規格住宅(セミオーダー住宅)メーカーおすすめランキング/23年版

コスパの良い家が建てられるとあって最近は規格住宅(セミオーダー住宅)の注目度が高まっています。
それに伴い規格住宅を建てる施主さんが増えてきていますので、人気の規格住宅を取り扱うおすすめのハウスメーカーをランキング形式で発表していきたいと思います。
また、規格住宅とは何か?フルオーダーの注文住宅や建売住宅との違いは?等も一緒にご説明していきます。
- 1. 規格住宅とは。フルオーダーの注文住宅や建売住宅との違いは?
- 2. 規格住宅を取り扱うハウスメーカーおすすめランキング
- 2.1. 1位:積水ハウス「積水ハウスノイエ」
- 2.2. 2位:ヘーベルハウス「my DESSIN(マイデッサン)」
- 2.3. 3位:三井ホーム「MITSUI HOME SELECT」
- 2.4. 4位:一条工務店「i-smile(アイスマイル)」
- 2.5. 5位:パナソニックホームズ「V’esse(ヴェッセ)」
- 2.6. 6位:ダイワハウス「Lifegenic(ライフジェニック)」
- 2.7. 7位:住友林業「Forest Selection BF(フォレストセレクションBF)」
- 2.8. 8位:トヨタホーム「Since LQ(シンセLQ)」
- 2.9. 9位:ミサワホーム「SMART STYLE(スマートスタイル)」
- 2.10. 10位:ヤマト住建「erabo-style(エラボスタイル)」
- 2.11. 11位:スウェーデンハウス「Hemma Bast(ヘンマベスト)」
- 2.12. 12位:タマホーム「シフクノいえ プレミア」
- 3. 規格住宅が人気の理由
- 4. まとめ
規格住宅とは。フルオーダーの注文住宅や建売住宅との違いは?

始めに「規格住宅」の説明や、フルオーダーの注文住宅や建売住宅との違いについてご説明したいと思います。
規格住宅(セミオーダー住宅)
規格住宅とは、ハウスメーカーや工務店など住宅メーカー側が決めた規格に沿って建てる住宅の事を指します。
間取りや外装・内装のデザインや設備等が規格化されており、それぞれプランが複数用意されています。施主側は予め用意されたプランの中から好みのものを組み合わせて家づくりを行います。
用意されている間取りプランやデザインプランの数は住宅メーカーによって異なります。
プラン数が豊富に用意されてある住宅メーカーであれば、ライフスタイルにあった間取りや好みに合ったデザインを見つけやすく、組み合わせ数は数千通りにもなるので規格住宅でも希望通りの家づくりを行いやすいです。
住宅メーカーの中には"企画"住宅と表記している会社もありますが同じ意味です。
フルオーダーの注文住宅と建売住宅との違い
◦注文住宅(フルオーダー住宅)
フルオーダーの注文住宅は建築基準法に抵触しない範囲であれば、予め用意されてあるプランなどはなく、こだわりに合わせて間取りやデザインを営業担当や設計士と決めて建てる住宅の事を指します。
規格住宅とは異なり、イチから作り上げていくので自由度は高いですが打ち合わせにも工期にも時間がかかります。また、建築費用も規格住宅より高くなります。
完全自由設計の住宅などと呼ばれたりもします。
◦建売住宅
不動産会社などが土地を仕入れて、土地と既に建築済みの建物をセットで販売している住宅の事を指します。分譲住宅もほぼ同じ意味です。
既に建物が完成している状態で売られているので設計自由度という意味ではゼロです。
購入後に直ぐに住めるというメリットがあります。価格面ではフルオーダーの注文住宅と比べると安いです。規格住宅と比べるとやや安いかそれほど変わらない位です。(※規格住宅のプランによる)
<セミオーダー住宅の立ち位置>
セミオーダー住宅は、ルール内であれば間取りの変更が少し可能等、フルオーダー住宅と規格住宅の中間的な立ち位置の意味合いで使用している住宅メーカーもあります。
セミオーダー住宅=規格住宅として、同じ意味合いで使用している住宅メーカーも多くあり、厳密に使い方が定まっている訳ではありません。
当記事では、セミオーダー住宅=規格住宅として記載していきます。
規格住宅を取り扱うハウスメーカーおすすめランキング

人気の規格住宅を取り扱っているハウスメーカーをランキング形式で12位まで紹介していきたいと思います。
尚、ランキングの順位はライフルホームズの2023年最新住宅メーカー人気ランキングを参照しています。
※ 規格住宅のカタログは、リンク先から建てる地域を選択し、気になるハウスメーカーにチェックを入れて、お問い合わせ内容の欄に「規格住宅のカタログが欲しい」等記入してお問い合わせすればOKです。
1位:積水ハウス「積水ハウスノイエ」

(https://www.noie.sekisuihouse.co.jp/)
「積水ハウスノイエ」は積水ハウスのセカンドブランドである「積水ハウス ノイエ株式会社」が取り扱う規格住宅です。
積水ハウスの実例を元に、厳選されたプランをパッケージ化して積水ハウスのクオリティはそのままに手の届きやすい価格を実現しています。
積水ハウスは木造・鉄骨どちらも扱っていますが積水ハウスノイエは広く普及している木造の在来工法で建てられます。積水ハウスの自由設計の場合、打ち合わせは20回ほど行われますが積水ハウスノイエは規格化されているので8回程度で済み、手間がかからないので時間もお金にも余裕が生まれます。
2位:ヘーベルハウス「my DESSIN(マイデッサン)」
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(https://www.asahi-kasei.com/jp/)
「マイデッサン」はヘーベルハウスの一級建築士により作成された、暮らしやすい住まいのノウハウが詰まった230の間取りプランの中から家づくりを行います。
計算された家事動線や使い勝手のよい収納、人気の設備など住み心地の良さにこだわった規格住宅です。
外観やキッチン、インテリアもプロが厳選したプランの中から選ぶので失敗が少なく、またマイデッサンには将来売りに出した時に6ヶ月売却できなかった場合に旭化成が買取を行う"買取保証"が付いている点も魅力の一つです。
3位:三井ホーム「MITSUI HOME SELECT」

(https://www.mitsuihome.co.jp/)
「三井ホームセレクト」はWEB限定の規格住宅です。好みの外観や間取り、インテリアなどを家にいながらシミュレーション出来て簡単に家づくりが行えます。
メタバース上で建物見学も可能で、外観・インテリアの色変更もその場で出来るので完成イメージが掴みやすいです。
間取りは100を超える暮らしやすいプランが用意されており、外観もインテリアも設備もこだわりを満たすデザインがラインナップされています。
4位:一条工務店「i-smile(アイスマイル)」
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(https://www.ichijo.co.jp/)
「アイスマイル」は、公式から"実質月々4万円台の一条の家"とPRされている、約4,000プランから選べる規格住宅です。一条の性能や快適性はそのままにお求めやすい価格を実現しています。
アイスマイル専用のタブレットを使って、自宅にいながら間取りや仕様を決められます。カラーチェンジ機能でデザインイメージも掴みやすく、金額も確認出来ます。
一条工務店では「アイスマイル」の他に「HUGme(ハグミー)」という、本体価格1,639万円(税込)から販売されている規格住宅もあります。
5位:パナソニックホームズ「V’esse(ヴェッセ)」
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(https://homes.panasonic.com/)
「ヴェッセ」はWEB限定の規格住宅です。プロが厳選をしたプランをベースに価格を確認しながら、オンライン上でいつでも気軽に家づくりが行えます。
WEBを有効活用する事で人件費などが抑えられ価格にも反映されています。プランや設備など選択肢一つ一つに価格が明記されているので総額も分かりやすいです。
ヴェッセの他にも、箱型の外観デザインや間仕切り壁をあまり設けず空間を繋げる設計が特徴的な「リビングボックス」という規格住宅も取り扱っています。
6位:ダイワハウス「Lifegenic(ライフジェニック)」
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(https://www.daiwahouse.co.jp/)
「ライフジェニック」はWEB限定の規格住宅です。WEB上で間取りや外観、インテリアなどを自分好みにセレクトするだけでライフスタイルにマッチする家がつくれます。
147の間取りプラン、5つの外観デザイン、5つのインテリアスタイルから組み合わせ家づくりを行うパターン以外にも、簡単な質問に答えるだけで自分達家族に合う最適なプランを提案してくれる「ライフスタイル診断」という作り方も出来ます。
WEB上で完成イメージを見ながら、外壁や設備などのカスタマイズも可能です。初期保証が30年と長期である事も魅力の一つです。
7位:住友林業「Forest Selection BF(フォレストセレクションBF)」

(https://sfc.jp/)
「フォレストセレクションBF」は、1500を超える間取りプランの中からベースを決めて、こだわりをオーダーで追加も出来るセミオーダー寄りの規格住宅です。
構法自体は自由設計と同じ住友林業独自のビッグフレーム構法(BF構法)で建てられるので無柱空間の広い開放的な間取りも多く、優れた耐震性も確保されています。
最近のニーズに合わせて"ひとつ上の、シンプル"をテーマに開発された2023年7月リリースの新商品「Premal(プレマール)」という規格住宅も取り扱っています。
8位:トヨタホーム「Since LQ(シンセLQ)」

(https://www.toyotahome.co.jp/)
「シンセLQ」は、"プロがつくる、私がアレンジ。"をコンセプトに開発された、自由設計の品質をお求めやすい価格で建てる事の出来る規格住宅です。
プロが厳選した間取りプランは38プラン、外観デザインは52種類、インテリアのバリエーションも豊富にある中、それぞれ自分好みにアレンジを加える事も可能です。
2022年秋にリニューアルされて、トヨタホームの人気の設備、全館空調+床冷房「スマート・エアーズPLUS」がLQでも対応出来るようになりました。
9位:ミサワホーム「SMART STYLE(スマートスタイル)」
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(https://www.misawa.co.jp/)
「スマートスタイル」は、ミサワホームがこれまで蓄積してきた知恵と工夫を惜しみなく盛り込んだプランが用意されてある規格住宅のブランド名です。
共働き子育て世帯を想定した「SMART STYLE Roomie」や、4層のスキップフロアが特徴的な「SMART STYLE H」、ZHE標準対応の「SMART STYLE S」、平屋タイプの「SMART STYLE A」等、9つのスタイル×57の間取りプランから選ぶ事が出来ます。
ラインナップが豊富な事に加え、自分流にカスタマイズをする事も出来るので好みやライフスタイルに合った家づくりを行いやすいです。
10位:ヤマト住建「erabo-style(エラボスタイル)」
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(https://www.yamatojk.co.jp/)
「エラボスタイル」はオンライン上で簡単に家づくりが行える規格住宅です。パソコンやスマホ、タブレットからいつでもプランを組み合わせてシミュレーションが出来ます。
「開放感のある家」や「オープンキッチンの家」、「テレワークスタイル」、「アウトドアフリークの家」、「ガレージハウス」、「ホームシアター」等、選べるスタイルも豊富です。
ヤマト住建では他にも、屋上のある家を規格化した「エネージュ SGR」や平屋の規格住宅「エネージュONE」などもあります。
11位:スウェーデンハウス「Hemma Bast(ヘンマベスト)」
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(https://www.swedenhouse.co.jp/)
「ヘンマベスト」は、スウェーデンハウスが誇る北欧基準の高い住宅性能と優れたデザイン性はそのままにコストを抑えて建てる事の出来る規格住宅です。
家の形、間取りレイアウト、豊富なカラーバリエーションの中から自分好みのプランを組み合わせていきます。用意されてある間取りプランは本州版190プラン・北海道版65プランです。
スウェーデンハウスでは他にも、ライフスタイルに合わせてカスタマイズ出来る「サキタテネスタ」や、屋根付きアウトドアリビングのある平屋「レットナード」等の規格住宅も取り扱っています。
12位:タマホーム「シフクノいえ プレミア」

(https://www.tamahome.jp/)
「シフクノいえ プレミア」は、平屋建て本体価格1,087万円(税込)から、2階建て本体価格1,149万円(税込)から建てられるリーズナブルな規格住宅です。
しかも屋外給排水工事費用や工事監理費用、下水道接続工事費用等々、本体工事費用に一部の付帯工事費用を加えたコミコミでの価格です。
平屋建ては20プラン、2階建ては60プランが用意されており、基本的な構造・工法は自由設計の商品と同じなので耐震等級3も確保出来ます。
※建物価格は建材の仕入費や運送コストなどにより変動する事があります。プラン数も追加されたり、不人気プランは削除されたりと流動的なので最新情報は最新カタログ等で確認しておきましょう。
規格住宅が人気の理由

規格住宅の人気が高まっている主な理由は、規格住宅のメリットに関係してきます。
ここでは規格住宅のメリットと反対に注意しておいた方が良いデメリットをご紹介致します。
人気の理由(メリット)
安いだけじゃなくコスパの良い家が建てられる
規格住宅がフルオーダー住宅と比べて安く提供できる理由は仕入れ代と人件費を抑制出来るシステムだからです。
使用する建材や設備を規格化し限定する事で大量仕入れが可能となり仕入れ価格を抑える事が出来ます。
規格化されているので打ち合わせの回数を少なく出来る&工期も短く出来るので人件費を抑える事が出来ます。
そうした事から提供価格を安くする事が出来ますが、基本的な構造・工法はそのハウスメーカーの自由設計の商品と同じ造りなので品質・性能は保たれます。
よって価格の割には質の高いコスパに優れた家を建てる事が可能となります。
ハイクラスのハウスメーカーも候補に加えやすい
フルオーダー住宅だと高くて手が出せないハイクラスのハウスメーカーでも規格住宅にする事でお求めやすい価格で建てる事が出来ます。
社会的信頼度の高い大手ハウスメーカーが責任を持って建ててくれる安心感やアフターサポートの手厚さ、構造躯体の屈強さは規格住宅であっても変わりません。
安く大手ハウスメーカーでマイホームが建てられるのも規格住宅の人気の一つです。
かかる費用が分かりやすい
規格化されている建築資材、設備を使用して間取りプランもある程度決まっているので建築費用がどの位かかるのかが分かりやすく資金計画を立てやすいです。
WEBでシミュレーションの出来る規格住宅などは、その都度価格を確認出来たりもします。
フルオーダー住宅だと当初の見積りよりも結果的に費用が大分かかってしまったという事もよくありますが、規格住宅ではそうした金銭トラブルが起こりにくいです。
完成イメージを掴みやすいのでギャップによる後悔が少ない
フルオーダー住宅だと完成した後に「思っていたのと違う」といった後悔がわりとあります。それは、思い描いていたデザインや住み心地がイメージと違う事で起こります。
規格住宅の場合は、デザインに関してはシミュレーションしたモデルを事前に確認出来たりするのでギャップが起こりにくいです。
住み心地に関しても、用意されてある間取りプランはこれまでの実績の中から評判の良い間取りやプロが厳選した間取りが集められています。
最近ではVRで間取りプランを体験できるハウスメーカーもあったりして、イチからつくるフルオーダー住宅に比べると失敗が少ないです。
手間がかからず簡単に家づくりが出来る
フルオーダー住宅は何でも自由に出来る分、何からすれば良いのか逆に困ってしまう事もあります。
「決める事が多すぎて、途中から営業担当さんの言う通りにした。これだったら始めから規格住宅で良かったかも…」といった声もあります。
規格住宅であれば、予めプランが用意されてあるのでそうした心配も無く、ある程度アレンジを加える事が可能なプランもあり、オリジナリティが出せるので作っている楽しさも味わえます。
プランの組み合わせをオンライン上で出来る規格住宅であれば、いつでも空いた時間に出来るので簡単に楽しみながら家づくりが行えます。
建売住宅より自由度が断然高い
デザインに関して外壁材や屋根材、玄関ドアやクロス、床材、建具などは豊富な種類が用意されている事が多いです。組み合わせは数千通りにも及ぶので好みのデザインも見つけやすいです。
間取りプランに関しても様々なライフスタイル毎に適した間取りが何種類も用意されている事が多いです。セミオーダー寄りの規格住宅であればアレンジを加えられるプランもあります。
性能や設備もオプションでグレードUPする事も可能なので、建売住宅に比べると規格住宅の方が自分好みの家を建てる事が出来ます。
注意しておいた方が良いポイント
フルオーダー住宅と比べると自由度は劣る
建売住宅より自由度は高いですがフルオーダー住宅に比べると劣ります。
その分、安く建てる事が出来るので致し方の無い部分ですが「他と被らない個性的なデザインで建てたい。」、「ちょっと変わったこだわりの間取りで建てたい。」等の希望がある場合は注意が必要です。
標準仕様から変更箇所が多いとコストメリットは無くなる
規格住宅は規格化された標準仕様で建てる事で安くなります。規格外となるオプションを色々と追加すると費用がかかりフルオーダー住宅とあまり変わらない価格になる可能性があります。
規格住宅のオプション費用は割高である事が多いので、標準仕様で満足できない場合は変更のし過ぎに注意が必要です。
敷地によっては建てられない可能性がある
規格が予め決まっているので敷地の条件によっては建てられない可能性もあります。既に土地をお持ちの方は、その土地に建てられるかを確認しておく必要があります。
土地の購入もセットで行う方は、購入後にそうしたトラブルに見舞われないように、土地探しとハウスメーカー探しは同時進行で行いましょう。
同時進行で行えばハウスメーカー側に施行可能な土地かどうかの確認もして貰えます。
まとめ

規格住宅(セミオーダー住宅)とはどういった住宅の事なのかや、規格住宅を取り扱うハウスメーカーのおすすめランキングなどをご紹介してきました。
規格住宅は価格が安く適度な自由度もありコスパに優れるのでこれから家づくりを行う方におすすめ出来るスタイルです。
ただ、選べる間取りプランの種類や柔軟性、外観・内装のスタイル、選べる設備のグレード等はハウスメーカー毎に異なります。
自分の好みや条件にあう会社を見つけるために、5~6社以上は候補にあげて比較・検討を行いましょう。素敵なマイホームづくりを応援しています。
※ 規格住宅のカタログは、リンク先から気になるハウスメーカーにチェックを入れて、お問い合わせ内容の欄に「規格住宅のカタログが欲しい」等記入してお問い合わせすればOKです。
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