【富士住建の平屋】間取りや坪単価・価格(総額)を実例を交え紹介
高品質・適正価格にこだわり「完全フル装備の家」として人気の富士住建。
そんな富士住建の平屋の特徴や参考間取り、坪単価・価格などを実例を交えて紹介すると共に、標準での主な仕様も確認していきたいと思います。
富士住建の平屋の参考間取り
富士住建の平屋は自由設計で建てる事が出来ますので、ご紹介する間取りはあくまで一例としてご覧下さい。
回遊動線や充実の収納で生活がよりしやすい平屋
シンプルなボックスタイプの形状で、白一色に木目調の縦格子がおしゃれなモダンな外観デザインのイメージ図です。
玄関横には大型のシューズクロークを備え、キッチンにも繋がっており生活・家事が楽になる回遊動線がとられています。
リビングには吹き抜けを採用。開放的で天窓から取り込む採光で明るいリビングに。16.5帖と広いロフトも設けられており収納力もバッチリの平屋です。
間取り | 1LDK |
延床面積 | 78.66㎡(23.75坪) |
コンパクトながら6帖3部屋を確保した平屋
大きな寄棟屋根にレンガ調のサイディングで落ち着いた印象を与える外観デザインのイメージ図です。
延床面積は約26坪とコンパクトながらも無駄のない作りで6帖のお部屋3部屋を確保しています。
キッチン横に洗面所、UBが並んでおり、キッチン⇒洗面所⇒ホール⇒LDKと抜けられるので家事動線も考えられた間取りです。
間取り | 3LDK |
延床面積 | 85.29㎡(25.75坪) |
使い勝手の良いウッドデッキのある平屋
玄関には壁を隔てて外から見えない仕様に。片流れ屋根と組み合わさってシャープ過ぎない丁度良い外観デザインとなっています。
玄関から直ぐの所にパントリーがあるので食品など荷物をしまうのも楽です。BBQやデッキで食事を楽しむ時に準備&後片付けが楽になるようにウッドデッキはキッチンに併設されています。
また、デッキはランドリールームとも繋がっているので天気の良い日には洗濯物も楽に干せる動線となっています。
間取り | 3LDK |
延床面積 | 120.90㎡(36.50坪) |
実例01.開放感と明るさ溢れるリビングのある平屋
寄棟屋根と片流れ屋根を組み合わせ、煙突みたいに突出してる形状が個性的な和モダンな印象を与える外観です。
リビングは片流れ屋根の勾配を活かして天井高を確保。開放感もありつつ、化粧梁(見せ梁)やシーリングファン、ダウンライトでおしゃれな空間に
浴室・洗面室はキッチンと横一直線に並べられており家事もしやすい配置となっています。
間取り | 2LDK |
延床面積 | 98.34㎡(29.7坪) |
実例02.大空間LDKを確保した平屋
片流れ屋根に全面黒でまとめられた外観はシックで落ち着いた印象を与えます。
家族が過ごす寛ぎのLDKは20帖を超える広々とした大空間を確保。天井の中央部分を周囲より一段高くとった折り上げ天井で開放感も生まれます。
主寝室には雨の日などに活躍する室内物干しユニットを装備しており、WICや納戸が併設されているのでしまう作業も楽に行えます。
間取り | 2LDK |
延床面積 | 105.99㎡(32.0坪) |
実例03.檜をふんだんに使った純和風の二世帯住宅の平屋
陶器和瓦が用いられた屋根や、黄色味のある塗り壁など気品ある純和風の外観デザインです。
リビングの窓にはガラスの上に開け閉め可能な障子を取り付けた猫間障子を採用し、庭の景色を眺められるようになっています。
玄関を境に右側が親世帯、左側が子世帯と一部共有型となっており、両世帯にとってちょうど良い距離感のとれた二世帯住宅の平屋です。
間取り | 5LDK |
延床面積 | 158.58㎡(47.9坪) |
富士住建の平屋の特徴
富士住建の平屋の特徴として、まず外観は片流れ屋根や切妻屋根、寄棟屋根や陸屋根やそれらを組み合わせたり複数の形状があり、屋根材も「陶器瓦」か「コロニアルグラッサ(スレート屋根)」から選ぶ事が出来ます。
外壁材もデザインやカラーのバリエーションが豊富な窯業系サイディングが標準で採用されています。
モダンスタイルや純和風、洋風、シンプルなど多様なスタイルに対応出来るので好みに合わせた外観で平屋づくりを行う事が出来ます。
設計面に関しては、もともと平屋は2階建てに比べるとワンフロアで完結するので生活が楽な住宅スタイルですが、より暮らしやすいように回遊動線を積極的に取り入れたり、洗濯の動線がスムーズな間取りが多いです。
また、コンパクトな平屋は設計次第では窮屈に感じられる事もあるのですが、そうならないように勾配天井を活かして吹き抜けを採用したり、床面の高さを揃えたデッキを設けたりして縦・横の空間に繋がりを持たせ広く感じられる工夫が行われています。
収納力も不足しがちな平屋ですが、大型のロフトを設けたりロフトに続く階段下スペースも収納スペースとして活用したりと、収納力もきちんと考えられた設計を得意としています。
更に、将来を見据えて車椅子でも生活しやすいように廊下幅を広めに確保したり、家中の段差をなくし引き戸にしたり、玄関スロープをつけたりバリアフリーな間取り設計も可能です。
そして何と言っても富士住建の代名詞でもある「完全フル装備」。フル装備の詳細は後述しますが、自由設計&完全フル装備&適正価格が揃っているので多くの方が比較検討の候補に入れておきたいHMかなと個人的には思います。
家づくりで後悔される方に共通しているのが「住宅メーカー同士の比較・検討不足」です。
◦CMでよく見かけたし知名度もある会社だから決めた。
◦「○○○工務店は良かったよ」等、親戚・友人が言っていたので同じ会社に依頼した。
◦いきなり訪れた住宅展示場で行った会社が魅力的で営業もイイ人だったので決めた。etc..
あまり候補をあげずに、ほぼ直観で決められた方は往々にして「もっと慎重に選べば良かった…」と後悔します。
そうならない為に、時間的な余裕を持って6社以上は候補をあげて比較・検討をおこないましょう。
play_circle 人気平屋住宅のカタログ富士住建の平屋の坪単価や価格(総額)
富士住建で平屋を建てた時の坪単価や価格(総額)の目安は幾ら位になるのか確認していきたいと思います。
坪単価は45万円~65万円が目安
富士住建の工法は4つの構造から選ぶ事が出来るのですが、樹齢60年の4寸紀州檜を使用する構造は坪単価60万円~70万円位しますが、平均値は約45万円~65万円位が目安となります。
この坪単価は他の大手HMに比べると安い価格です。
では、坪数毎での本体価格と総額を確認したいと思います。
総額は「本体価格」+「付帯工事費用」+「諸費用」
注文住宅でかかる費用は大きく分けて「本体価格(本体工事費用)」+「付帯工事費用(別途工事費用)」+「諸費用」の3種類に分けられます。
・本体価格(本体工事費用)・・・家そのものを作る為の工事費用
・付帯工事費用(別途工事費用)・・・建物本体以外の全ての工事にかかる費用
・諸費用・・・住宅ローン借入費用、登記費用、各種保険料、引越し費用、家具・家電費用etc
総額に対する内訳は「本体価格」が約70~80%、「付帯工事費用」が約15~20%、「諸費用」が約5~10%位が一般的です。
そして富士住建の坪単価は45万円~65万円位が平均値となります。
以下の表は本体価格を全体の75%と仮定し、残りの15%を加えた金額を総額として計算しています。
◦富士住建で平屋を建てた時の本体価格と総額の目安
坪数 | 本体価格 | 総額 |
---|---|---|
20坪(66.1㎡) | 900万円~1,300万円 | 1,200万円~1,733万円 |
25坪(82.6㎡) | 1,125万円~1,625万円 | 1,500万円~2,167万円 |
30坪(99.2㎡) | 1,350万円~1,950万円 | 1,800万円~2,600万円 |
35坪(115.7㎡) | 1,575万円~2,275万円 | 2,100万円~3,033万円 |
40坪(132.2㎡) | 1,800万円~2,600万円 | 2,400万円~3,467万円 |
45坪(148.8㎡) | 2,025万円~2,925万円 | 2,700万円~3,900万円 |
50坪(165.3㎡) | 2,250万円~3,250万円 | 3,000万円~4,333万円 |
価格が安い理由
富士住建の平屋は、引渡ししたその日から住める「完全フル装備の家」です。それにも関わらず提供価格が安い理由は主に3つあります。
◦設備メーカーとの年間契約
富士住建では年間に建てる目標棟数を決め、まとまった数量で設備メーカーと契約を結びます。年間契約で大量に仕入れる事で仕入れ単価を抑える事が出来ています。
◦値引きが出来ないギリギリの価格設定
始めから値引き分を上乗せして見積もりを出してくるHMもありますが、富士住建では見積もりから1円も値引きが出来ないギリギリの価格設定を行っています。
利益率を最低限に抑えて、公平に全てのお客様に同じ金額で提供を行っています。社員割引等も行っていません。
◦無駄な費用を削減
富士住建は出店料や維持費がかかるため住宅展示場に出店していません。また、豪華なカタログや契約前のしつこい営業なども行っていません。
テレビCMは流していますが、有名俳優などの起用は無く作製費も抑えているのだと思います。こうした経費を削減して提供価格を抑えています。
富士住建の平屋と比較した他社の平屋住宅
富士住建の平屋を検討している方が比較対象としてよく候補にあげるのが、提供価格帯が近しい以下のハウスメーカーの平屋です。
富士住建も良いハウスメーカーだと思いますが、他社と比較する事で初めて分かる事も多いので家づくりの検討段階では必ず"比較"する事を行いましょう。
◦アキュラホーム
高気密・高断熱・高耐震な家を完全自由設計でお求めやすい価格で建てる事が出来るハウスメーカーです。全国の住宅メーカー人気会社ランキング2ヶ月連続でNo.1に輝いています。(2023年4・5月/LIFULL HOME’S調べ)
天井高2.8mの開放的な空間や高性能な「超空間の平屋」を始め、「ふたり暮らしの平屋」「二世帯の平屋」「趣味を楽しむ平屋」「和風建築の平屋」「木の温もりを感じる平屋」など、ライフスタイルや要望に沿った平屋プランの提案をしてくれます。
本体価格 | 1,676万円〜 (延床面積35坪の場合) |
坪単価 | 47.9万円〜150.0万円 |
工法 | 木造軸組(在来)工法 |
詳細 | アキュラホームの平屋カタログ |
◦タマホーム
2022年度注文住宅新設着工棟数全国3位に輝く良コスパで人気のハウスメーカーです。低価格ながらも標準仕様で価格以上のクオリティを持つ住宅設備を採用。
暮らしやすさが隅々まで行き届いたこだわりを演出できる平屋住宅を手掛けます。看板商品である「大安心の家」の平屋も人気ですが、標準でビルトインガレージ付きの平屋「GALLERIART」も平屋を検討されている方におすすめ商品です。
本体価格 | 1,632万円〜1,894万円 (延床面積35坪の場合) |
坪単価 | 46.7万円~54.1万円 |
工法 | 木造軸組(在来)工法 |
詳細 | タマホームの平屋カタログ |
◦一条工務店
「家は性能」のキャッチコピー通り、住宅性能が業界でトップクラスに高いハウスメーカーです。室内側のガラスに防犯合わせガラスを採用しており防犯面を意識したい平屋への対策もバッチリです。
家族が笑顔で繋がる空間づくりやラクが生まれる生活動線、伸びやかで開放的な室内設計など、高い住宅性能はそのままに暮らしやすい理想の平屋を提供してくれます。
本体価格 | 1,750万円~ (延床面積35坪の場合) |
坪単価 | 50.0万円~60.0万円 |
工法 | ツーバイフォー・ツーバイシックス工法 |
詳細 | 一条工務店の平屋カタログ |
◦ヤマト住建
高性能で広くて安い、そして長寿命で資産価値の高い家づくりを追求するハウスメーカーです。一般財団法人省エネルギー主催の省エネ大賞で最高位の「経済産業大臣賞」を受賞するなど省エネ性に優れた家づくりを得意としています。
建物の中心に土間を配置したプランや中庭付きのプラン、ホビーデッキのあるプラン、ペットも心地よく暮らせる平屋やガレージ付きの平屋など数多くの平屋プランがあり充実しています。
本体価格 | 2,107万円〜 (延床面積35坪の場合) |
坪単価 | 60.2万円~67.9万円 |
工法 | 木造軸組(在来)工法 |
詳細 | ヤマト住建の平屋カタログ |
富士住建の平屋の構造や耐震性能、断熱性能等
富士住建の平屋の構造や工法、耐震性能や断熱性能などを確認していきたいと思います。
構造は4つの中から選べる
富士住建では4つの構造から好みを選んで家づくりを行う事が出来ます。どの構造を選んでも耐震性能に大きな差が出るような事はありません。
◦檜4寸構造(木造軸組工法)
◦J-WOOD構造(木造軸組工法)
◦檜集成構造(木造軸組工法)
◦Fパネル構造(2×4工法)
・山職人が時間と手間をかけて管理し育てた高品質な木材。
・樹齢60年以上のひのきだけを使用。
・土台、柱には4寸角(120mm)の紀州ひのきを使用。
・JAS認定された高品質のひのきだけを使用。
・厚さ4mmに加工した木材を含水率8%まで乾燥させ積層・圧着してつくる建材(LVL材)を使用。
・木材の感想による収縮・割れ・反りに強い
・柱や梁、基礎との接合部を専用金物を使用し強固に接合
・防腐防蟻薬剤を加圧注入行い、表面処理法よりもシロアリの食害に強い
・複数の板を結合させた人工の木材(国産檜の集成材)を使用。
・無垢材に比べ、強度や品質のバラつきが少なく施工後の変形や割れが少ない。
・油溶性タイプの防腐・防蟻処理剤を使用し高い寸法安定性と耐久性に優れる。
・屋根構造材に横方向の力に強く変更しにくいトラス構造を採用。
・2階床根太などに収縮や割れの少ないI型複合梁TJIを採用。
・1階外周部には高耐水、高耐久の耐力面材を使用し通常の2×4工法の約2倍の強度を確保。
・面を繋ぎ合わせる事で気密性が高く、ファイヤーストップ構造で耐火性も高い
富士住建では構造が細かく4つに分類されていますが、大きく分けると木造軸組工法か2×4工法かの違いです。
木造軸組工法は2×4工法に比べると、設計の自由度が高い事やリフォームのし易さに優れているので、間取りの自由度や将来的にリフォームを考えている方であれば木造軸組工法を選択するのが良いと思います。
2×4工法は木造軸組工法よりも気密性や耐火性に優れています。火災保険の費用が軽減されるケースもあります。耐震性も木造軸組工法より確保しやすいですが、富士住建曰く構造による差はほぼ出ないように建築するとの事なので、気密性や耐火性を重視する時は2×4工法が良いと思います。
また、使用する木材は国産にこだわりたいという方であれば檜4寸構造や檜集成構造を選択するなど、目に見えない構造の部分にもこだわれるのは良いと思います。
基礎
富士住建では標準仕様でベタ基礎が採用されています。
ベタ基礎は基礎の立ち上がり部分および底面全体を鉄筋コンクリートで一体化しており家の荷重を面で支える基礎構造です。底面全体で建物を支えるので不同沈下が起こりにくいです。
また、地面全体に防湿シートを敷き詰めた上を更にコンクリートで覆っているので地面からの湿気を防ぎ、シロアリの被害も防ぎやすいです。
それに加えて富士住建では、力が集中しやすい四隅にコーナーハンチを作ってさらに強靭な基礎に仕上げています。
耐震性能
富士住建では1棟1棟、専用ソフトを使用して耐力壁の量や柱の引き抜き強度、全体のバランスなど構造・耐力チェックを行い、標準仕様で最高等級の「耐震等級3」相当にする事が可能です。
それに加え標準仕様で制震装置(制震ダンパー)を付ける事が出来ます。
制震装置により揺れを減少する事が出来るので、地震による建物への蓄積ダメージが少なくなり繰り返し余震にも安全に耐える事が出来ます。
また、揺れが小さくなるので外壁材の損傷や室内のクロス割れなどのリスクも軽減する事が期待出来ます。
断熱性能
断熱性能を確認する上で特に重要な断熱材と開口部(窓や玄関)の断熱仕様を確認していきたいと思います。
◦断熱材
富士住建では断熱材に高性能グラスウールを採用しています。
高性能グラスウールには繊維の密度の違いによって10K・16K・24Kなどがあります。数字が大きいほど密度が高く、断熱性能が高くなります。
ちなみに断熱材の性能は熱伝導率(熱の伝わりやすさを数値で表したもの、数値が小さい方が熱が伝わりにくい=断熱性能が高い)によって決まります。
繊維の密度 | 熱伝導率(W/m・k) |
---|---|
高性能グラスウール(10K) | 0.043 |
高性能グラスウール(16K) | 0.038 |
高性能グラスウール(24K) | 0.036 |
熱伝導率を見て分かる通り、高性能グラスウール(16K)は(10K)よりも性能がわりとアップしていますが、(24K)は価格がアップする割には(16K)と比べても、そこまで大きく断熱性能はアップしていません。
そうしたコスパの良さで高性能グラスウールは16Kが使用されている事が多いです。HP等に記載はないですが富士住建も恐らく標準仕様は16Kだと思われます。
◦窓の断熱仕様
窓の仕様は「全窓遮熱Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り)」+「全窓断熱樹脂サッシ」です。
Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り)+アルミ樹脂複合サッシを標準とするハウスメーカーが多いですが、富士住建ではオール樹脂サッシが標準仕様となっている点が嬉しいポイントです。
◦玄関ドアの断熱仕様
玄関ドアは扉厚70mm、形材断熱枠、採光部にはトリプルガラス(アルゴンガス入)を採用しています。
仕様を見るかぎりYKK APの玄関ドア「イノベスト D50」だと思われます。高い断熱性能を持つ玄関ドアです。
UA値は0.6以下(推定)
富士住建の公式HP等に参照となるUA値の記載がないので、あくまで断熱仕様からの推定値ですが、標準仕様でZEH基準を満たすUA値0.6以下程度になると思います。
◦断熱等級と基準となるUA値
等級/地域区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
断熱等級7 (HEAT20 G3基準相当) | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.23 | 0.23 | 0.26 | 0.26 |
断熱等級6 (HEAT20 G2基準相当) | 0.28 | 0.28 | 0.28 | 0.34 | 0.34 | 0.46 | 0.46 |
断熱等級5 (ZEH基準相当) | 0.4 | 0.4 | 0.5 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 |
断熱等級4 (H28年 改正省エネ基準) | 0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 | 0.87 |
断熱等級4(H28年 改正省エネ基準)は2025年には義務化が決まっており、2030年には断熱等級5(ZEH基準相当)の義務化が予定されています。
その為、これから家を建てる方であればZEH基準を満たす断熱性能以上を目指すのが良いと思います。
換気システム
換気システムは断熱性能に直接は関係しませんが、換気システムの性能により住宅の快適性は異なるので、どのような換気システムが採用されているかも確認しておきましょう。
富士住建では標準で給気は自然に行い排気は機械によって行う「第三種換気システム」が採用されています。
オプション扱いとなりますが、給気も排気も機械によって行われる第一種換気システム(熱交換器付き)に変更する事も可能です。
完全フル装備の内容
富士住建の平屋は「完全フル装備」仕様である事も人気の理由の一つです。では、どのような装備が始めから備わっているのか約100装備ある内の一部をご紹介しておきます。
キッチン | クリナップ・タカラスタンダード・トクラスから選択 |
バスルーム | TOTO・トクラスから選択 |
洗面台・トイレ | TOTO・INAXから選択 |
エコアイテム | 太陽光発電システム(28坪未満の平屋ではオプション)、太陽光カラーモニター、樹脂サッシ、高効率ガス給湯器 |
セキュリティ | 電動シャッター、防犯合わせペアガラス、センサーライトカメラ、ワイヤレスモニターホン、玄関ドア電気錠 |
ライフアイテム | LED照明(全居室)、カーテン(全居室)、玄関収納、エアコン(6帖用×5台)、LED保安灯、室内物干しユニット、床下収納、高機能網戸、無垢フローリング or 天然木複合フローリング etc |
保証・アフターサポート
富士住建の初期保証は10年となっています。引渡し後10年間の保証は法律で定められているのでどこのハウスメーカーで建てても最低10年間の保証は付いてきます。
10年目以降は有償となりますが、+10年間の延期が可能となっています。
定期点検は初回、6ヵ月、1年、2年目まで無料で行われます。それ以降は必要に応じて有料で定期点検が行われます。
HP上には具体的な数値まで載っていなかったり、まとめサイトの情報が古かったり、誤っている可能性もあるので最終的には最新カタログで確認をしましょう。
特に細かな部分の仕様は定期的に変わったり、地域によって異なる事もあるので最新カタログを取り寄せておきましょう。
play_circle 各社最新カタログはコチラから富士住建で平屋を建てるメリット&デメリット(注意点)
富士住建で平屋を建てる際のメリット&デメリット(注意点)をいくつか紹介しておきます。
メリット
◦コスパの良い平屋が建てられる
富士住建の平屋は標準仕様で様々な設備が付いています。設備のグレードも価格の割には高い物ばかりです。耐震性能や断熱性能など住宅の性能も満足できる値です。
価格×品質×性能のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れているのでコスパ重視の方におすすめ出来るハウスメーカーです。
◦予算がたてやすい
富士住建の平屋は「完全フル装備」で建てられるので、当初の見積額から大きくずれてしまうような事がなく予算の目途が早い段階で建てられます。
◦自由設計で建てられる
お求めやすい価格にも関わらず規格住宅でなく自由設計で建てる事が出来ます。
好みに合わせて設計出来るのでライフスタイルに合った暮らしやすい間取りで平屋を建てる事が出来ます。
デメリット(注意点)
◦保証・アフターサポートが薄い
初期保証は最低限の10年しかなく、定期点検は2年目以降は有償点検となります。
大手HMであれば初期保証20年、最長60年保証や保証延長を行うのであれば定期点検は60年無料なども設けられている事に比べると保証・アフターサポートは劣ります。
◦要らないと思う設備も付いてくる
予め決められている設備は付いてきます。例えば「お風呂にテレビは要らない」「太陽光発電はいらない」「電動シャッターは要らない」と思っていても、それらの設備込みで販売されているので付いてきます。
不要な設備を削って浮いたお金で必要な設備を付けたり、設備のグレードアップにお金を回したり出来るのですが、予め決められている設備は付いてくるのでそれが出来ません。
◦お風呂の広さが1.5坪固定
一般的な戸建ての場合、お風呂の広さは1坪である事が多く、広い場合でも1.25坪とかですが富士住建では1.5坪もあります。
浴槽も洗い場も広いので子供2人と入っても十分な広さです。家族と一緒に入る方や、お風呂好きには嬉しい仕様ですが、そうでない方には無駄な広さとなってしまいます。
お風呂を小さくして、その分で収納スペースを確保したり居室を広くしたりする事が出来ないのでコンパクトな平屋を建てる時には注意しておきましょう。
◦専門家が同席しない
これも経費削減の一端だと思いますが、打ち合わせの段階で設計士やインテリアコーディネーターなどの専門家は同席しません。
基本的には営業担当がプランを作っていきますので、他社と比べてプランの提案力がイマイチと感じる方もいます。専門家の意見を聞きながら納得のいくプランを作りたい!と思っている方には注意が必要です。
富士住建で建てる方は、他社で作って貰ったお気に入り間取りプランを持ち込んで「この間取りでお願いします!」と、言う方もたくさんいます。
今では、ネットで間取り作成を無料で依頼ができるのでとても賢いやり方です。
◦モデルハウスがない
こちらも経費削減の一環として行っている事ですが、富士住建は展示場へ出展していません。その為、モデルハウスがなくあるのはショールームのみです。
標準仕様の設備を見たり触れたりは出来ますが、モデルハウスがないので住宅完成後のイメージがしにくいといったデメリットがあります。
まとめ
富士住建の平屋の参考となる間取りプランや坪単価・価格(総額)を実例を交え紹介すると共に、標準仕様での性能などもチェックしてきましたが如何だったでしょうか。
富士住建ではコスパの良い平屋を建てる事は出来ますが、紹介したように幾つかのデメリット(注意点)もあります。
多くの方に選ばれているハウスメーカーですが、注文住宅では一人一人の条件が異なるので富士住建が合わないという方も当然います。
「良い!」と思っていても、他と比較してみると「やっぱ、そうでもない」という事はよくあるので、これから家づくりを行う方は複数候補をあげてじっくり見比べる事から始めてみましょう。
素敵なマイホームづくりを応援しています。
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