タマホームの規格住宅「シフクノいえ」の間取りプランや総額、標準仕様を確認

タマホームを検討されている方でも知らない人がわりといる、タマホームの規格住宅「シフクノいえ」。

当記事では、その「シフクノいえ」がどのような商品なのかを紹介すると共に、間取りプランや総額、そして標準仕様での性能や設備などを確認していきたいと思います。

免責事項&PR告知

※本記事は可能な限り正確な情報を掲載しておりますが、その内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
※当サイトは提携する企業のPR情報も含まれますが、記事内容やランキング等に影響を及ぼすものではありません。

タマホームの「シフクノいえ」とは?

「シフクノいえ25」

タマホームではベストセラー商品の「大安心の家」を筆頭に、「大安心の家プレミアム」、「木麗な家」「木望の家」「ガレリアート」「グリーンエコな家」「和美彩」、寒冷地向きの商品「大地の家」など様々な商品を取り扱っています。

これからの商品はタマホーム公式HPの商品ラインナップに載っており全て自由設計で建てる事が出来ます。

しかし「シフクノいえ」は公式HPの商品ラインナップに載っていなく、それであまり知られていないのです。

それでは、その「シフクノいえ」がどのような商品か見ていきたいと思います。

「シフクノいえ」は規格住宅

公式HPの商品ラインナップに載っている各商品はすべて自由設計で建てる事が出来ますが、「シフクノいえ」は予め用意された外観パターンや間取りプランの中から選んで決めていく規格住宅タイプとなっています。

その為、自由設計の注文住宅に比べると自由度は下がりますが、規格化されたプランを選んでいくだけなので打ち合わせの回数を短縮出来たり、工期を短縮出来たりするのでコストを抑える事が出来ます。

「シフクノいえ」の販売は期間限定&棟数限定

「シフクノいえ」は常に販売を行っている商品ではありません。販売条件は基本は3ヶ月の販売期間中に新規で契約をしたお客様に限られます。

また棟数も限られており、棟数はその時々で変わりますが最近は200棟台である事が多いです。

販売開始時期も未定、だが…

「シフクノいえ」はいつ販売開始されるかも未定となっています。

だが、過去「シフクノいえ」を販売している時期を調べてみると次回の販売開始時期の予想が出来ます。

◦過去の販売開始時期


販売期間:2019年01月~03月

販売期間:2019年04月~06月

販売期間:2019年07月~09月

販売期間:2020年07月~09月

販売期間:2021年01月~03月

販売期間:2021年07月~09月

販売期間:2023年01月~03月

「シフクノいえ」の後ろに付いている数字は期間が終わり、次の「シフクノいえ」の販売が開始された時には1つ増えている形式になっています。

そして販売期間はどれも3ヶ月間です。3ヵ月毎に限定販売数が変更され再販売されています。

全ての期間でスクショを撮っていた訳ではないので途中数字が抜けている箇所がありますが、3ヶ月毎に数字が増えているとすれば欠かさず毎月行っている事が分かります。

確約ではありませんし棟数も限られているので誰しも必ず購入できる訳ではないですが、販売をしていない期間はあまりなさそうです。

2023年6月、ネットでは「シフクノいえ25」の情報しか確認出来ませんでしたが知り合いのタマホーム営業に聞いたところ、「シフクノいえ26」を2023年6月末までやっているとの事です。

理由はよく分かりませんがネットで検索しても今開催しているのに情報が出てこない事がありますので「シフクノいえ」を狙っている方はタマホームのカタログを取り寄せ、担当に直接聞いてみるのが良いと思います。

タマホームの最新カタログはこちらから
\後悔しないように複数社のカタログを集め比較しましょう/

「シフクノいえ」の総額や間取りプラン、標準仕様を確認

「シフクノいえ」の販売価格&総額、そして用意されている間取りプランやその他標準仕様を確認していきたいと思います。

販売価格&総額

2023年1月~3月まで販売を行っていた「シフクノいえ25」を参考にしたいと思います。

「シフクノいえ25」の販売価格は税込900万円~となっています。ただし地域により販売価格は異なります。

地域区分販売価格
(税込)
5・6・7地域900万円~
4地域1,000万円~
3地域1,300万円~
1・2地域1,500万円~
地域区分表

標準地の販売価格が最安値となっており、寒い地域になるほど価格は高くなります。これは主に断熱仕様が変わる事が原因です。

ちなみに注文住宅でかかる費用の総額は「本体価格(本体工事費用)」+「付帯工事費用(別途工事費用)」+「諸費用」の3種類に分けられます。

・本体価格(本体工事費用)・・・家そのものを作る為の工事費用
・付帯工事費用(別途工事費用)・・・建物本体以外の全ての工事にかかる費用
・諸費用・・・住宅ローン借入費用、登記費用、各種保険料、引越し費用、家具・家電費用etc

総額に対する内訳は「本体価格」が約70~80%、「付帯工事費用」が約15~20%、「諸費用」が約5~10%位が一般的です。

「シフクノいえ」では販売価格に本体価格と一部の付帯工事費用が含まれています。それをコミコミ価格と呼んだりするのですが、「シフクノいえ」では以下の費用が販売価格に含まれています。

「シフクノいえ」の販売価格に含まれている費用

・本体価格 ・屋外給排水工事費用 ・仮設費用 ・下水道接続工事費用 ・屋外電気配線工事費用 ・地盤調査費用 ・工事監理費用 ・雨水排水工事費用 ・住宅瑕疵担保責任保険加入料 ・諸検査費用 ・基本図面作成料 ・オプション工事費用 ・屋外立水栓工事費用 ・設計料

その為、販売価格で総額の80%位は占めると思われます。

それを踏まえた上で算出した「シフクノいえ」の総額は以下の通りです。

地域区分販売価格
(税込)
総額
(税込)
5・6・7地域900万円~1,125万円~
4地域1,000万円~1,250万円~
3地域1,300万円~1,625万円~
1・2地域1,500万円~1,875万円~
[5・6・7地域]の販売価格900万円、総額1,125万円はあくまで1番安いプランでの価格なので、選択するプランにより価格は変わります。

恐らくですが、各地域共に最安値に+150万円~250万円位した金額が「シフクノいえ」の平均的な価格帯になるのではないかと思われます。

外観&間取りプラン

◦外観デザイン例

予め用意されている外壁材のデザインやカラー、玄関ドアの中から選択を行いますが、外壁は2色選択可能で組み合わせも自由、玄関ドアやサッシ色との組み合わせも自由なのでパターンは多種に及びます。

◦間取りは豊富に102プラン用意

一人暮らしや夫婦二人暮らしに向いているコンパクトサイズの間取りから、家族四人暮らしにも向いている延床面積30坪~4LDKの間取りまで豊富なプランが用意されています。

様々なライフスタイルに合うように102プランも用意されており、どれも動線がよく考えられており、収納スペースも適切に配置された生活のしやすい間取りです。

また、多くの間取りプランで間仕切り壁の有無を設定出来るので部屋数の増減が簡単に調節可能です。

標準仕様での性能&保証内容

◦最高ランク「耐震等級3」

「シフクノいえ」の標準仕様での構造・工法は「大安心の家」など、自由設計の商品と同じ構造・工法で建てられます。

構造は木造軸組在来工法をベースとして、2×4(ツーバイフォー)工法のいいとこどりをした工法、通称「ハイブリッド構造」とも呼ばれる構造を採用しています。

一般的な木造軸組在来工法では柱や梁に筋交いを入れますが、2×4(ツーバイフォー)工法では筋交いの変わりに耐力面材を使用します。

「シフクノいえ」は木造軸組在来工法に耐力面材を取り入れた工法になっており、耐力面材を使用する事で外力を"面"で受け止め地震の際に建物にかかる負担を分散させる事が出来ます。

基礎はベタ基礎、床は剛床工法で一般的な根太工法に比べると水平方向に対する力は2倍となっており、地震の際の横揺れにも効果を発揮します。

◦通気工法で耐久性を向上

構造躯体と外壁材の間に外気が流れる通気層を確保しています。この通気層により結露や湿気を少なくする事が出来、構造体や断熱材を腐食やカビから守ります。

また屋根裏、床下も通気層を確保していますので建物全体を換気し結露・湿気を防ぎ建物の耐久性を向上させています。

◦最長30年保証

「シフクノいえ」の保証内容は構造躯体、防水、白蟻の初期保証10年となっています。10年毎に有償メンテナンスを受ける事で最長で30年目まで保証の延長が可能です。

万が一の地盤沈下による建物の損害が発生した場合に備えた地盤保証も10年付いています。

標準仕様での設備

「シフクノいえ」の標準仕様での設備

「シフクノいえ」の水周り(システムキッチン・ユニットバス・洗面化粧台・トイレ)はリクシル製品で統一されています。

IHクッキングヒーターやエコキュートは支店により異なるメーカーが指定されます。建具、フロア材等に関しても同様です。

大安心の家のように複数のメーカーから自由に選ぶという事は出来ず、指定されているメーカーの設備を採用する事になります。

◦屋根材や窓、換気システムなど

「シフクノいえ」の屋根材はガルバリウム鋼板が採用されています。屋根の形状は陸屋根(フラットタイプ)となります。

窓はペアガラス+アルミサッシ。換気システムは第三種換気が標準仕様となっています。

その他、玄関ドアは片開きドア、天井高は2350mmなどとなっています。

「シフクノいえ プレミア」という規格住宅もある

「シフクノいえ」とは別に「シフクノいえ プレミア」という規格住宅もタマホームでは取り扱っています。

「シフクノいえ」と「シフクノいえ プレミア」との違いは、「シフクノいえ プレミア」の方は期間限定&棟数限定ではないという点です。

標準仕様での性能、設備などは確認した限り差はみられませんが、販売価格は異なります。

「シフクノいえ プレミア」の平屋建ては販売価格1,087万円(税込)から、2階建ては販売価格1,149万円(税込)から。販売価格に一部の付帯工事費用を含むコミコミ価格である点は「シフクノいえ」と同じです。

「シフクノいえ プレミア」の間取りプラン

「シフクノいえ プレミア」は平屋建て20プラン、2階建て60プランが用意されています。

◦平屋建ての間取りプラン例

16坪1LDKのシンプルな間取りです。

キッチン・洗面室・浴室をまとめて配置する事で家事効率が上がり、パントリーとしても使用可能なリビング収納も備えています。

間取り1LDK
延床面積16.03坪(53.00㎡)
建築面積16.94坪(56.00㎡)

◦2階建ての間取りプラン例

2階建て間取りプランの例(1階の間取り)

2階建ての間取りプランは「1階部分20プラン」×「2階部分30プラン」の全60プラン用意されており、1階と2階で気に入った間取りプランを組み合わせる事が可能です。

間取り1LDK~2LDK
1階床面積10.02坪(33.12㎡)
2階床面積8.76坪(28.98㎡)
延床面積18.78坪(62.10㎡)
建築面積10.95坪(36.22㎡)

「シフクノいえ」のメリット&デメリット(注意点)

「シフクノいえ」のメリット&デメリット(注意点)を幾つかご紹介しておきます。ちなみに「シフクノいえ プレミア」も仕様や価格帯などがほぼ同じなので「シフクノいえ」とメリット&デメリット(注意点)も同じになります。

メリット

◦とにかく安い

「シフクノいえ」の1番のメリットは何と言っても価格の安さです。有名ハウスメーカーであるタマホームで、家賃と同じ位のローン返済額でマイホームを建てる事が出来ます。

「とにかく安く自分の家を持ちたい」とお考えの方に向いている商品です。

◦間取りでの失敗は少ない

「シフクノいえ」は規格住宅なので間取りは予め決められたプランの中から選びます。用意されている間取りは、タマホームの自由設計の商品で評判の良かった間取りなどに厳選されているので、どれを選んでも失敗する事は少ないです。

デメリット(注意点)

◦自由度が低い

外観デザインや間取りは決められたプランの中から選びます。住宅設備も複数のメーカーから選ぶ訳ではなく決められた商品が自動的に採用されます。

外観デザインや間取り、住宅設備等に特に要望がない方には向いていますが、そうでない場合は選択肢が限られるので注意が必要です。

◦初期保証が10年、延長の条件有

工事請負人は完成した住宅を引き渡してから10年間は瑕疵担保責任を負う義務が品確法で定められています。つまり初期保証10年というのはどこの住宅会社であっても最低限付く保証なのです。

「シフクノいえ」の保証は最長で30年となっていますが10年毎に有償メンテナンスを受ける事が延長の条件になっています。

つまり10年目、20年目にまとまったメンテナンス費用が必要になります。また30年目以降は保証が切れるので自分で点検等を行ってくれる業者を探し依頼する必要があります。

◦長期優良住宅の基準を満たしていない

タマホームの保証制度は長期優良住宅の認定を受けた住宅は最長60年保証となっていますが、認定を受けていない住宅は最長30年保証となります。

「シフクノいえ」の場合は認定を受ける・受けないの以前に標準仕様で長期優良住宅の基準を満たしていません。(自由設計の他の商品は標準仕様で満たしている)

その為、長期優良住宅の認定を目指している方は注意が必要です。

◦必要最低限の標準仕様、オプションを付けると意義を見失う

必要最低限の設計、設備にしているからこそ「シフクノいえ」は低価格を実現出来ています。

耐震性能は標準で等級3ですが、断熱性能や住宅設備のグレードなどは決して高くはありません。

標準仕様で物足りないなと思ったらオプションで改善する事は可能ですが、そうすると値段は高くなりますので「シフクノいえ」の最大のメリットである"とにかく安い"というのは失われます。

まとめ

タマホームの規格住宅「シフクノいえ」の間取りプランや総額、標準仕様での性能、設備などを確認してきましたが如何だったでしょうか。

「シフクノいえ」は注文住宅でかかる平均的な費用に比べてかなり安いです。安さを優先している商品なので自由度や性能、設備のグレードなどは妥協する必要があります。

妥協しなければいけない点が幾つか出てきますので、建てた後に後悔する事がないように「シフクノいえ」も含め、まずは候補を複数あげて比較を行うようにしましょう。

素敵なマイホームづくりを応援しています。

専門家に相談せずに家づくりを進めて大丈夫?

家づくり計画を進める時は「住宅会社の人でない、中立の立場にいる家づくりの専門家」に相談をするのが失敗しないコツです。

PCかスマホがあれば誰でも気軽にオンライン相談が利用出来ます。

結構おすすめ!!HOME4U家づくりのとびら公式サイト
\中立の立場なので営業は一切無し/

この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。

テーマ別

Posted by 管理人