所は株式会社LIXILのグループ会社です。質の良いリクシル製品を自社製品であるので安く採用する事ができます。

標準仕様の設備のグレードが気になる方は会社毎に標準仕様が異なるので何が使われているのか比較を行いましょう。

住宅性能の問題

住宅性能に関してもローコスト住宅メーカーが一律で低い訳ではありません。特に地震の多い日本では多くの方が耐震性能を気にされます。その為、ローコスト住宅でも耐震性能には力を入れており耐震等級3相当の家はわりと多くあります。

断熱性能に関しても以前より断熱材自体の性能があがってきていますしローコスト住宅でも大手HMと変わらない断熱性能の会社もあります。

住宅性能の中でも特に気にされる方の多い耐震性・耐久性・断熱性は事前にチェックしておきましょう。

メンテナンスコストの問題

家を建てた後のメンテナンスはローコスト住宅であれ一般的な住宅であれ必要な事です。メンテナンスコストは大きく分けると外壁や屋根、シロアリ駆除など構造躯体にかかわる修繕費とお風呂やトイレ、システムキッチンなどの住宅設備費にわけられます。

それぞれの耐久年数を確認しメンテナンスの際には幾ら位かかるのかを事前に確認しておきましょう。大切なのは建てる時にかかるお金ではなく維持費も含めた生涯かかるであろうお金を算出して比較をする事です。

保証・アフターサービスの問題

保証内容は建てたあとにかかる費用にも関わってくる話です。ローコスト住宅の保証で1番多いのが自社オリジナルの保証がなく瑕疵保証だけのパターンです。

瑕疵保証とは法律で定められた保証でどの住宅会社でも引き渡しから10年間は保証責任が義務付けられています。構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分の欠陥は10年間保証されます。

この場合10年後の保証はないので10年目以降で見つかった瑕疵の修繕は自腹となります。

アフターサービスの内容、定期点検の頻度も確認をしましょう。定期点検は長く良い状態で住む為に必要です。この内容が疎かだと家の寿命に関わってきます。

保証内容やアフターサービスの内容は会社毎に異なりますので、契約前には必ず詳細まで確認をしましょう。

やばいローコスト住宅メーカーを選ばない方法

ローコスト住宅、もとい注文住宅でよくありがちなトラブルや失敗談は上記で紹介をした通り営業や施工精度に関するトラブルがとても多いです。

そのようなトラブルに自分が巻き込まれないようにするには自分に合った住宅メーカーを見つける必要があります。では自分に合った住宅メーカーを見つけるにはどういった点に気を付ければ良いのか説明をしていきます。

会社をチェック

家づくりを任せられる会社かどうかを確認していきましょう。

倒産リスクを考える

上場している会社であれば決算書が開示されているので見ておくと良いです。非上場の場合は過去の実績(着工棟数や販売戸数など)や売上高の確認。従業員数の推移なども参考になります。

社歴も確認しておきましょう。創業からあまりに年月が浅いところは注意が必要です。出来れば社歴15年以上はあった方が安心感はあります。

最悪建てている最中に倒産してしまった場合でも保証が受けられる住宅完成保証制度に加入しているかどうか確認しておきましょう。

営業理念や哲学をチェック

家づくりへの想いや経営哲学などHPに書かれている事が多いのでチェックしてみましょう。最近はSNSやブログで情報を発信している会社も多いので内容をチェックしてみるのも良いです。

担当者をチェック

営業担当者との相性は結構大切になってきます。仕事のできる方であれば様々な事がスムーズに進みます。反対に仕事のできない方、相性の合わない方が担当の場合はそれが不満になり家づくりが楽しくなくなるので割と重要な項目です。

打ち合わせ時の対応の仕方やヒアリングの姿勢など

何気ない会話、世間話で良いので積極的にコミュニケーションをとる事で人柄が見えてきます。自分と合う・合わないもインスピレーションで分かります。

また打ち合わせ時の身なりや言葉づかい、質問に対する返答の仕方などで知識量や仕事に対する姿勢、分かりやすい言葉で説明をしてくれるかなどチェックしましょう。

知識量や対応力・提案力、誠実に接してくれるかの確認でおすすめな方法は全く同じ質問を複数社の営業にしてみる事です。それの返答の仕方で色々と見えてきます。

強引な営業で契約を急がせる

施主の希望や要望を聞かず、強引な営業をかけてくる。自社の方針や自分の提案を押し付けてくる。とにかく契約を急がせる。このような営業は避けた方が良いです。

自分の事、会社の事が第一優先となっています。施主の都合を第一優先に考えてくれる方を探しましょう。

性能・技術力をチェック

施工精度は施主側からは分かりにくい部分でもありますので慎重に確認を行いましょう。

耐震等級3,断熱等級4に対応可能か

耐震等級3や断熱等級4に対応可能か確認を行いましょう。また長期優良住宅やZEHに申請も含めて対応可能かどうかも確認をしておきましょう。

技術的有資格者は存在するか

建築士や施工管理技士などの資格を保有するスタッフの有無や在籍数を確認しましょう。

UA値,C値の確認

断熱はUA値、気密はC値で性能を判断する事ができます。過去に建てた住宅の平均UA値やC値を確認しましょう。C値の場合は専用の機器を使って現場で測る実測値になります。

C値は職人さんの腕に左右されやすいです。その為、C値の優れた会社は現場の施工精度も高いという事が言えます。

UA値、C値の詳細やどの位の数値であれば良いのか。などは別記事にまとめてありますので気になる方はご覧ください。

UA値とC値の基準。快適に暮らす為に確保しておきたい数値はどの位?

第三者検査の有無

施工が始まって施主が現場に確認をしに行っても素人目には正しい施工がされているのかどうかの判断は難しいものです。そんな時に役立つのが正しい施工が行われているのかを検査する専門機関です。

第三者検査のある住宅メーカーであれば施主も安心できます。社内検査だけで第三者による検査を実施していない場合は実費になってしまいますが第三者検査をお願いする事もできます。

住宅性能表示制度を利用する

住宅性能表示制度とは消費者の利便性を考え、住宅性能を等級や数値で簡単に確認が出来るようにした制度の事です。この制度では住宅の性能を10分野32項目に関して表示をする事が可能です。

性能表示事項必須or選択
1.構造の安定に関すること
(地震など災害時における強さ)
2.火災時の安全に関すること
(火災に対する安全性)
3.劣化の軽減に関すること
(柱や土台などの耐久性)
4.維持管理・更新への配慮に関すること
(配管の点検、清掃、補修および更新のしやすさ)
5.温熱環境・エネルギー消費量に関すること
(省エネルギー対策として壁や窓の断熱・結露防止)
6.空気環境に関すること
(シックハウス対策・換気)
7.光・視環境に関すること
(窓の面積・採光性能)
8.音環境に関すること
(遮音対策)
9.高齢者等への配慮に関すること
(バリアフリー対策)
10.防犯に関すること
(防犯対策)
※10分野の内1,3,4,5の4分野は必須項目で残りの6分野は選択項目です。

この住宅性能表示制度に基づいて国から認定を受けた第三者評価機関が住宅性能を評価してくれます。住宅性能評価は2段階に分けて行われます。

1つ目は設計段階で図面をもとに住宅性能を評価する「設計性能評価」と、2つ目は建設段階で現場チェックを行い住宅性能を評価する「建設性能評価」です。

建設性能評価は計4回(基礎の配筋工事完了時、構造躯体の工事完了時、内装下張り工事の直前、竣工時)の現場チェックを行い評価します。

住宅性能表示制度を利用すれば第三者による現場チェックが行われますので上記に記した"第三者検査の有無"の代わりにもなります。ただ住宅性能表示制度を利用するとしても別途費用はかかります。相場は10万円~20万円位です。

住宅性能表示制度に対応可能な会社であれば、この項目とこの項目は最高等級でお願いしたい。と注文を出し自分の望む性能の家を手に入れる事も可能です。

ただしその場合、その等級を満たすために構造計算が必要になり仕様の変更が発生し建築コストが上がってしまう可能性があります。

価格をチェック

最初に話していた金額と全然違う!なんて事がないように契約の前に確認をしておきましょう。

オプション料金

何が標準仕様で何がオプションになるのか。オプションを採用する場合には幾らかかるのか?を確認しておきましょう。契約後に追加でかかる費用が発生しないかや、何に幾らかかっているのか詳細までわかる見積書を出して貰えるのかも確認しましょう。

合い見積もりを行う

見積もりは1社だけでなく必ず複数社から貰うようにしましょうそうする事で値段の比較が出来ますし適正価格も見えてきます。また他社の見積もり書は値引き交渉をする時にも役にたちます。

保証・アフターサービスをチェック

家は建ててからも大切です。保証・アフターサービスの内容は会社毎に異なりますので違いを確認しておきましょう。

ローコスト住宅メーカーは大手HMと比べると保証・アフターサービスが劣っている事が多いのでローコスト住宅を検討されている方は特に注意が必要です。

品確法で定められた10年保証の延長は可能か

「住宅品質確保促進法」(通称:品確法)という法律で、販売者は新築住宅の引き渡し後10年間は瑕疵担保責任を負う必要があります。つまり10年間の保証はどこの会社でも最低限の義務として定められています。

確認しておきたい所はこの10年以上の保証をメーカー独自の制度として用意しているか?10年保証の延長が可能かどうかの確認を行いましょう。

品確法で定められた保証外の保証

法律で定められている保証はあくまで「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」です。例えば壁紙や建具の建付けなどは範囲外です。

またシロアリ被害も外来からの作用によるものなので瑕疵保証の対象外となります。法律で定められた保証以外の部分もきちんと保証がされるプログラムがあるかどうかの確認も行いましょう。

定期点検の内容・回数

保証プログラムとは別にほとんどの住宅メーカーで無料定期点検を実施しています。こちらも保証内容と同様に会社毎に定期点検の内容や回数・頻度は変わってきますので忘れずにチェックをしておきましょう。

住宅メーカーの中には点検やアフターメンテナンスを専門に扱う部署や子会社、もしくは外部の会社が実施をするところもあります。専門的な部署があるところは技術的な面で安心感があります。中率的な立場にある第三者による点検も安心感があります。

デメリットの軽減ややばいローコストになるかは住宅メーカー次第?

ローコスト住宅でよくあるトラブルや失敗談、ローコスト住宅のデメリットなどを長々と説明してきましたが、何が言いたかったのかと言うと『ローコスト住宅≠やばい』という事が言いたかった訳です。

中にはやばいローコスト住宅もあるかもしれませんが、それを言い出すと一般的な住宅でも同じ事が言えます。注文住宅で大切な事は、施主側もきちんとよくあるトラブルやデメリットを把握した上で検討をする事。

そしてそれと同じ位に重要になってくるのがどの住宅メーカーにお願いをするか。という事。あとローコスト住宅を検討されている方は気持ちの持ちようもちょっとだけ重要です。

ローコスト住宅を建てる上で大切な事

①.よくあるトラブル・失敗談やデメリットを把握した上で検討をする事。
②.住宅メーカー選び
③.気持ち

①に関してはそのままの意味なので割愛します。②に関しては、上記に記載をした『やばいローコスト住宅メーカーを選ばない方法』などを参考に自分に合った住宅メーカーを探しましょう。

ローコスト住宅のデメリットを極力軽減できたり、ローコストでも質・満足度が共に高い住宅になるかは住宅メーカーによるところが大きいです。

探す時には焦らずに時間的な余裕をもって家づくり計画を進めるのが良いです。最初の検討し初めの時期は10社くらい出来るだけ多くの会社から比較・検討を始めましょう。

展示場やモデルハウスへの訪問はある程度候補を絞ってから行った方が効率的に回れます。またその時には家づくりの知識もついていると思うので口八丁の営業トークにまんまと乗せられることも無いでしょう。

まずはネットなどで情報取集や資料請求などで知識を得て、目星を付けてから訪問、そして最終的には3-4社から見積もりをとりましょう。知名度の高い・低いやネットで人気とされている住宅メーカーとかではなく”自分に合った住宅メーカー”を自分の目で探すのが大切です。

ちなみに③に関しては聞き流してもらっても大丈夫なんですが、気持ちの持ち様で満足度が変わってくるというお話です。例えば1,000円カットに行くときに「おしゃれにして貰おう!」と思って行くのか「サッパリ出来れば良いや!」と思って行くのかで満足度が変わってきます。高い美容室へ行く時の期待感でいくとガッカリしやすいです。

それと似たような事でローコスト住宅を建てる時に大手HMと全く同じような事を望めば満足度は低くなりがちです。勿論、施工精度や住宅性能に関する部分は厳しくチェックするべきですが、それ以外の住まいに関係のないところでは期待しないでいた方が「案外ちゃんとしてるじゃん」となり、満足度は上がります。

なにわともあれ、ローコスト住宅であっても品質・満足度ともに高い家づくりが出来るかどうかは住宅メーカーにかかっている部分が多分にありますので、自分たちに合った住宅メーカー探しに時間をかけ情報を集めてゆっくり吟味していきましょう。

ローコスト住宅は決してやばい住宅ではありません。自分たちにとってベストな住宅メーカーを見つけ、素敵なマイホームづくりが出来る事を応援しています。

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一括請求サービスの上手な活用術

備考欄のようなフリースペースを上手に活用しましょう。家の条件・要望などを伝えるのもそうですが、住宅メーカー側への要望もフリースペースに書きましょう。
例えば、いきなり電話での連絡が苦手な方は「連絡はメールでお願いします」とか「平日は仕事で電話に出られないので御用の場合はメールに下さい」とか
こういう対応はお断り!というのがあれば備考欄に記入しておくと良いです。

この記事を書いた人
管理人
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