パナソニックホームズ潰れる?やばい?特徴や先行きをチェック

2023-07-04

「パナソニックホームズ 潰れる」「パナソニック ホームズ やばい」等のネガティブなキーワードでの検索がわりとあったので、どういう事なのか、パナソニックホームズの特徴や先行きをチェックしていきたいと思います。

ちなみに「パナホーム 潰れる」等、パナホームでも同様の検索がありますが、パナホームとパナソニックホームズは同一の会社です。

2018年4月にパナホーム株式会社から現社名である「パナソニックホームズ株式会社」へ変更しています。その為、"パナホーム"は旧社名となります。

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パナソニックホームズ潰れる?やばい?特徴や仕様をチェック

まずはパナソニックホームズがどのような会社なのかご紹介致します。パナソニックホームズの現在までの生い立ちはちょっとややこしいので、割と簡潔に記載していきます。

設立は1963年、松下電工(現・パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社)と松下電器産業(現・パナソニック ホールディングス株式会社)の共同出資で設立しました。

設立当初の社名は"ナショナル住宅建材株式会社"です。

その後、2度の社名変更を経て現在の「パナソニックホームズ株式会社」となります。

2020年時点では親会社はパナソニックでしたが、パナソニックとトヨタ自動車の合弁会社であるプライムライフテクノロジーズ株式会社に親会社が異動しています。

2023年現在もパナソニックグループの一員ではあるので、住宅設備などはパナソニック製品が採用されています。

◦会社概要

会社名パナソニック ホームズ株式会社
本社所在地大阪府豊中市新千里西町1-1-4
設立1963年7月
資本金284億円
売上高3761億円(2022年度)
従業員数5740人(2021年時点)
施工実績9710戸(2021年度)
対応可能工法鉄骨造、一部木造(首都圏限定商品)
施工エリアほぼ全国
(北海道・青森県・岩手県・秋田県・山形県・高知県・宮崎県・沖縄県の離島を除く)

パナソニックホームズの特徴・仕様

パナソニックホームズの特徴や主な仕様をご紹介致します。

構造

パナソニックホームズでは建てる家に応じて3つの構造から最適な構造が選択されます。取り扱っている構造は以下の3点です。

◦制震鉄骨軸組構造(HS構法)…軽量鉄骨
◦大型パネル構造(F構法)…軽量鉄骨
◦重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)…重量鉄骨

軽量鉄骨と重量鉄骨の違い

軽量鉄骨と重量鉄骨の違いは鋼材の厚みです。またそれに伴って法定耐用年数も異なります。

・鋼材の厚み
◦鋼材の厚みが6mm未満⇒軽量鉄骨
◦鋼材の厚みが6mm以上⇒重量鉄骨

・法定耐用年数
◦鋼材の厚みが3mm未満⇒19年
◦鋼材の厚みが3~4mm⇒27年
◦鋼材の厚みが4mm以上⇒34年

鋼材の厚みがあるほど負荷に耐える事が出来るので、一般的には3階建て以上の建物に重量鉄骨が用いられます。

◦制震鉄骨軸組構造(HS構法)

HS構法は軽量鉄骨を使い、主に1階,2階建ての住宅に採用される事が多い構法です。HS構法の主な特徴は2点あります。

・繰り返し地震に強い制震装置「アタックダンパー」を標準採用
・15cm単位で調節可能な「マルチモジュールシステム」

・繰り返し地震に強い制震装置「アタックダンパー」を標準採用

高層ビルでも採用される制震技術を住宅用に開発し、それを標準仕様としています。

「アタックダンパー」とは、座屈拘束技術(地震時の揺れで建物を支える材料が変形しないようにする技術)+低降伏点鋼(強度が低く、延性が極めて高い純鉄に近い鋼材)を使用した、制震装置の事です。

ブレース(木造では筋交いと言われる柱と柱の斜めに入れる補強材)に「アタックダンパー」を採用した耐力壁「アタックフレーム」を使用して、地震の際に大きな力が繰り返し加わっても建物の損傷を抑えてくれます。

東日本大震災の1.2倍に相当する変形試験を180回繰り返しても性能にほとんど変化は無く、高い耐震性を実証しています。

・15cm単位で調節可能な「マルチモジュールシステム」

マルチモジュールシステムとは、縦にも横にも15cm単位で間取りの調整が出来るシステムの事です。

細かな調整のおかげで、様々な敷地の形状に合わせた設計が可能となり土地を有効活用する事が出来ます。

天井高は240cmを基準とし250cm、270cm又は225cmの全部で4段階の設定が可能です。天井高を微調整できるので、敷地の建物の高さに関する制限に対応出来たり、2階や3階をハイ天井にしてゆとりのある広々としたリビングなども作れます。

縦だけでなく横方向にも15cm単位で調整ができるので、2階部分をせりだすオーバーハングも可能にし、駐車場上のスペースも有効活用する事が出来ます。

◦大型パネル構造(F構法)

F構法は軽量鉄骨を使い、主に1階,2階建ての住宅に採用される事が多い構法です。HS構法が軸組工法なのに対して、「F構法」は2×4工法の枠組壁工法のような構造をしているのが特徴です。

フレーム状に組まれた骨組みに構造用面材を打ち付けパネル化し、それらを外壁や床、屋根に使い六面体に組み合わせたモノコック構造となっています。

モノコック構造は地震や台風などの外力を点ではなく面全体で受け止め外力を建物全体へバランスよく分散します。その為、耐震性に優れた構造です。

・パワテックパネル/アタックフレーム

パナソニックホームズが採用している、骨組みに構造用面材を打ち付け一体化したパネルは「パワテックパネル」と呼ばれており、震度5(弱)程度の地震力を受けた時の建物の高さに対する変形量は1/400程度で、建築基準法で定められた変形量1/200の基準よりはるかに小さい変形量となります。

建物内部の間仕切り部分にはHS構法でも採用されているアタックダンパーを使用したアタックフレームが使われるのでF構法も繰り返し地震に強い構造となっています。

また、パワテックパネルは予め設備管理の整っている工場で生産され現場ではそれを組み立てるだけなので職人の腕に左右される事なく品質が安定している事、そして工期も短くする事が出来ます。

上棟工事が最短1日で終わるという特徴もあり、雨に濡れる心配も少なくて安心できる構法です。

◦重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)

NS構法は重量鉄骨を使い、主に3階~9階建ての多層階住宅に採用される事が多い構法です。

接合部分に現場の精度に影響を受ける現場溶接工事をなくし、高力ボルトを使用した無溶接ボルト構法を採用しています。これにより高精度・高品質そして高い耐震性を実現しています。

・カーテンウォール工法

カーテンウォール工法とは、予め工場で生産された非耐力壁の外壁パネルを現場に運び、クレーンを使って構造躯体に取り付けていく工法の事です。

カーテンウォール(建物の荷重を負担しない非耐力壁)を使用する場合、主に柱や梁、屋根で建物の荷重を支える事になります。その為、重量鉄骨を用いた高層ビルなどで使用されることが多い工法です。

工期が短縮できる事に加えて、建物周辺に足場を設置する必要がないので隣家との境界線ギリギリまで建物を寄せた建築が可能となります。

そうした特徴もあるのでNS構法は、都心部などで敷地は狭いが高さのとれる土地で特に力を発揮します。

また、斜材部を必要としない重量鉄骨造なので木造や軽量鉄骨造と比べて柱と柱の間隔を大きくとる事が出来ます。

NS構法が採用される多層階住宅のビューノでは最大10.8mまでの無柱空間が可能です。(ワイドスパン設計)オーバーハングも最大3.6mまで可能となっています。

ワイドスパン設計
ワイドスパン設計
大きなオーバーハング
大きなオーバーハング

基礎

パナソニックホームズではスウェーデン式サウンディング試験による地盤調査を行い、それぞれの土地に合った基礎工法を採用しますが多くの場合は布基礎となります。

布基礎はベタ基礎に比べて、根入れ深さがある事や底盤の厚みがある事でより荷重に耐えられます。鉄骨造は木造よりも建物の重量があるので、荷重に対して強い布基礎が採用される事が多くなります。

また、パナソニックホームズの基礎は、建築基準法で定められた立ち上がり幅12cm以上という決まりを優に超える17cmを確保しています。この厚みにより重量鉄骨など重たい構造躯体も足元からしっかり支えてくれます。

断熱性能

パナソニックホームズでは4~7地域においてZEH基準相当であるUA値0.6W/m2・K(断熱等級5)に対応しています。高断熱仕様の商品であれば標準で断熱等級6にも対応可能です。

◦断熱等級と基準となるUA値

等級/地域区分1234567
断熱等級7
(HEAT20 G3基準相当)
0.20.20.20.230.230.260.26
断熱等級6
(HEAT20 G2基準相当)
0.280.280.280.340.340.460.46
断熱等級5
(ZEH基準相当)
0.40.40.50.60.60.60.6
断熱等級4
(H28年 改正省エネ基準)
0.460.460.560.750.870.870.87
地域区分表

換気システム

換気システムは給気も排気も機械で行う第一種換気のエコナビ搭載換気システム「HEPA+(ヘパプラス)」が採用されています。

一年を通じて温度変化の少ない地熱を利用してベース空間(床下)より空気を取り込み、冷暖房の負担を減らす換気を行います。

またヘパプラスには高性能なHEPAフィルターが搭載されており、花粉や黄砂だけでなく、PM2.5など外気の汚れを取り込まないようになっています。

パナソニックホームズの全館空調「エアロハス」はオプションで採用が可能です。(※「エアロハス」が標準仕様の商品もあり)

光触媒タイル外壁

標準でキラテックタイル(光触媒タイル外壁)が採用されているのもパナソニックホームズの特徴の一つです。

タイルは石や砂、土など劣化しない天然素材を高温で焼き固めたもので耐久性が高く、硬度もありひび割れやキズに対して強い特徴があります。

また、長期間日差しや風雨に晒されても変色や劣化もしにくく、吸水率が約1%と非常に低いので耐水性にも優れています。

こうした高機能なタイルに防汚性能をプラスしたのが光触媒タイル外壁「キラテック」です。

タイル表面に太陽の光があたる事でホコリ、チリなどの吸着を抑え汚れの付着力が弱められます。そこに雨がふると雨水が汚れの下に入り込み、汚れを浮かして落ちやすくします。

セルフクリーニング機能によって外壁の美しさを長くキープする事ができてメンテナンス費用も抑える事が出来ます。

長期優良住宅対応

パナソニックホームズは標準仕様で長期優良住宅に求められる5つの性能基準を満たしています。

性能項目基準
1.耐震等級認定基準の「等級3」を満たし、建築基準法で定める1.5倍の地震力でも倒壊・崩壊しない耐震性能優れる住宅。
2.一次エネルギー消費量等級認定基準の「等級6」を満たし、エネルギー消費を抑え、省エネ性能に優れた環境に優しい住宅
3.断熱等性能等級認定基準の「等級5以上」を満たし、外気温の影響を受け難く、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住空間を実現。
4.劣化対策等級認定基準の「等級3」を満たし、通常想定される維持管理で100年程度継続使用できる住宅。数世代に渡り、住宅の構造躯体を維持出来ます。
5.維持管理対策等級認定基準の「等級3」を満たし、耐久年数が短い設備等の維持管理(清掃・点検・補修)を容易に実施できる住宅。

保証制度

保証・アフターサポート(初期保証35年)
初期保証35年
保証・アフターサポート(初期保証20年)
初期保証20年

パナソニックホームズの保証制度は初期保証35年と初期保証20年の2パターンあります。

初期保証35年適用条件

・[外壁]タイル貼り・天然石貼り
・[屋根葺材]陶器瓦・軽量瓦(高耐候仕様)・シート防水(フラット屋根)
※屋根に太陽光パネルを搭載している建物も対象となります。
※天窓を採用した建物は対象外となります。
※沖縄エリアは対象外となります。

上記に該当しない建物は初期保証20年となります。ただしどちらの場合も雨水の侵入を防止する部分(防水)の初期保証は構造躯体の初期保証のマイナス5年になっています。

また、最大で60年保証となっていますが、初期保証が切れるタイミングで有料メンテナンス工事を受け、以降は10年毎に有料メンテナンス工事を受ける必要があります。

◦地震安心保障もあり

震度7(計測震度6.8以下)の地震までを対象とし、地震の揺れによる全壊時の建て替え、半壊時の補修を最長35年間保証限度額5,000万円まで保証してくれる制度もあります。

パナソニックホームズの特徴

◦地震に対して強い家

重量鉄骨のNS構法は言わずもがな、HS構法は高性能な制振装置が標準で付いており、F構法は地震に強いモノコック構造です。

現在の基準では耐震等級1の1.5倍の耐震強度のある建物が最高等級の3となっていますが、もし今後上の等級が新設されても標準仕様で基準を満たせる程耐震性能が高いです。

◦高級感ある外観&設計自由度も高い

標準仕様で高性能な外壁タイルを採用する事が出来ます。全面タイル外壁は重厚感&高級感のある外観になります。

また、HS構法では「マルチモジュールシステム」により15cm単位で調節が可能なので鉄骨造の中では設計自由度が高いです。無柱空間の広々リビングや大開口窓も作れます。

◦長期の初期保証

保証制度は2パターンありますが、初期保証35年であれば業界トップクラスの初期保証期間です。地震保障も最長35年ついており保証制度は充実しています。

潰れる?やばい?特徴や仕様から分かる事

パナソニックホームズの特徴や仕様などを確認してきましたが、「やばい」という印象は全くありません。

坪単価は80万円~100万円位が平均値となり、HMの中でも高い方ですが鉄骨造をメインで取り扱っている他大手と比べると同じ位の価格帯です。

その為、標準でのデザインや性能・設備×価格のバランスが悪すぎて家が売れず潰れるといった事は考えづらいです。

また、ちょっと気になった点でYahoo!知恵袋の不動産カテゴリーに「パナソニックホームズは軽量鉄骨なので2030年省エネ基準をクリアーできず潰れます。」という回答があります。

パナソニックホームズは軽量鉄骨なので
2030年省エネ基準をクリアーできず潰れます。

Yahoo!不動産

こちらに関してですが、建築物省エネ法が改正され2025年以降の新築住宅には省エネ基準「断熱等級4」の適合を義務付け、2030年には「断熱等級5(ZEH基準)」の適合を義務付ける予定となりました。

(2025年以降の「断熱等級4」の適合義務付けは決定事項ですが、2030年以降の「断熱等級5(ZEH基準)」の適合義務付けは今のところはまだ"予定"です。)

つまり、回答者さんはパナソニックホームズは「断熱等級5(ZEH基準)」をクリアー出来ないから潰れるとおっしゃっていますが、既に標準仕様で4~7地域はZEH基準をクリアしています。

更に、現時点で一つ上の断熱等級6を標準仕様で満たす商品もあります。

確かに鉄骨造は木造に比べると断熱性は劣りますが、今日日ZEH基準を満たす性能位は苦戦せずにクリア出来ますので義務化される基準をクリア出来ずに潰れるといった事はまずありません。

特徴や仕様を見るかぎり"潰れる"とか"やばい"という印象は全くないので、続いてパナソニックホームズの業績などをチェックしていきたいと思います。

最終的にはカタログスペックで比較を

耐震性能や断熱性能(UA値)気密性能(C値)など住宅性能を比較する時は必ずカタログスペックで比較を行いましょう。

HPには具体的な数字が載っていない事や、まとめサイトの情報が古くなっている事、地域やタイミングで標準仕様が変わる事等があるので最終的には最新カタログを参考に比較を行いましょう。

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まずはカタログを取り寄せ比較してみましょう。

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業績不振でやばい?潰れる?財務状況をチェック

「パナソニックホームズ 潰れる」というキーワードでの検索は、倒産してしまわないか心配、万が一倒産しちゃったらどうなるの?という点で検索されていると思いますので、財務状況をチェックしながらその辺を説明していきます。

パナソニックホームズ 潰れる?

パナソニックホームズの決算公告などを参考に潰れる心配が無いか調べてみました。

◦パナソニック ホームズ株式会社(2023年3月期:決算公告)

科目金額(単位:百万円)
流動資産150,823
固定資産90,411
流動負債108,598
固定負債13,215
自己資本119,420
総資本241,235

2023年3月期の決済広告を元にパナソニックホームズの自己資本比率/流動比率/固定比率/長期固定適合率などをチェックしていきます。

・自己資本比率
自己資本比率=自己資本÷総資本
一般的に70%以上なら理想企業、40%以上なら倒産しにくい企業と言われています。

・流動比率
流動比率=流動資産÷流動負債
一般的に200%以上なら理想企業、100%以上なら支払い能力が支払い義務を賄っている、100%以下だと負債返済に苦しんでいる企業とみられます。一般的には120~150%あれば安全と言われています。

・固定比率
固定比率=固定資産÷自己資本
一般的に100%~120%以下がいいと言われています。

・長期固定適合率
長期固定適合率=固定資産÷(自己資本+固定負債)
一般的に100%以下がいいと言われています。

自己資本比率49.50%安全圏
流動比率138.88%安全圏
固定比率75.71%安全圏
長期固定適合率68.17%安全圏

2023年3月期の決算公告に加えて、過去2年分の決算公告も確認を行い、その推移などもチェックしてみましたが、決算公告を見るかぎりパナソニックホームズがすぐに潰れるとは考えづらいです。

それにパナソニックとトヨタの合弁会社であるプライムライフテクノロジーズ株式会社が親会社でもあります。

100%で保証できる事ではありませんが、この先数年以内にパナソニックホームズが倒産する可能性は低いので潰れる心配はしなくて大丈夫そうです。

潰れる可能性よりも、注文住宅事業から撤退をしてその他の事業に注力をする可能性の方が高いかなと思います。ただ、万が一そうなったとしても会社自体は存続しているので契約時の取り決めは問題無く履行されると思います。

パナソニック「テクノストラクチャーの家」と勘違い?

提供している家の性能や価格、財務状況などからパナソニックホームズが潰れる可能性は低く、それなのに「パナソニックホームズ 潰れる」というKWでの検索があるのは、ひょっとするとパナソニック「テクノストラクチャーの家」とパナソニックホームズを混同しているのではないかと思われます。

「パナソニックホームズ」と「パナソニック テクノストラクチャーの家」は同じパナソニックグループの関連会社ですが全く別の会社です。

パナソニックホームズは大手ハウスメーカーなのに対して、「テクノストラクチャー」はパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社がFC本部を努める工法のフランチャイズです。

パナソニックが開発した工法(テクノストラクチャー)の構造躯体を提供してもらい、地元のFC加盟工務店が実際には家を建てます。

「パナソニックホームズ」と「テクノストラクチャー」の構造躯体も全く別物で、パナソニックホームズは鉄骨造なのに対して、テクノストラクチャーの家は梁が木材と軽量鉄骨を組み合わせたオリジナル部材になっているが木造住宅です。

パナソニックホームズは、パナソニックホームズが販売・施工・管理まで全て行いますが、「パナソニック テクノストラクチャーの家」の場合は、全て地元のFC加盟工務店が行います。

FC加盟工務店との契約になるので万が一工務店が倒産した場合でもパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社が保証するということはありません。

「テクノストラクチャーの家」だと潰れる可能性はある

パナソニックホームズが潰れる可能性は低いですが、パナソニック「テクノストラクチャーの家」の場合だと、契約を結ぶのは地元のFC加盟工務店なので潰れる可能性はあります。

最近は工期長期化・人手不足・資材高などの理由で工務店の倒産が増えてきていますので「テクノストラクチャーの家」以外でも、比較的規模の小さな地元密着型の工務店と契約をする時は注意が必要です。

最低でも「住宅完成保証制度」が利用できる住宅あんしん保証に登録している工務店がどうかはチェックしておきましょう。

まとめ

「パナソニックホームズ 潰れる」や「パナソニックホームズ やばい」といったKWが気になったので、会社の特徴や主な仕様、財務状況などをチェックしてきました。

結論としては、『パナソニックホームズは潰れる可能性は低いしやばい会社でも家でもない。パナソニック「テクノストラクチャーの家」と混同している場合、そちらはFC制の為契約した工務店が潰れる可能性は考えられる』という事です。

パナソニックホームズに関して潰れる可能性は低いですが、提供される家のデザイン・性能・仕様やサービスが合う・合わないは別問題です。

「良い!」と思っていても、他と比較してみると「いや、こっちの方が合うな」と新たな発見があるので、これから家づくりを行う方は複数の候補をあげて見比べるようにしましょう。

素敵なマイホームづくりを応援しています。

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この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。