【桧家住宅の平屋】間取りや価格(総額)などを実例も交えて紹介

生活のしやすい家、老後も安心な家として平屋住宅の受注が今増えてきています。

そんな平屋住宅の中でも全館空調の「Z空調」が有名な桧家住宅の平屋に注目し、実例も交えて間取りや価格(総額)などをご紹介していきたいと思います。

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桧家住宅の平屋の参考間取り

桧家住宅では「スマート・ワン」と「スマート・ワン カスタム」という2商品を取り使っています。

スマート・ワンは規格住宅ですがスマート・ワン カスタムは自由設計なので間取りは生活スタイルに合わせて作成が可能です。その為、ご紹介する間取りはあくまで一例としてご覧下さい。

参照:桧家住宅suumo(建築実例)

屋上青空リビング+小屋裏収納を活かした平屋

屋上青空リビング+小屋裏収納を活かした平屋の外観屋上青空リビング+小屋裏収納を活かした平屋の間取り図

陸屋根と片流れ屋根を組み合わせたような外観にインナーガレージも目に留まり重厚感も感じさせる外観デザインです。

主寝室と繋がるウッドデッキは外部から見えない作りになっており、人目を気にせず食事やお酒を楽しめる憩いのスペースになっています。

屋上部分にはBBQや天体観測など多目的に使用できる17.5帖もある広々とした青空リビングを作成。小屋裏収納もあり収納力にも大満足の間取りです。

間取り1LDK
1階床面積86.12㎡(26.00坪)
小屋裏面積9.93㎡(3.00坪)
延床面積91.09㎡(27.50坪)

勾配天井を活かした天井の高い平屋

勾配天井を活かした天井の高い平屋の外観勾配天井を活かした天井の高い平屋の間取り図

大きな片流れ屋根に手前のL字型の壁と縦格子がモダンな印象を与えるシンプルモダンな外観デザインです。

LDKは広々20.0帖を確保。勾配天井を活かし吹き抜けとなっているリビングはハイサイドライトで明るく、開放感も溢れる家族団らんの空間に。

リビング、ダイニングを見渡せる位置にコミュニケーションブリッジ(スキップフロア)を配置しています。また小屋裏収納には固定階段が付けられているので大き目の荷物の出し入れもしやすく使い勝手も◎です。

間取り3LDK
1階床面積89.43㎡(27.00坪)
小屋裏面積20.70㎡(6.25坪)
延床面積89.43㎡(27.00坪)

テラスガーデンが映える平屋住宅

テラスガーデンが映える平屋住宅の外観テラスガーデンが映える平屋住宅の間取り図

三角屋根にレンガ調のサイディング、ツートンカラーでまとめた色使いがおしゃれな外観デザインです。

リビングに繋がるテラスガーデンはテラス囲いで回りから見えない配慮も万全。天気の良い日にはお庭に敷かれたウッドデッキでも食事を楽しめます。

キッチンか独立型のアイランドキッチン、トイレ・洗面室など水回りは一直線に並べ家事の効率も考えられた間取りです。

間取り2LDK
1階床面積89.43㎡(27.00坪)
小屋裏面積13.24㎡(4.00坪)
延床面積94.39㎡(28.50坪)

大きな軒の下で愛車を守る平屋の家

大きな軒の下で愛車を守る平屋の家の外観大きな軒の下で愛車を守る平屋の家の間取り図

黒を基調をした外壁に格子と玄関扉の木目調がアクセントとなり和モダンな印象を与える外観デザインです。大きな軒の下につくられたガレージが愛車を守ります。

玄関は片付けもしやすいように十分な収納力を備え、広めに作られています。キッチンから目の届くダイニング横のスペースには子供のスタディースペースを設置。

誰かが入浴中でも気兼ねなく洗面所が使えるように脱衣所と分かれた作りになっています。主寝室には大型のWICや納戸も備えられており収納力も十分な間取りです。

間取り3LDK
延床面積30~32坪

開放的な空間でゆったり暮らしを楽しむ平屋

開放的な空間でゆったり暮らしを楽しむ平屋の外観開放的な空間でゆったり暮らしを楽しむ平屋のLDK開放的な空間でゆったり暮らしを楽しむ平屋の間取り図

白とブラウン、2つの切妻屋根の家を組み合わせたようなデザインでスクリーン格子もアクセントとなりおしゃれな外観です。

勾配天井の天井高を活かして開放感あふれるリビングに、白を基調とした内装でより明るさが引き立ちます。

キッチンは左右どちらからもアクセスできるアイランドキッチン、水回りはキッチン背後に纏めて配置する事で家事効率のUPする間取りになっています。

本体価格1,290万円
坪単価50.9万円
間取り2LDK
延床面積83.84㎡(25.3坪)

インナーガレージを取り入れた洋風モダンな平屋

インナーガレージを取り入れた洋風モダンな平屋の外観インナーガレージを取り入れた洋風モダンな平屋のガレージ内部インナーガレージを取り入れた洋風モダンな平屋の間取り図(1階)インナーガレージを取り入れた洋風モダンな平屋の間取り図(小屋裏)

白い外壁に玄関ドアとガレージ扉のカラーが差し色として映えるアメリカ カリフォルニア風の外観デザインです。

趣味の車を楽しむ為、空調設備も整ったインナーガレージを配置。ガレージからキッチンにつながる動線で、荷物運びも楽に。

LDK上部は吹き抜け+勾配天井で開放的な空間に。LDKや洋室に繋がるウッドデッキやキッチン横のコミュニケーションブリッジ等、家族間のコミュニケーションもとりやすい間取りです。

間取り3LDK
延床面積137.46㎡(41.5坪)

桧家住宅平屋の間取りの特徴

ワンフロアだけの平屋は、延床面積がコンパクトな場合窮屈に感じられたり、収納力不足に陥りやすいのですが桧家住宅の平屋は上手な設計でそれをクリアしています。

コンパクトな平屋でも開放感が出るように縦・横の空間活用に長けています。

コミュニケーションブリッジや小屋裏収納を間仕切りなく繋げたり、勾配天井を活かした天井高などで縦の空間に広がりを持たせて、実面積よりも広く感じられる工夫がとられています。

コミュニケーションブリッジの下の空間を犬・猫などペット専用の空間にすることもできます。また、高い天井に明かり窓や天窓を配置する事で採光も確保しています。小屋裏収納によって収納力にも困らないでしょう。

横の空間はリビングや主寝室などからフラットに繋がるデッキで空間に広がりができてより開放的に感じられます。

デッキを設ける時にも周りからの視線を遮る為に、テラス囲いやスクリーン格子等を配置しプライバシーにも配慮がされた設計が行なわれています。

インナーガレージ付きの平屋や、屋上リビング付きの平屋など大人もワクワクできる設計も得意としていますのでお家時間がより楽しく過ごせる、そんな平屋住宅を提案してくれます。

間取りに特にこだわりない方はスマートワンがおすすめ

冒頭でも触れていますが、桧家住宅では「スマート・ワン」と「スマート・ワン カスタム」という2商品を取り使っています。

◦スマート・ワン

スマート・ワンの外観イメージ

ライフスタイルや土地の形状などに合わせて多彩なプランから選べる規格型住宅。

◦スマートワン・ワン カスタム

スマートワン・ワン カスタムの外観イメージ

デザイン性だけでなく費用算出のわかりやすさを追求したセミオーダー式の自由設計。

「スマート・ワン」の平屋プランはモダンでスタイリッシュな外観や、個性的で遊び心もある間取りなど全20プランが用意されています。

収納力の高い固定階段付き小屋裏収納や、開放感のある屋上庭園「青空リビング」、車・バイク好きにはたまらないインナーガレージ、天気の良い日には洗濯物も干せるリビングから繋がるデッキ等、様々なライフスタイルに対応したプランが標準仕様となっています。

また、用意されているプランは生活・家事動線も考えられているので、間取りに特にこだわりのない方や、「どうすれば生活のしやすい間取りになるか良く分からないからお任せしたい」といった方におすすめです。

「スマートワン・ワン カスタム」は、耐震基準を確保する為にある程度のルールはありますが、基準をクリア出来る水準内であれば自由に設計する事が出来ます。

その為、スマート・ワンで用意されていない間取りで建てたい方や「音楽や映画を楽しむ為の防音部屋付きの平屋が欲しい!」等といったこだわりの間取りがある方におすすめです。

家づくりで失敗しないコツは?

家づくりで後悔される方に共通しているのが「住宅メーカー同士の比較・検討不足」です。

◦CMでよく見かけたし知名度もある会社だから決めた。
◦「○○○工務店は良かったよ」等、親戚・友人が言っていたので同じ会社に依頼した。
◦いきなり訪れた住宅展示場で行った会社が魅力的で営業もイイ人だったので決めた。etc..

あまり候補をあげずに、ほぼ直観で決められた方は往々にして「もっと慎重に選べば良かった…」と後悔します。

そうならない為に、時間的な余裕を持って6社以上は候補をあげて比較・検討をおこないましょう。

play_circle 人気平屋住宅のカタログ

桧家住宅平屋の参考価格(総額)

桧家住宅で平屋を建てた時の坪単価、および本体価格と総額は幾ら位になるのかを確認していきたいと思います。

総額は「本体価格」+「付帯工事費用」+「諸費用」

注文住宅でかかる費用は大きく分けて「本体価格(本体工事費用)」+「付帯工事費用(別途工事費用)」+「諸費用」の3種類に分けられます。

・本体価格(本体工事費用)・・・家そのものを作る為の工事費用
・付帯工事費用(別途工事費用)・・・建物本体以外の全ての工事にかかる費用
・諸費用・・・住宅ローン借入費用、登記費用、各種保険料、引越し費用、家具・家電費用etc

総額に対する内訳は「本体価格」が約70~80%、「付帯工事費用」が約15~20%、「諸費用」が約5~10%位が一般的です。

そして桧家住宅の坪単価は55万円~75万円位が平均値となります。

以上の事を踏まえて、坪数毎での桧家住宅の平屋の本体価格と総額を見ていきたいと思います。

◦桧家住宅で平屋を建てる時のおおよその本体価格と総額

坪数本体価格総額
25坪(82.6㎡)1,375万円~1,875万円1,833万円~2,500万円
30坪(99.2㎡)1,650万円~2,250万円2,200万円~3,000万円
35坪(115.7㎡)1,925万円~2,625万円2,567万円~3,500万円
40坪(132.2㎡)2,200万円~3,000万円2,933万円~4,000万円
45坪(148.8㎡)2,475万円~3,375万円3,300万円~4,500万円
50坪(165.3㎡)2,750万円~3,750万円3,667万円~5,000万円
※坪単価は家の仕様や市況により変動の可能性がありますので、あくまで参考程度にお考え下さい。

価格 スマート・ワンVSスマート・ワン カスタム

価格は規格住宅である「スマート・ワン」の方が少し安いです。ただし、標準仕様で比較をした場合の話です。

規格住宅は予め決められたプランの中から選ぶ事で安く建てる事が可能なのですが、オプションを付けると割高になります。その為、スマート・ワンにあれこれオプションを追加していくなら始めからスマート・ワン カスタムにした方が価格的にお得になるかもしれません。

ちなみにスマート・ワン カスタムには「パレット定額制」という面白い料金設定があります。

これは、大きさが同じであれば間取り関係なく同額という設定です。価格が家の大きさで決まるので、2LDKでも3LDKにしても、小屋裏収納を付けても、コミュニケーションブリッジを取り入れても、入れなくても同額という事です。

その為、間取りを色々と自分仕様にカスタムしたいという方は「スマート・ワン カスタム」の方が安くすむでしょう。

桧家住宅の平屋と比較したい他社の平屋住宅

桧家住宅の平屋を検討されている方が一緒に比較しておきたいHM(ハウスメーカー)は、同じ位の価格帯で勝負しており、平屋の実績・ノウハウが豊富で平屋を得意としている以下のハウスメーカーです。

価格面以外にも標準仕様での性能や設備のグレード、保証内容やデザイン面なども比較してみましょう。

◦アキュラホーム

アキュラホームの平屋カタログ

高気密・高断熱・高耐震な家を完全自由設計でお求めやすい価格で建てる事が出来るハウスメーカーです。全国の住宅メーカー人気会社ランキング2ヶ月連続でNo.1に輝いています。(2023年4・5月/LIFULL HOME’S調べ)

天井高2.8mの開放的な空間や高性能な「超空間の平屋」を始め、「ふたり暮らしの平屋」「二世帯の平屋」「趣味を楽しむ平屋」「和風建築の平屋」「木の温もりを感じる平屋」など、ライフスタイルや要望に沿った平屋プランの提案をしてくれます。

本体価格1,676万円〜
(延床面積35坪の場合)
坪単価47.9万円〜150.0万円
工法木造軸組(在来)工法
詳細アキュラホームの平屋カタログ

◦タマホーム

タマホームの平屋カタログ

2022年度注文住宅新設着工棟数全国3位に輝く良コスパで人気のハウスメーカーです。低価格ながらも標準仕様で価格以上のクオリティを持つ住宅設備を採用。

暮らしやすさが隅々まで行き届いたこだわりを演出できる平屋住宅を手掛けます。看板商品である「大安心の家」の平屋も人気ですが、標準でビルトインガレージ付きの平屋「GALLERIART」も平屋を検討されている方におすすめ商品です。

本体価格1,632万円〜1,894万円
(延床面積35坪の場合)
坪単価46.7万円~54.1万円
工法木造軸組(在来)工法
詳細タマホームの平屋カタログ

◦一条工務店

一条工務店の平屋カタログ

「家は性能」のキャッチコピー通り、住宅性能が業界でトップクラスに高いハウスメーカーです。室内側のガラスに防犯合わせガラスを採用しており防犯面を意識したい平屋への対策もバッチリです。

家族が笑顔で繋がる空間づくりやラクが生まれる生活動線、伸びやかで開放的な室内設計など、高い住宅性能はそのままに暮らしやすい理想の平屋を提供してくれます。

本体価格1,750万円~
(延床面積35坪の場合)
坪単価50.0万円~60.0万円
工法ツーバイフォー・ツーバイシックス工法
詳細一条工務店の平屋カタログ

◦ヤマト住建

ヤマト住建の平屋カタログ

高性能で広くて安い、そして長寿命で資産価値の高い家づくりを追求するハウスメーカーです。一般財団法人省エネルギー主催の省エネ大賞で最高位の「経済産業大臣賞」を受賞するなど省エネ性に優れた家づくりを得意としています。

建物の中心に土間を配置したプランや中庭付きのプラン、ホビーデッキのあるプラン、ペットも心地よく暮らせる平屋やガレージ付きの平屋など数多くの平屋プランがあり充実しています。

本体価格2,107万円〜
(延床面積35坪の場合)
坪単価60.2万円~67.9万円
工法木造軸組(在来)工法
詳細ヤマト住建の平屋カタログ

桧家住宅平屋の仕様

桧家住宅の標準仕様での耐震性能に関わる基礎や構造・工法、快適性に関わる断熱性能などを主に確認していきたいと思います。

構造・工法および基礎

ハイブリッド工法

桧家住宅では在来工法と2×4工法のいいとこどりをした「ハイブリッド工法」が採用されています。

在来工法は柱、梁、土台、筋交いなどで作られる工法です。設計自由度が高い特徴があります。

2×4工法は2インチ×4インチの枠材と合板を用いて作られる壁式工法です。耐震性・耐風性に優れています。

ハイブリッド工法は、斜めに入れる補強材に2×4工法のように構造用合板を使用します。軸組み+面の強固なハイブリッド構造となり、地震や強風による外力を「点」ではなく、面で受けとめ外力をバランスよく分散させる事が出来ます。

その為、在来工法に比べると高い耐震性・耐風性を確保する事が可能で、2×4工法より設計自由度を高める事が出来ます。

◦EXハイパーボード

EXハイパーボード

耐力面材に硬質せっこう板でできたEXボードを使用しています。一般的に使用される構造用合板(9mm)の壁倍率が2.5倍に対し、EXハイパーボード(9.5mm)の壁倍率は2.7倍を取得しています。

また、木質系耐力面材と比べて火に強く燃えにくい素材なので、万が一の火災時には燃え広がるのを防いでくれます。

透湿性にも優れているので壁内で発生した熱気や湿気を効率的に外部通気層へ排出し、壁体内結露を防ぎ住宅の耐久性を高めます。

◦構造用集成材

構造用集成材

柱や梁には強度のバラつきが少なく、寸法安定性に優れた構造用集成材を使用しています。含水率15%以下のものだけを使用するので、反りや割れが起こりづらく躯体の強度もアップします。

またコンピューター制御された工場でプレカットされるので品質も安定しています。

◦剛床工法

剛床工法

1階と2階の床には、24㎜の構造用合板を土台や梁に直接留めつけて、床全体を一体化する剛床工法を採用しています。

一般的な木造軸組在来工法で使用される、大引(1階床を支える梁部材の1つ)の上に根太(床の下に渡す横木)を水平に敷き、その上に構造用合板を接合する根太工法に比べて、横からの力に対する強度が2倍となり、地震の際の横揺れにも効果を発揮します。

◦耐震金物

耐震金物

従来の木造軸組工法は、柱と梁に複雑な凹凸加工を施し接合する工法だったため構造材に大きな断面欠損が生じ、地震など外力が加わった時に欠損部分が弱点となり柱が外れたり内部損傷が起きたりするリスクがありました。

耐震金物を使用した場合、12mmの取付用ボルト穴を加工するだけで済むので断面欠損を最小限に抑えることができ、木材の強度を最大限に活かす事が出来ます。

従来の木造軸組工法の弱点とされていた接合部の強度がアップし地震に対して効果を発揮します。

◦ベタ基礎

ベタ基礎

戸建住宅の基礎は一般的に「ベタ基礎」か「布基礎」が採用されますが、桧家住宅では標準仕様でベタ基礎を採用しています。

ベタ基礎は建築基準法により、基礎の立ち上がり部分の高さは地上から30cm以上、幅は12cm以上、地中の根入れの深さは12cm以上、底盤の厚さは12cm以上と定められています。

桧家住宅のベタ基礎は、基礎幅15cm、底盤の厚さは15cmと基準より強固な作りになっています。

またベタ基礎は、底面全体で建物を支える基礎なので不同沈下が起こりにくく、地面全体をコンクリートで覆っているので地面からの湿気を防ぎ、シロアリの被害も防ぎやすいです。

◦全棟 耐震等級3

地震や強風などで建物にかかる水平力に対して必要な耐力壁の量を満たしているかどうかを調べる壁量計算を全棟で実施し、耐震等級3を実現しています。

断熱性能

桧家住宅では現場発泡断熱材の「アクアフォーム」と遮熱シートによる断熱施行を「Wバリア工法」と呼び、標準で採用しています。

屋根・壁にはアクアフォームLITE(熱伝導率:0.038w/m・k)を、基礎にはアクアフォームNEO+TP(熱伝導率:0.021w/m・k)を使用しています。

アクアフォームは現場で発泡し吹きつけ施工する断熱材で、自己接着力により柱や梁に隙間なく密着します。その為、優れた気密性を発揮します。

また、アクアフォームは連続気泡構造で一般的な独立気泡構造と比べると吸音性に優れるので家の遮音性を高める事が出来ます。

「天井断熱」と「屋根断熱」

「天井断熱」と「屋根断熱」

建物上部の断熱には、天井の仕上げ材のすぐ真上に断熱材を施工する「天井断熱」と、屋根の勾配に沿って断熱材を施工する「屋根断熱」があり、桧家住宅では「屋根断熱」を採用しています。

屋根断熱のメリット&デメリット

<メリット>
・屋根部分で断熱するので小屋裏の利用が可能
・天井断熱の場合は小屋裏空間全体の空気が熱せられ、その空気からの輻射熱ですぐ下の部屋が暑くなりがちですが、屋根断熱であれば輻射熱の影響が少ないので暑さ対策に有利。

<デメリット>
・天井断熱よりも施工面積が広く手間もかかるので工事費用が高くなる。
・屋根の厚み分までしか断熱材を充填できないので、厚みに制限がある。
・小屋裏空間も室内となるので、冷暖房する範囲が増えて費用が高くなる。

天井断熱のメリット&デメリット

<メリット>
・断熱材の厚みに制限がないので、断熱性能を高めやすい。
・屋根断熱よりもコストを抑えやすい。
・冷暖房する範囲が狭くなるので、冷暖房費を抑える事が出来る。

<デメリット>
・小屋裏空間の利用が不可。
・天井裏は天井を吊る材等がたくさんあり複雑になっており、そこを隙間なく断熱材を敷き詰めるには丁寧な施工が必要となるので施工者によって結果に差が出る可能性が高くなる。

「床断熱」と「基礎断熱」

「床断熱」と「基礎断熱」

建物下部の断熱には、床下に断熱材を敷き詰める「床断熱」と、基礎の立ち上がり部分を断熱材で覆う「基礎断熱」があり、桧家住宅では「基礎断熱」を採用しています。

また、基礎断熱は「基礎外断熱」と「基礎内断熱」の大きく2種類に分ける事が出来ます。

基礎の立ち上がりの外側に断熱材を施工する方法を「基礎外断熱」、内側に断熱材を施工する方法を「基礎内断熱」と呼び、桧家住宅は「基礎内断熱」を採用しています。

基礎断熱のメリット&デメリット

<メリット>
・床下空間も室内と同等の温熱環境になるので、底冷えする冬の寒さ対策に優れる。気密性も確保しやすい。
・床下エアコンの設置が可能で全館空調に向いている。
・寒冷地の床断熱の場合、水道管凍結防止の為に電気等で暖める対策が必要ですが、その必要がない。

<デメリット>
・気密性が高いため、新築後1~2年間は基礎コンクリートからの放湿によるカビ、シロアリの発生リスクがある。
・床下浸水時に通気性が悪いのでなかなか乾燥せず、湿気やカビの発生リスクが上がる。

床断熱のメリット&デメリット

<メリット>
・床下空間が年中通気されているので、湿気の滞留やカビ・白蟻の発生リスクが低い。
・古くから使われている断熱方法なので対応可能な施工会社が多く基礎断熱よりコストを抑えやすく、リフォーム時などにも対応しやすい。

<デメリット>
・床下から冷気が入り込みやすくなる。気密性も確保しづらい
・床下空間は地熱作用で1年を通して安定した気温になっており、外気よりも夏は涼しく、冬は暖かくなっています。その温度差により外気が入り込んだ時に結露が生じるリスクがある。

経年劣化の影響の少ない断熱材

アクアフォームを使用した展示場の解体に合わせて経年劣化がどの程度あるのかを調査した結果、新築時のC値が0.4~0.7c㎡/㎡だったのに対し、築7年10ヶ月が経った家ではC値0.8c㎡/㎡でした。

また、熱伝導率はカタログ値:0.0036w/m・kだった断熱材が築11年6ヶ月経った家では壁:0.0035w/m・k、屋根:0.036w/m・k、基礎:0.037w/m・kで経年劣化の影響をほぼ受けない事を実証しました。

窓の断熱性能

窓の標準仕様はLow-Eペアガラス(アルゴンガス入り)+オール樹脂サッシ、熱貫流率は1.37w/㎡・kとなっています。

アルミ複合樹脂サッシを標準仕様としているハウスメーカーがまだ多い中、桧家住宅ではオール樹脂サッシが標準仕様となっています。

断熱等性能等級5

断熱等性能等級5

標準仕様での断熱性能は等級5となっています。2・3地域ではオプションでの対応とある事からUA値は0.6W/m2・Kだと推測されます。

等級/地域区分1234567
断熱等級7
(HEAT20 G3基準相当)
0.20.20.20.230.230.260.26
断熱等級6
(HEAT20 G2基準相当)
0.280.280.280.340.340.460.46
断熱等級5
(ZEH基準相当)
0.40.40.50.60.60.60.6
断熱等級4
(H28年 改正省エネ基準)
0.460.460.560.750.870.870.87

換気システム

換気システム「ココチE」

標準仕様では、熱交換ユニットの付いた第一種換気システム「ココチE」を採用しています。熱交換率80%の熱交換ユニットを通って換気が行われるので換気による室温変化を抑える事が出来ます。

(熱交換率80%とは外気が0℃、室温が20℃だった場合、給気が16℃となり、どれだけ熱を回収出来るかを表しています。パーセンテージが高い熱交換ユニットの方が換気による熱ロスは抑えられます。

以前のココチEは熱交換率70%位だったので、いつのまにか性能がUPしていますね。)

ココチEは換気ユニットの下に防振ゴムを置いて設置されるので振動や音が気になる事もなく、フィルターボックスのフタが床に設置されているのでメンテナンスも楽に行えます。

また、高性能フィルターでホコリや花粉などの侵入を防いでくれるのでより快適な住空間を実現出来ます。

◦Z空調

Z空調

桧家住宅の代名詞と言えるほど有名なZ空調ですが、基本的にはオプション扱いとなります。価格はおおよそ150万円程度です。

Z空調を簡潔に説明すると、ココチEにエアコンを取り付けた24時間換気空調システムの事です。

2階建ての場合は1階と2階にそれぞれ1台ずつ、平屋であれば1台エアコンを設置して、各フロア1台のエアコンで家中の空調管理を行います。

Z空調を導入しない場合は、各部屋にエアコンを設置して部屋毎で室温を調節しますが、Z空調であればワンフロア1台で調整が可能です。

玄関・廊下・脱衣室まで家全体の室温を常に適温にキープしてくれるので快適性が上がる他、冬場のヒートショックのリスクなども軽減してくれます。

保証・アフターサポート

桧家住宅の初期保証は10年となっています。10年毎に有償メンテナンスを受ける事で10年保証を延長が可能で、最長30年目まで保証の延長が可能です。

定期点検は引渡し後6ヵ月、2年、5年、10年と行われ、10年目以降は保証の延長を行えば5年毎に点検が行われます。

(※FC加盟店の場合は保証内容・点検時期等が異なる場合があるので担当に確認しておきましょう。)

◦住宅設備機器10年保証&住まいの窓口

住宅設備機器はメーカー保証期間も含め、10年間の保証が付いています。保証期間中の自然故障であれば何度もでも無償修理を受けられます。

また、365日対応のアフターサービス受付窓口も用意されているので水漏れやトイレ詰まり、玄関の鍵の不具合などちょっとした住まいのトラブルにも迅速に対応してくれます。

最終的にはカタログスペックで比較を

耐震性能や断熱性能(UA値)気密性能(C値)など住宅性能を比較する時は必ずカタログスペックで比較を行いましょう。

HPには具体的な数字が載っていない事や、まとめサイトの情報が古くなっている事、地域やタイミングで標準仕様が変わる事等があるので最終的には最新カタログを参考に比較を行いましょう。

play_circle ハウスメーカー選びのはじめの一歩!
まずはカタログを取り寄せ比較してみましょう。

豪華なカタログが多く、眺めているだけでも楽しいですよ。

桧家住宅で平屋を建てるメリット・デメリット(注意点)

桧家住宅で平屋を建てる際のメリット&デメリット(注意点)をいくつか紹介しておきます。

メリット

◦性能×設備×価格のバランスが良い

大手ハウスメーカーなどと比較すると価格はかなり安く建てる事が出来ます。それでいて住宅性能および設備のグレードが低い訳ではありません。

設計に関しても平屋と相性の良い、勾配天井を活かした天井高やスキップフロアや小屋裏天井、リビングと繋がるウッドデッキなども得意としているのでお家時間が楽しくなる生活のしやすい平屋住宅が建てられます。

◦平屋でも高くならない

同じ延床面積の2階建てと比べた時に、基礎や屋根の施工面積が約2倍の広さとなるので建築費が高くなりがちですが、桧家住宅では長年の信用と実績に基づく調達コストをベースに、敷地の形状やライフスタイルに合わせて間取りやデザイン、仕様を企画化する事で大幅な費用削減を実現しています。

その為、平屋であってもそれほど価格がUPしません。

◦全館空調の導入コストが安い

一般的な全館空調の場合、導入コストとして200万円~250万円位のコストがかかりますが桧家住宅のZ空調であれば150万円程で導入が可能です。

◦プロが選ぶインテリアスタイルが標準仕様

プロがコーディネートしたスタイルの中から好みに合うインテリアイメージパースを選ぶ事で、統一感ある素敵な内装デザインに標準仕様で仕上げてくれます。

用意されているスタイルはイタリアンモダン、フレンチカントリー、ジャパニーズモダン、ラグジュアリーモダン、アジアンリゾートなど全部で11スタイル。

センスに自信がない方でも、どなたでもモデルハウスのような洗練されたおしゃれな平屋を建てる事が出来ます。

デメリット(注意点)

◦施工やアフターサポートは工務店毎に差が出る

桧家住宅の家は直営店もしくは全国のFC加盟店で建てる事が出来ます。FC加盟店の場合、実際に施工を行ったりアフターサポートの対応は契約した加盟工務店です。

対応力に差が出る事があるので、自分の希望をする建築エリアではどの工務店が担当になるのか確認しておいた方が良いでしょう。

◦保証年数が短い

初期保証は法律で決められている最低期間の10年となっています。最大で30年保証が可能ですが10年毎に有償メンテナンスを受ける必要がある点にも注意しておきましょう。

◦自由度が低い

桧家住宅で1番お得に平屋を建てるとするなら、規格住宅の「スマート ワン」を標準仕様で建てる事ですが、そうすると予め決められたプランの中から選ぶだけなので自由度は低いです。

採用できる設備なども限られているので理想のマイホームを追求したい場合には注意が必要です。

まとめ

桧家住宅の平屋の参考となる間取りや価格を実例も交えて紹介すると供に、標準仕様での性能などもチェックしてきましたが如何だったでしょうか。

提供されている価格帯を考えると十分な性能・設備で外観、内装のデザインに関しても個人的にはダサイとか安っぽく見える等も感じないのでコスパの良い住宅を提供してくれる会社だと思います。

ただ、注文住宅は一人一人の条件や好み、理想が異なるので桧家住宅が合わないという方も当然います。

「良い!」と思っていても、他と比較してみると「やっぱ、そうでもない」という事もあるので、まずは複数候補をあげて見比べるようにしましょう。

素敵なマイホームづくりを応援しています。

play_circle 桧家住宅と比較したい、平屋住宅のカタログ
専門家に相談せずに家づくりを進めて大丈夫?

家づくり計画を進める時は「住宅会社の人でない、中立の立場にいる家づくりの専門家」に相談をするのが失敗しないコツです。

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管理人
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資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。

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Posted by 管理人