中庭のある家は不幸?それとも幸せ?風水・家相対策

2022-07-08

中庭のある家は採光性に優れ、開放感も高まり、更に中庭というプライベートな空間も確保出来るので注文住宅で人気の間取りの一つです。

ただ、家相学の観点から見た時に中庭は「凶」とされる事もあり、その事が原因で「中庭の家を建てると不幸になる?」なんて話が噂程度に広がっています。

そこで当記事では、中庭のある家はなぜ家相的に「凶」と言われているのか?そして、その対策はあるのか?などを中心に記載していきます。

中庭のある家を検討中の方にぜひ読んでほしい記事です。

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中庭のある家は不幸?

中庭のある家は家相学の観点から見ると「凶」とされていますが、風水学の観点から見ると必ずしも凶ではなく、特殊な土地環境の場合、絶大な幸運をもたらしてくれる間取りとされています。

中国の伝統的な住宅様式の一つ「四合院」
中央に庭園(中庭)を構える。風水学的には吉

「家相」と「風水」ってどう違うの?

と思われた方も多いと思いますので、風水と家相の違いをウィキペディアを引用しつつ簡潔に説明しておきます。

風水
古代中国の思想で、都市、住居、建物、墓などの位置の吉凶禍福を決定するために用いられてきた、「気の流れを物の位置で制御する」という思想。

Wikipedia

家相
家相(かそう)とは、土地や家の間取りなどの吉凶を見るもの。風水と同じく中国から伝来したが、日本の神仏習合思想が深く関わりをもち、風水とは違い、日本独自の発展をしたものである。

Wikipedia

つまり風水は、住む土地の環境や気候・風土、また周りの建物など幅広い観点から運気をはかる考え方なのに対して家相は間取りと方角の関係から運気をはかる考え方です。

本場の風水では、その土地の気質や気の流れ、時間によって変化する天地間の気など様々な要因を元に考えられるのでかなり複雑です。

同じ方位で同じ間取りで建てた家であっても、建てる土地が異なれば対策も異なってくるのが本場風水の考え方です。

その為、中庭のある家を風水学から見ると必ずしも凶ではない。となります。

一方家相は、日本の風土や気候、神仏習合思想とも深く関わり合い日本独自に発展してきたもので、方位により吉凶を判断します。

例えば、北東は鬼が出入りする方角(鬼門)として昔から忌み嫌われていますが、風水では鬼門を必要以上に恐れる事はありません。

このように風水と家相では考え方が異なります。

中庭のある家が家相で「凶」とされる理由

家相では家の中心点の事を「大極」と呼び、大極は家の主の運勢を司っていると言われているので、中心がどこにくるのかを重要視します。

中庭のある家の間取りは、中庭を中心に配置するロの字型かコの字型、もしくはL字型の間取りが多く、その殆どの場合で家の中心点は中庭となり家の外に大極がある事になります。

この、「大極が家の外に出てしまっている状態」が家相学的には良くないとされているので、中庭のある家は凶と言われているのです。

大極が家の外にある間取りでは夫婦仲が悪くなるとか、大極に集まるとされているエネルギーが家に入らない為発展しづらくなる。等と言われています。

家を頑丈にする為、という役割も当然あるのですが、こうした「大極」を重視する考え方も加わり、昔の家では中心に大黒柱を建てる事が多かったのです。

ちなみに大黒柱は別名「太極柱」と呼ばれます。

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中庭のある家が不幸でない理由

中庭のある家は家相的にあまり良くない間取りだと言われていますが、家相を信用し過ぎる必要はないと個人的には思っています。

その為、「中庭のある家に住むと不幸になる」なんて事は全く思いません。

ただ、中庭のある家には中庭のある家特有のデメリットがあるので適切な対策をしないと、暮らしにくい家になってしまう。という事はあります。

以下では、家相を信頼し過ぎる必要のない理由と、中庭のある家で快適に暮らす為の対策などをご紹介していきます。

どこを中心点とするのかが曖昧

家相では家の中心点を重要視するのですが、中心点のとり方が流派によって異なるのです。

幾つか例をあげると

「敷地の中心点」
「敷地の中心点と建物の中心点の中間」
「建物の中心点」
「建物の重心点」
「太極柱(大黒柱)」
「一家の主の正寝」など.

中心点のとり方が異なれば、同じ家であっても中心点の場所は異なります。

更に言うと、建物の中心を中心点とする流派1つ見ても、建物の中心の取り方が複数あったりします。

中心点を重要視する割には中心点の取り方が流派や考え方によって異なる状況で、中心点を拠点とする吉凶作用を信用するに足るのか疑問に感じます。

吉凶の統一性の欠如

日本独自の発展を遂げた家相は元々幾つかの流派に分かれていました。

易学と方位には九星を用いる一派や風水理気学と方位には干支方を用いる一派、風水理気学と九星を用いる一派など、流派によって用いるものが異なる事で吉凶も異なってくるのです。

ある流派の家相学では吉とされる間取りでも、別の流派の家相学では凶とされる事もあり得る訳です。

そうなってくると、吉凶の信憑性は揺らぎます。

科学的根拠の希薄

家相で言われている事はどれも科学的データが乏しく、エビデンスがありません。

家相的に”良くない”と言われる間取りで建てた人が、”良い”と言われた人に比べて多くの不幸に襲われた。なんて言うデータはどこにもありません。

方位をもって吉凶を決めるナンセンスさ

家相では北東の方角を鬼門、その反対の位置にあたる南西の方角を裏鬼門と言います。

鬼門にあたる北東は陽当たりが悪くジメジメしやすい方角で、冬は家の中でも寒い場所になります。その為、トイレや浴室、玄関などを配置するのは避けた方が良いなどと言われています。

このように方角によって避けた方が良いとされる間取りがあるのですが、ただ方角から受ける影響は建てる地域や場所によっても大きく変わります。

山の近くや河川の近く、海の近くなど周辺環境により状況は変わってきます。

単純に東に高い建物がある家と無い家とでは風や陽の当たり具合も変わります。

また、中庭のある家を建てる方は中庭にシンボルツリーを植える方も多くいますが、方位・方角別で植えると吉とされる木なんて紹介をされている事もあります。

間取りでも同じ事が言えますが、木などの植物も地域の環境や家の周りの環境に応じて選んだ方が絶対に良いです。

例えば、海の近くの家でしたら塩害に強い花や樹木を植えましょう。寒冷地では寒さに強い植物を、高温多湿になりやすい盆地では高温多湿に強い植物を

手がかからない方が良ければ葉が落ちにくいとか水をあまりあげなくても育つとか、

家が建つ地域の環境や気候、家の周りの状況を無視して方位だけで吉凶を決める家相はナンセンスだと感じています。

ちなみに寒い方角やジメジメしやすい方角云々は家相で気を付ける事ではなく、家の性能で対処すべき案件です。

昔の家では難しかった事ですが、今の家は断熱性能も高く、全館空調などを取り入れれば家の中で寒い場所なんて無くなります。

気密性能もあげ、換気性能も高めれば家の中でジメジメした場所も方位・方角が関係してくることはなくなります。


以上の理由から家相を信頼し過ぎる必要はないと思っています。

ただ、家相を全く信用していないという事でもありません。

家相とは統計学に基づいた考え方でもあります。

家相でよくないとされている事は、実際に日本の住居には合わなかった事例が多かった為よくないと言われています。

一例を挙げると、家相的に凶相とされている「欠け」

一辺の長さが2/3以下の凹んだ部分の事を「欠け」と呼ぶ。

「欠け」が凶相と言われる原因は理論的に考えると、欠けがある事で陽が当たりずらく採光が十分でない箇所が生まれ、風通りも悪くなります。

そうなると湿気がこもりがちになりカビの発生リスクが高まります。

カビが発生し、躯体まで繁殖すると家が傷み、結果的に家の寿命を縮める事になります。

「欠け」がある家は無い家に比べた時に痛み具合が酷かったから、欠けは凶相とされるようになったと推測されます。

つまり、家相的にNGと言われている事は何かしらの原因があってNGと言われているので、その原因を知る事で家相を気にされる方もきちんと対策を取る事が出来ます。

中庭のある家の対策

中庭のある家が家相的に良くないとされている原因は、中庭のある家のデメリットに関係があると思われます。

そのデメリットを知り対策をとれば「中庭のある家は不幸?」なんて思う必要は全くありません。

中庭のある家のデメリット

湿気が溜まりやすい環境

ロの字型やコの字型の間取り場合、三方・四方を壁で囲まれているので中庭に熱や湿気が溜まりやすくなります。

その為、空気の流れをきちんと確保できるような作りが必要です。

また、雨が降ると中庭に雨水が溜まりやすくなります。

雨水が溜まらないように勾配をつけたり、下水に流すための集水マスを増やすなど、排水設備をきちんと整える必要があります。

中庭に小さい池などを設置したい時は、どうしても湿気が溜まりやすい環境となってしまいますので、常に風通りのよい中庭にする必要があります。

経験や知識が乏しい住宅会社だと、風の流れが考えられていなかったり、排水設備・換気対策などが不十分になる事もあるので中庭のある家を建てる時は実績豊富な住宅会社に依頼をしましょう。

メンテナンスが大変で虫対策も必要になる

排水設備を整えても、飛んできた木の葉や砂・泥などで排水管が詰まる恐れがあります。その為、定期的に庭のお掃除が必要となります。

他にも、定期的な草むしりや中庭に面した部屋に設置した大きな窓の掃除など、中庭のある家ならではのメンテナンスが必要になってきます。

また、虫対策も必要になります。

中庭の湿気対策が不十分だと、梅雨から秋の期間は虫が発生しやすくなりますので虫対策としての効果も期待できる湿気対策は必須です。

夜間に中庭をライトアップさせて景色を楽しむ方も多いですが、虫対策として虫が寄って来にくいライトを使用したり、殺虫気を設置するなどの対策を取りましょう。

断熱性能が低くなりやすい

中庭を家の中から眺める為だったり、中庭への出入りの為だったり、中庭のある家は無い家に比べると窓が多くなりがちです。

窓のサイズも大きい窓を設置しがちです。そうした事情により断熱性能が低くなりやすいです。

断熱性能の低い家は快適ではないですし、冷暖房効率も悪いでの光熱費が高くなります。

結露が発生しやすい環境にもなります。特に壁内結露は家の寿命にも関わってくる事なので、中庭のある家を建てる時には高い断熱性能を保てるように意識しましょう。

高い断熱性能にするには、開口部(窓やドア)の断熱性能を特に気をつける必要があります。

「窓」の断熱性能を気にする時にガラス・中間層の気体・サッシ・スペーサーの種類を確認しましょう。

ガラスは単板ガラス<複層ガラス<Low-E複層ガラス<Low-Eトリプルガラスの順に断熱性能が高くなります。

ガラスとガラスの中空層に入れる気体は、乾燥空気<アルゴンガス<クリプトンガス<真空の順に断熱性能が高くなります。

サッシはアルミサッシ<アルミ樹脂複合サッシ<オール樹脂サッシ<木製サッシの順に断熱性能が高くなります。

スペーサーは、アルミスペーサー<樹脂スペーサーの順に断熱性能が高くなります。

おすすめは、Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り)、オール樹脂サッシの樹脂スペーサーの窓です。

もちろん、これ以上の断熱性能を求めるのもありですがこれ以上は価格がグっと上がってきます。コスパ的に丁度良いのがおすすめの組合せです。

窓の断熱性能を確保した後は玄関ドアや勝手口の断熱性能も確認しておきましょう。

勝手口に関しては付けないのが断熱性能を確保する手っ取り早い方法ですが、設置する場合はU値(熱貫流率)の低いものを採用しましょう。

玄関ドアに関しても同様です。U値を確認しましょう。

耐震性を確保する為に費用UPの可能性

シンプルな箱型の家と比較した場合、中央が空になっている中庭のある家は耐震性の面では不利となります。

大きな窓を多く設置する事も耐震性能が下がる要因となります。

ただ、今の施工技術や質の良い耐力壁を用いれば構造計算をした上での耐震等級2や3の確保は十分に可能です。

その為、耐震面は安心して大丈夫ですが、耐震性を確保するために耐震補強等が必要となりその分費用が高くなる可能性はあります。

中庭のある家が家相的に不幸と言われる原因(推測)

家相は統計学に基づいた考え方です。

昔の家の性能で考えた場合、中庭のある家(=中央がポッカリ空いた家)は、中心に大黒柱も建てられないので耐震面で不安が残ります。

また、欠けの部分(中庭)に湿気が溜まりやすくなり、それが原因で壁内結露などを起こし家の寿命が減るリスクが高まります。

更に家の中央が外になっているので室内が寒く生活のしづらい環境になっていました。

こうした中庭のある家のデメリットが昔の技術・性能ではカバーしきれなかったので、家相的に中庭のある家は凶相であるとされてきたのだと思います。

今の技術や住宅性能を持ってすればどのデメリットにも対処が可能です。

つまり、現在であれば中庭のある家が家相で凶相という事を必要以上に気にする事はないと思っています。

中庭のある家を建てる時の注意点

建築費用が高くなる

中庭のある家は一般的な住宅よりも建築費用が高くなります。

デメリットでも触れた耐震性能・断熱性能を確保する為の費用の他にも、基礎工事に使うコンクリートの量が増える事、設計が複雑になる事、庭を囲う壁やフェンス等が必要になる事、庭の排水工事が必要になる事などがあげられます。

居住スペースが減る

中庭にせずに部屋にした時と比べると、当然ですが居住スペースはその分少なくなってしまいます。

敷地が狭い場合、中庭を作ったことで動線が悪くなり生活が不便になったという失敗談もありますので間取りの工夫は必要不可欠です。

居住スペースを減らしても中庭が必要かどうかは十分検討しましょう。

中庭のある家で不幸になる人の共通点

中庭のある家で不幸になる人の共通点は家相を信じなかったとかではなく、住宅会社選びを間違えた方です。

検討をする会社が少なかったり、中庭のある家の実績やノウハウの乏しい会社だったり、十分な時間をかけて比較を行わなかったり

情報収集を怠った住宅会社選びでは、失敗や後悔をする事になりますので必ず複数社から資料等を取り寄せ、時間に余裕を比較・検討を繰り返しましょう。

play_circle 中庭のある家のカタログ

「中庭のある家のカタログ」が用意されている会社は、中庭のある家づくりを得意としている会社なので、そうした会社同士で比較・検討を行いましょう。

中庭のある家で不幸な間取り。幸せな間取り

中庭を考慮して間取りを考えないといけないので、中庭のある家の間取りは一般的な家よりも上手につくるのが難しいです。

中庭のある家の間取りで1番多い失敗例が「生活動線・家事動線の悪い間取りになってしまった・・・」です。

「生活動線をもっと意識して間取りを決めれば良かった…」

「洗濯する。干す。畳む。しまうの一連の作業が中庭を設けたせいで面倒な動線になってしまった。」

「中庭を通ればショートカット出来ると考えていたけど実際は雨で使えなかったり、ドアの開け閉めや中庭用のサンダルへの履き替えが面倒、サンダルが別の場所に行っていたり、汚れていたりして使えない」等

各部屋の配置や生活動線をしっかりと考慮した上で間取りを作成し、作成後はその間取りで生活を送る具体的なイメージを描きましょう。

間取りに取り入れたいアイデア

中庭のある家に人気の間取りを4つほどご紹介致します。

リビングと中庭の高さを揃える

リビングと同じ高さとなるように中庭にデッキを設ける事で、リビングとの一体感が生まれ、部屋も広く感じられます。

段差が無いので出入りが楽になり、子供や高齢の方でも危険が無く使いやすい中庭となります。

窓を開放した時には、同じ高さで空間がより広がるのでかなりの開放感を味わえます。

デッキはウッドデッキかタイルデッキを設ける事が殆どです。

ウッドデッキは木の温もりを感じる事が出来、加工もしやすいので曲線的なデザインも作る事が可能です。

デメリットとしては、天然木の場合シロアリの発生リスクや定期的なメンテナンスが必要です。人工木はメンテナンスはそこまで必要ないですが、カビの発生リスクはあります。

タイルデッキは、色の種類が豊富な事や高級感のある仕上がりになる点、耐久性が高くメンテナンスが楽といった点が好まれています。

デメリットとしては、夏場は照り返しが強く温度が上がりやすくなる事や、雨や雪で濡れた時に滑りやすくなる点、ウッドデッキよりコストが高くなる等があります。

家のデザインや内装のデザインと合うかどうか、メリットやデメリットも確認しながら好みのデッキを選んでいきましょう。

中庭に面している部屋には大きな窓を設置

中庭のある家のメリットである、採光と風通しの良さが大きな窓を付ける事で最大限活かす事ができます。

見た目的にもおしゃれですし、せっかく中庭を作ったのですから室内からも眺められるサイズの窓を設置するのが人気です。

窓を開けた時により開放感を感じたい方は、一般的な引違い窓よりもフルオープンにできる両開き窓や、引き分けタイプの窓がおすすめです。

椅子やテーブルを置いてテラス風に

軽食やティータイムを楽しめるようにカフェテラス風に中庭を作るのが人気です。

テラス風以外にも最近では、家にいながらキャンプ気分を味わえるベランピング(「ベランダ」と「グランピング」を組み合わせた造語)として楽しむ方も増えてきています。

テーブルや椅子などを雨晒しにする事に抵抗がある場合は、物置やホームロッカーなど収納スペースも中庭に設置しましょう。

シンボルツリーを植える

見た目的にもおしゃれですし、室内にいながら緑を感じる事が出来シンボルツリーによっては四季の移ろいも楽しめるので中庭にシンボルツリーを植える方が多くいます。

また家相的にもシンボルツリーを植える事で運気が上がるとする見方もあります。

コンパクトな中庭の場合には、枝葉が広がるツリーだと中庭が狭くなってしまうので広がらないタイプを選んだり、手をかけるのが面倒になりそうな場合は落葉が少ない植物を選んだり、土面が少ない場合は少なくても育つものを選んだりと植物の特性を知って選ぶのが良いです。

特性に加え、土地の風土や気候にも合った植物を選ぶようにしましょう。

ちなみに、「家相的・風水的にシンボルツリーは1本だけではダメ!中庭に木が1本だけだと”困る”という漢字が連想される為ダメよ」

と、かなりのこじつけ論法で1本ではダメ説を唱えている方もいますが、理由があまりに意味不明すぎるので気にする必要は全くないと個人的には思っています。

それでも気になる方は2本以上植えるようにしましょう。

まとめ

中庭のある家は不幸?それとも幸せかの判断材料となるように、中庭のある家が家相的に凶と言われている理由、そして原因

原因となるデメリットの対処法などを紹介してきましたが如何だったでしょうか。

日本古来よる伝わる間取りの吉凶を見る家相ですが、中心点や吉凶の統一性の欠如、科学的根拠の希薄、ただの迷信やナンセンスな点もあり絶対的に信用する必要はないと思っていますが

建築学的に見て一定の有効性が認められる点もあります。

それが中庭のある家の場合であれば、中庭を作るとそこに熱や湿気が溜まりやすくなる。対処しなければ家の寿命にも影響してくる。といった点や

断熱性能が下がりやすくなり、それも対処しなければ家の寿命にも影響してくる。といった点です。

ただ、そうした家相で凶と判断された原因とおぼしきポイントも今の高い住宅性能や設備、高い施工技術などをもってすれば殆どが対処可能です。

なので、中庭のある家のデメリットをきちんと対処した間取り・設計で建てれば全く不幸ではなく、寧ろ理想通りの幸せな中庭のある暮らしを実現できます。

その為、中庭を検討されている方は、中庭のある家を得意としている住宅会社の中から施工会社を選ぶのがおすすめです。

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この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。