中庭のある家の間取り図や外観5選。注意しておきたいデメリットも

開放的な家になりながらプライベートな空間も確保できる中庭のあるお家が人気を集めており、注文住宅で建てられる方も増えてきています。
そんな中庭のあるお家の間取りで気をつけておきたいところやデメリットなどを建築実例の紹介と共に説明していきたいと思います。
中庭のある家の間取りと外観5選
①.杉の無垢板で囲まれた中庭で自然と調和のとれた寛ぎ空間
内・外観
間取り図(3LDK)
参照元:suumo
杉の無垢材を張り合わせた木のぬくもりを感じられる外観が特徴的です。中庭から見える内側にも杉板張りを施し贅沢な造りになっています。
LDKの窓を開放すれば中庭と一体化。開放的な空間に様変わりします。
本体価格 | 2,100万円 |
坪単価 | 68.8万円 |
延床面積 | 101.02㎡(30.5坪) |
敷地面積 | 148.29㎡(44.8坪) |
家族構成 | 夫婦+子ども1人 |
竣工年月 | 2019年5月 |
工法 | 木造軸組 |
建築地 | 千葉県 |
②.和を感じられるコの字型の中庭のあるお家
内・外観
間取り図(3LDK)
参照元:suumo
黒の塗り壁とアクセントになっている格子が印象的な和モダンな外観です。
コの字型の中庭で、四季折々違った顔を見せるもみじを植えています。道路面に窓を設けずとも中庭を設置する事で採光を確保しています。
本体価格 | 1,900万円 |
坪単価 | 68.6万円 |
延床面積 | 91.63㎡(27.7坪) |
敷地面積 | 100.10㎡(30.2坪) |
家族構成 | 夫婦+子供2人 |
竣工年月 | 2010年1月 |
工法 | 木造軸組 |
建築地 | 埼玉県さいたま市 |
③.リビングの一部のような造りのおしゃれな中庭のあるお家
内・外観
間取り図(2LDK)
参照元:suumo
板張とコンクリートのような印象のモルタル仕上げが特徴的な外観です。
中庭をリビングと同じ高さにする事で一体感を演出。限られた広さの土地でも空間の広さを感じる事が出来ます。
中庭にはデッキとベンチを造作、回りには木々を植えリゾート感溢れる空間に仕上がっています。
本体価格 | 3,000万円~3,499万円 |
坪単価 | 79.2万円~92.4万円 |
延床面積 | 125.28㎡(37.8坪) |
敷地面積 | 175.27㎡(53.0坪) |
家族構成 | – |
竣工年月 | 2018年4月 |
工法 | 木造軸組 |
建築地 | 千葉県千葉市 |
④.中庭を造る事で採光と風の通りを確保した平屋
間取り図(3LDK)
参照元:suumo
シンプルモダンでありながら攻めの姿勢も感じられる個性的な外観をされています。
人通りの多い道に面している為、外部に面している箇所に窓を設置せず、中庭を造る事で採光と風の通りを確保しています。
リビングやキッチンからでも中庭を見渡せるつくりになっているので安心して子供を遊ばせる事が出来ます。
本体価格 | 1,700万円 |
坪単価 | 58.8万円 |
延床面積 | 95.72㎡(28.9坪) |
敷地面積 | 238.83㎡(72.2坪) |
家族構成 | 夫婦+子ども1人 |
竣工年月 | 2017年11月 |
工法 | 木造軸組 |
建築地 | 福岡県春日市 |
⑤.子供も大満足の遊びスペースが確保された中庭
間取り図(4LDK)
参照元:suumo
青みのかかったグレー一色でまとめられたモダンな外観が特徴的です。
道路に面するお家ですが四方を壁で囲み、中庭をつくる事で採光や風通しを確保しています。
リビングからも和室からも中庭に視線の届くので安心して遊ばせる事が出来ます。
本体価格 | 1,515万円 |
坪単価 | 42.9万円 |
延床面積 | 116.75㎡(35.3坪) |
敷地面積 | 147.13㎡(44.5坪) |
家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
竣工年月 | 2011年4月 |
工法 | 木造軸組 |
建築地 | 大阪府岸和田市 |
中庭のある家の形状
中庭のある家の形状は「コの字型住宅」「ロの字型住宅」の主に2種類あります。
真上から見た時に住宅の形が「コ」か「ロ」の形に見えるためそう呼ばれています。
「コの字型住宅」は中庭の3面が家に囲まれていますが1面は外部に面しています。完全に囲まれている訳ではないので開放感もありつつ、視線を遮る事もできます。
外部に面している1面部分に仕切り板を建てれば完全に囲う事も簡単に出来ます。
「ロの字型住宅」は中庭の4面すべてがお家に囲まれています。外からの視線を完全に遮断できるのでプライベートな中庭にする事ができます。
中庭を挟んで反対側の部屋に移動する場合には、グルーっと回って移動するか中庭を通って移動をするかになります。
中庭のある家のデメリット

何事にも良い面があれば悪い面もあります。中庭のある家にもデメリットはありますので、建てた後に後悔しない為にはデメリットを知った上で検討を行う事が大切です。
建築費用が高くなる
一般的に家の形状が複雑になればなるほど壁材などの建材が増加する為建築費用が高くなります。
中庭を眺める為や、明るさを取り入れる為の窓の設置や屋外用照明器具や給水・排水設備設置など中庭の無い家に比べると手間がかかる為、その分コストも高くなります。
中庭のある家を建てる場合には相見積もりを必ず行い、工事プランや費用を見比べましょう。
メンテナンス費用が高くなる
建築費用同様にメンテナンスにかかる費用も高くなりがちです。
中庭のある家では窓が多くなりがちですが、その分窓掃除も大変になります。
中庭に庭園を作ったり、池を作ったり、作る中庭によってメンテナンス費用も変わってきますので建てた後のランニングコストも考えて計画を進めましょう。
冷暖房費が高くなる
中庭のある家では多くの窓を設置しますが、窓は熱の出入りが多い場所なので室温が外気の影響を受けやすくなります。
窓の少ない家に比べると冷暖房をガンガンに稼働をさせないと室内が直ぐに熱くなるor寒くなる恐れもあります。
断熱性能の高い窓を設置する、家の気密性能を上げる等の対策が必要です。
居住スペースが減る
中庭を作る事によって当然居住スペースが少なくなります。
中庭を作っても広さに余裕のある家であれば問題ありませんが、狭い土地には中庭のある家は不向きです。
居住スペースを減らしてまで必要かどうか考えましょう。
中庭のある家の間取り失敗例

よくある中庭のある家の間取りでの失敗例を紹介したいと思います。
中庭を作れない土地だった
中庭のある家を予定していたのに、購入した土地では中庭を作れなかった。という失敗例があります。
土地の広さや形状、など様々な理由が考えられますので中庭のある家を希望されている方は、購入する前に中庭を作れるかどうかの確認を行いましょう。
動線が考慮されていない間取りにしてしまった
中庭のある家の間取りを決める時には生活動線、家事動線をきちんと考慮しなければ面倒な事になります。
どこに行くにも家をグルーっと回らないといけないような間取りだと、理想通りに中庭を作れたとしても日々の生活が面倒で満足度は低くなります。
中庭のある家では間取りがとても重要になってきますので、中庭のある家を作り慣れている建築会社にお願いをするか、複数社から間取りプランを出して貰い比較をし間取りの精度を上げて行く事が大切です。
湿気がこもりやすくなった
水はけがよくきちんと排水が出来ていない場合、雨が降ると中庭には水が溜まりそこから湿気が上がりやすくなります。
特に口の字型の場合、四方を外壁が囲んでいるので排水設備をきちんと整える必要があります。
湿気対策が万全でないと、特に梅雨時期から秋にかけては虫も発生しやすいので注意が必要です。
また虫は光に寄ってくる性質もありますので中庭をライトアップされる時には注意が必要です。殺虫器を設置するなど対策を行いましょう。
中庭のある家のメリット

中庭のある家には当然メリットも多く存在しています。中庭を作る事でどのようなメリットを享受する事ができるのか見て行きましょう。
家全体が明るくなる
普通の家の場合、特に北側に面する部屋では暗くなりがちで昼間でも照明に頼らざるを得なくなります。
中庭のある家でしたら四方から光を取り入れる事が出来るので家中、どの部屋でも明るくする事が出来ます。家中まんべんくポカポカと太陽光の差し込むお家で生活を送る事ができます。
プライバシー性の高い庭
建て物の内部にある中庭では周りの目を遮る事ができるので、プライバシーの保たれるお庭で子供たちを遊ばせることができます。
夏場に子供用プールで遊ばせても、外から見られる心配がないので安心です。隣家や通りからの視線を遮る事が出来つつ、両親にとっては直ぐ近くで目の届く範囲なので自由に遊ばせても安心できます。
子供達だけでなく大人にとっても楽しめるプライベート空間になります。
BBQをしたり家庭菜園を楽しんだり、露天風呂を作ったり星空を眺めながらお酒を飲んだり…
プライベート空間なので格好も周りの目を気にする必要がありません。裸のまま日光浴なんかも楽しめますね。(笑
防犯面を気にせずに通気できる
都心部や住宅街であれば特に隣家との距離が近かったり防犯面も考え窓を開けっ放しにするのが難しい事もあります。
中庭に面した窓であれば気軽に窓を開けっ放しにする事ができます。
家中に気持ちの良い風が通り、換気を十分にする事ができると同時に開放感も味わえます。
外に面した窓ではないので防犯面も気にする必要はありません。
中庭のある家の満足度は間取りにより大きく変わる
中庭のある家は多くのメリットもあり、周りの視線を気にせずに寛げるプライベート空間の確保が出来ますが、強度の面や建築コストの面、そして間取りで工夫が重要になってきます。
特に間取りは大切です。
家事動線や生活動線の悪い間取りでは毎日の生活の中で小さなストレスが発生します。毎日の事なので小さなストレスが積み重なりやがて大きな不満に変わります。
そうなるとせっかくお金をかけて建てたお家なのに好きになれず、後悔が募ってしまいます。
その為、中庭のあるお家を希望されている方は施工例を多くもつハウスメーカーや工務店を選ぶ必要があります。
施工実績が多くノウハウの溜まっている会社だとデメリット面を補う施策を行う事が可能です。貴方の理想の家にあったベストな施工例の提案もしてくれます。
実績の有無で提案力が変わってきますので、失敗しない為には慣れている会社に相談をするのが1番です。
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タウンライフを利用するのがおすすめです。
中庭のある家の施工実績も十分な住宅メーカーからあなたに合った間取りプランを貰う事ができます。
家づくりへの希望・要望を書き込める欄がありますのでそこに中庭のある家を希望と書けばOKです。
希望・要望は出来るだけ詳細に書いた方が、住宅メーカー側もあなたの理想や条件が分かるので間取りプランも提案しやすくなります。
逆に家づくりへの希望や要望があまり固まっていない場合には間取りプランも考えようがないので貰えない可能性もあります。
現時点で希望・要望があまり固まっていない時にはライフルホームズで住宅カタログを貰うのが良いです。
タウンライフ公式サイト中庭のある家の住宅カタログを貰う方法

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住宅カタログを集める為のサイトなので希望・要望等を書き込まなくても問題ありません。氏名・住所・連絡先の入力だけで住宅カタログを集める事ができます。
ライフルホームズ公式サイトいきなりの電話連絡が苦手な方
カタログ請求後、いきなり電話連絡をされるのが苦手な方はフリースペース欄に「連絡はメールでお願いします。」とか「電話連絡は控えて下さい」等かいておけばOKです。
まとめ

中庭のある家の間取り図や外観、そしてデメリットや注意しておきたいポイントなどを紹介してきましたが如何でしたでしょうか。
中庭のある家は子供達が安心して遊べる場であったり、BBQや庭園造りなど大人達も楽しめるプライベートな空間が確保できるのでとても魅力的です。
また人通りの多い面に窓を設置せずとも、中庭をつくる事でプライバシーを守りつつ採光や風通しの確保ができます。
理想通りの中庭のあるお家が建てられるように、住宅メーカー選びは慎重に、カタログ等を集め情報収集をきちんと行いましょう。
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