3階建てで後悔や失敗しやすいポイントと対策!!

2022-12-08

土地代が高い都市部を中心に根強い人気のある3階建てですが、3階建ての注意点やデメリットへの対策をとらずに建てて失敗や後悔をしている施主さんが多くいます。

後悔や失敗をしない為に、これから家づくりを行う方は3階建て住宅の注意点やデメリットを把握してからマイホーム計画を進めていきましょう。


家たてる

3階建ては僕も気になっているからどういった点に気を付ければ良いのかとかメリットとかも、色々と教えてくれると助かるな。

ナビ子

はい、了解しました。では3階建てで失敗も後悔もしない為に注意しておきたいポイント等を含め色々とご紹介していきますね!

目次
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3階建てで後悔をされている口コミ

3階建てで後悔をされている施主のリアルな口コミを幾つかご紹介致します。先人の後悔・失敗を参考にしてもらいマイホームづくりを進めていきましょう。

30代男性

土地探しに難航していたのですが、ようやく予算に合う土地を発見!!喜んだのも束の間、その土地では希望をしていた3階建ての間取りは実現が難しいと言われました。3階建てを諦めようと思ったきっかけです。

50代男性

3階建てに住んで約10年です。最近は階段の上り下りが大変でホームエレベーターをリフォームで付けようかどうしようか検討中です。将来の事を考えると付けたいのですが費用が高いので躊躇しています。

30代女性

平屋の実家にずっと暮らしていたので3階建ては家事が面倒ですね。もう少し家事動線がスムーズな間取りで建てれば良かったなと後悔しています。

40代女性

3階にいる時間が多い方は宅配BOXをつけた方が良いですよ。3階にいる時に宅配物が届いて1階まで降りていくのが億劫なので私の場合は居留守しています。宅配BOXを置いておけばそこに荷物は入れてくれますので。

30代男性

狭小地に3階建てを建てました。生活は慣れれば別に問題はないです。ただテレビや冷蔵庫、洗濯機など家電の搬入が面倒でしたね。3階の寝室にも大型テレビを設置したかったのですが諦めて小さいテレビを置いています。

40代男性

毎日晩酌をするのですが酔った時の階段の上り下りは億劫ですね。あと朝起きて2階のリビングへ。準備を済ませ1階に降りての寝起き階段はとても面倒ですし寝ぼけてたら危ないです。

30代女性

うちは防火地域だったので建築費がやや想定より高くなってしまいました。2階建てだったら準耐火建築物で良かったようで、その時は3階建てでちょっと後悔しましたけど利便性の良い場所に住みたかったので仕方ないですね。

30代男性

我が家は2階リビングなのですが日常的に購入する食品や日用品を2階まで運ぶのが面倒に感じます。飲料水を箱買いした時なんて重労働です。と、…書いていて気付いたんですがこれ2階建てでもリビングが2階にあれば同じですね。。

40代女性

隣家との距離が近い3階建てなので、1階の日当たりが悪く特に冬が寒いです。反対に夏は3階が暑くて困っています。オプションで断熱性能を上げれば良かったと後悔しています。

3階建てで後悔や失敗をしやすいポイントと対策

建てる前に知っておかないと後悔や失敗する事になりかねない、平屋・2階建てには無い3階建ての注意点やデメリットは以下の通りです。

3階建てで後悔に繋がりやすい注意点やデメリット

◦土地の規制の影響を受けやすい
◦建築費が高くなる
◦外壁や屋根、窓サッシの選択肢が狭まる可能性
◦工期が長くなる
◦上下移動の負担が増える
◦大型の家具や家電の搬入が大変
◦良い間取りの作成が難しい
◦階毎で温度差が出やすい
◦1階の日当たりが悪くなりがち
◦Wi-Fiの電波が届きずらい
◦エアコンの設置費用が高くなる
◦揺れを感じやすい
◦目視点検がしにくい
◦メンテナンス費用が高くなる

土地の規制の影響を受けやすい

殆どの土地には計画して都市をつくるための規則内容を示した法律(都市計画法)が定められており、この土地計画法に基づいて土地の利用方法を定めた"用途地域"という規定があります。

用途地域は大きく分けると3タイプ(①.住居系 ②.商業系 ③.工業系)に分ける事が出来ます。
(住居系が更に8地域に分けられ、商業系が2地域、工業系が3地域、合計13地域に分けられます。)

用途地域毎に全面道路や隣接地の日当たりや通風を確保する為の「高さ制限」や「建ぺい率」、「容積率」が決められています。

建てる建物のサイズはこの3つの規制が大きく関係してきます。

◦「高さ制限」
その土地に建てられる建物の高さの上限を制限するものです。高さ制限は大きく分けて「絶対高さ制限」「道路斜線制限」「隣地斜線制限」「北側斜線制限」の4種類に分けられます。

◦「建ぺい率」
土地面積に対する建築面積(建物を真上から見た時の面積)の割合の事です。

◦「容積率」
土地面積に対する延床面積の割合の事です。

用途地域の中で最も制限の厳しい"第一種低層住居専用地域"では高さ10mまたは12mと定められており、道路斜線制限との兼ね合いで3階建てが難しいケースもあります。

また建ぺい率と容積率の関係で3階建てが向いている土地・向いていない土地などもあります。

3階建てがあまり向いていない土地の例

・敷地面積:15坪
・建ぺい率:60%
・容積率:100%

この土地に3階建てを建てる場合、建ぺい率が60%なので各フロアの床面積は最大でも9坪までとなります。

狭小地の場合、出来るだけ床面積を確保したいので制限ギリギリで建てたいところですが容積率が100%なので1階9坪,2階9坪,3階9坪は建てられません。

建ぺい率と容積率をクリアした上で3階建てを建てるなら1階5坪,2階5坪,3階5坪という間取りになります。しかしこれではワンフロアあたりの床面積が限られ過ぎているので生活のしやすい家を建てるのが難しいです。

3階建てに向いている土地の例

・敷地面積:15坪
・建ぺい率:60%
・容積率:200%

敷地面積と建ぺい率は上記と同じ条件で容積率が200%の場合であれば、1階9坪,2階9坪,3階9坪の3階建てを建てる事が出来ます。

3階建てにする事で狭小地でも効果的に床面積を確保出来ているので、この場合であれば3階建てが向いています。

このように、3階建ては平屋や2階建てと比べると建物自体の高さがあるので、土地の規制の影響を受けやすいです。その為、購入した土地に希望の3階建てが建てられずに後悔されるケースも起こります。

3階建てを検討されている方は、建設予定の土地にどのような制限があるのか?希望する3階建てが建てられるのか?等の確認は土地の購入前にしておく必要があります。

ただ土地の規制は細かく複雑だったりもするので自分で調べるのが面倒な場合は住宅会社の方に聞いたり、土地探しからサポートしてもらうのも効果的です。

建築費が高くなる

平屋や2階建てに比べて3階建ては建物自体の重みがあるのでより強固な構造にしなければいけません。強固な構造づくりの為に特別な柱や梁を使ったり、量を増やしたりするでの資材代がかかります。

もし建築予定地が防火地域や準防火地域の場合、建材に不燃材を使用する事になるので更に費用が嵩みます。

また平屋や2階建てには義務付けられていない「構造計算書」という書類の提出が必要になり、構造計算にかかる費用として20万~50万円(建物の規模や構造により異なる)程度の費用がかかります。

他にも自重が重いので地盤も強固なものにする必要があり、地盤改良費が高額になる可能性があります。地盤調査の費用も平屋や2階建てに比べると高くなる可能性があります。

このような理由から建築費は2階建て住宅と比べて2~3割程高くなると言われています。ただしトータル費用(建築費+土地代)でみた時には必ずしも高くなるとは言えません。

軟弱地盤を避ける方法

強固な構造づくりの為の費用や構造計算にかかる費用は仕方ありませんが、地盤にかかる費用は土地の状態次第です。

高額な地盤改良代がかからないように国土交通省による地盤情報検索サイト地盤サポートマップを確認し軟弱地盤は避けるようにしましょう。

トータル費用(建築費+土地代)では安くなる可能性も

例えば延床面積30坪は確保したいと希望する時、2階建てよりもワンフロア多い3階建ては狭い土地でも実現が可能です。

3階建ては狭小地でも床面積を確保しやすいので土地の購入費用を安く抑える事が出来ます。

その為、トータル費用(建築費+土地代)で考えた時に3階建ての方が安くなる可能性があります。特に地価の高い都心部だと3階建ての方がお得だったりします。

外壁や屋根、窓サッシの選択肢が狭まる可能性

都市計画法が定める地域地区の一つに火災被害を広げない為に建築制限がある地域(「防火地域」、「準防火地域」)があります。

建てる場所が防火地域に定められている場合、3階以上の建物は耐火建築物である必要があります。

◦耐火建築物の基準

・主要構造部(壁・柱・屋根・床・階段・梁)が耐火性能を持っている事
・建築物の周囲で火災が起こった際、火災が収まるまで倒壊などを起こさない構造の建物である事
・耐火建築物で火災が発生しても、近隣の建物へ延焼しないように外壁の開口部(窓・扉)に防火戸や防火設備を設けている事。
耐火建築物は火災による建築物の「倒壊および延焼を防止するため」の性能を有した建築物。

◦準耐火建築物の基準

・主要構造部(壁・柱・屋根・床・階段・梁)が耐火構造に準ずる事
・耐火建築物で火災が発生しても、近隣の建物へ延焼しないように外壁の開口部(窓・扉)に防火戸や防火設備を設けている事。
準耐火建築物は火災による建築物の「延焼を抑制するため」の性能を有した建築物。

3階建ての建物は平屋・2階建てに比べて耐火建築物にしなければいけない条件が厳しく、耐火建築物は主要構造部(壁・柱・屋根・床・階段・梁)に耐火性能のある資材を使用するので外壁や屋根、窓サッシの選択肢が狭まる可能性があります。

防火地域・準防火地域の建築制限は下記の通りです。

防火地域の建築制限

延床面積100㎡以下100㎡超
3階以上の建物耐火建築物耐火建築物
1~2階の建物・耐火建築物
・準耐火建築物
耐火建築物

新たな防火規制区域の建築制限(※1)

500㎡以下500㎡超1500㎡以下1500㎡超
4階以上の建物耐火建築物耐火建築物耐火建築物
1~3階の建物準耐火建築物耐火建築物耐火建築物
(※1)東京都では木造住宅が密集し道も狭く防火地域・準防火地域だけでは対応しきれないため
2003年に「新たな防火規制区域」が定められました。

準防火地域の建築制限

500㎡以下500㎡超1500㎡以下1500㎡超
4階以上の建物耐火建築物耐火建築物耐火建築物
3階の建物・耐火建築物
・準耐火建築物
・一定の技術基準に適合
・耐火建築物
・準耐火建築物
耐火建築物
1~2階の建物木造建築は外壁や軒裏、
開口部などに一定の防火措置が必要
・耐火建築物
・準耐火建築物
耐火建築物

ちなみに防火地域、新防火区域、準防火地域等に該当するかは自治体等のホームページ等で確認する事が出来ますので事前にチェックしておきましょう。

防火地域>新たな防火規制区域>準防火地域の順に制限が厳しくなります。

また、他にも3階建て以上の建物には火事等が起きた時に消防隊が消火活動や救助が出来るように非常用進入口を設ける必要があります。

住宅の場合、3階の道路に面する側に幅75cm以上、高さ120cm以上の窓の設置が必要です。消防隊が外から侵入出来る必要があるので格子を付けてはいけません。

階段の位置にも規制があります。

1階から3階まで連続した階段、もしくは1階から2階の階段と2階から3階の階段は近い場所に設置しないといけません。これは火災や停電、災害など緊急を要する際にスムーズに避難する為です。

このように3階建てには2階建てにはない防火避難規定もあります。

工期が長くなる

工期は建物の規模、構造や工法によって様々ですが同じ仕様で2階建てと3階建てを建てた場合、3階建ての方が工期がやや長くなります。

工期が長くなると、建て替えの方は仮住まいにかかる費用、賃貸の方は家賃がかかります。工期が長くなる程そうしたコストがかかりますので注意が必要です。

上下移動の負担が増える

2階建てよりも階段が1つ多いので上下移動の負担が大きくなります。間取りによってはトイレに行くのに階段移動が必要だったり、洗濯物を干すのにも階段を使う必要があったり、何かと上下移動が増えてきます。

若い時は階段の上り下りも良い運動になって問題ないですが、高齢になった時や高齢者がいる家庭では身体的負担が増えるので注意が必要です。

家庭用エレベーターを導入する事で解決できますが、設置費用が高額になる事や狭小住宅には向いていない事などもあり中々難しいです。

その為、3階フロアは子供部屋や物置として使ったりするなど上下移動を極力減らせる間取りにするのが効果的です。

大型の家具や家電の搬入が大変

3階に寝室がある場合ベッドを3階まで搬入しなければなりません。階段の幅が狭くベッドを室内から運ぶのが難しい時には外からクレーンで吊り上げて搬入する必要があります。そうなると搬入費用がかかります。

組み立て式の家具であれば搬入も、不要になった際に捨てる時もバラして小さく出来るので楽です。冷蔵庫や洗濯機など大型の家電を購入する際には事前に幅を確認しておきましょう。

良い間取りの作成が難しい

狭小地に建てる場合はワンフロアの床面積が限られるので収納スペースが足りなかったり、生活動線・家事動線の悪い間取りになりがちで生活が不便になる可能性があります。

狭小地でなくとも耐震性も確保しつつ、土地のルールもクリアしつつで平屋や2階建てよりも良い間取り作成は容易ではありません。

収納も動線も考えられた間取りにするには3階建て住宅を得意としているハウスメーカーに相談をするのが一番です。多くの実績がありノウハウを蓄えているので様々なライフスタイルに適した間取りプランの提案を行ってくれます。

3階建て住宅の得意なハウスメーカー

階毎で温度差が出やすい

縦に3つフロアが重なるので階毎で温度差が大きくなりやすいです。たくさんの光を取り込みやすい3階は日の光+暖かい空気は上に移動しやすいという空気の性質とも相まって暖かくなりやすいです。

反対に日当たりが確保しにくい1階は、冷たい空気は下に移動しやすいという空気の性質とも相まって寒くなりがちです。

その為、夏は3階が暑くてあまり上がりたくない。冬は1階が寒くてあまり降りたくない。という声もあります。

フロア毎の温度差が大きいと過ごしずらい住環境になってしまうので3階建ての場合は特に気密・断熱性能に注視しましょう。高気密・高断熱であれば各階毎で温度差が出やすい事も防げます。

全館空調システムを導入すれば1階から3階まで家全体で空調管理を行ってくれるのでより快適に暮らす事ができます。

1階の日当たりが悪くなりがち

狭小地に建てる場合、床面積を確保する為に建ぺい率・容積率の制限いっぱいで建てる事が多いですが、そうすると隣家との距離が近くなり1階の採光が難しくなります。

採光不足は湿気やカビの原因になり、それらは家の寿命を縮める要因になります。

住宅密集地の場合には敷地いっぱいに建てるのではなく、少し余裕を持って設計を行う事で採光も風通しも良くなります。

それが難しい場合は、吹き抜けがおすすめです。吹き抜けに高窓を設置すれば、そこから光を十分に取り込む事が出来、通気も良くなります。

ただし吹き抜けを作ると冷暖房効率は下がるので断熱性能を高めておく必要があります。

Wi-Fiの電波が届きずらい

1階にWi-Fiルーターを設置した場合、3階まで電波が届きずらい事があります。性能の良いWi-Fiルーターを使うか中継機を設置する事で対応が出来るのでそこまで注意が必要なポイントではないですが一応、紹介しておきます。

ネット接続を必要とする機器が多い家庭は、躯体工事の時点で各部屋にLANケーブルを配線してLANポートを作っておくのがおすすめです。その部屋でLANケーブルを使うか分からない場合でもとりあえず配管だけはやっておいた方が便利です。

無線LANの性能は良くなっていますが同時に複数接続した時に不安定になったり速度が遅くなったりする事があります。やはり安定性や速さでは有線LANに分がありますので快適なネット環境を構築したい場合には、LANケーブルを通すための配管工事だけでも全部屋しておく事をすすめます。

ただし、配管工事にも費用は発生しますのでネット環境にあまりこだわりがない方であればしなくても問題ないです。

エアコンの設置費用が高くなる

3階の部屋にエアコンを設置する時に隣接するベランダ等が無ければ室外機を壁面に取り付けるか、1階に置いて配管を延ばして使用する必要があります。

こうした工事は標準の取付工事に含まれていないので別途追加料金が必要になる可能性が高いです。と言っても数万円程度です。

揺れを感じやすい

平屋や2階建てに比べると重心が高くなるので3階建ては揺れを感じやすいです。地震の際も当然揺れますが、台風や強風が吹いた時にも揺れを感じやすいです。

乗り物酔いをしやすい方であれば、その揺れで酔ったりする可能性もあります。ただし揺れの影響は平屋や2階建てよりも感じやすいですが耐震性能が低いという事ではないので安心して下さい。耐震性能はまた別の話です。

目視点検がしにくい

屋根や3階部分の外壁は高い位置なので目視での点検がしにくいです。台風や地震、大雨の後のセルフチェックはとても大切な事ですがそれがしにくい点はデメリットであると言えます。

セルフチェックが難しいので保証や定期点検などアフターフォローの体制がしっかりと整った住宅会社を選びましょう。

メンテナンス費用が高くなる

2階建てと比較をした時に3階建ての方がワンフロア多いのでワンフロア分の材料費がかかってきます。また作業の為の足場の設置費用も3階建ての方が高くなります。

メンテナンス費用を抑える為にはメンテナンスの頻度を減らす事が出来るサビや汚れに強い耐久力のある外壁材や屋根材、シーリング材を選びましょう。

後悔しない為の工夫が満載!!3階建てに人気の間取り

後悔が少なく満足度の高い、3階建て住宅に人気の間取りを幾つかご紹介していきます。

上り下りが少なくてすむように工夫された動線

3階建ての場合は特に動線を考えて建てないと階段の上り下りが増えて家事が面倒になってしまいます。

例えば洗濯室が1階で洗濯物を3階のバルコニーに干す場合、1階から3階まで上がらなくてはいけません。これは非常に面倒です。洗濯機置き場と干すスペースは同じフロアにしておいた方が楽です。

別フロアになる場合は洗濯機置き場⇒階段⇒干すスペースの動線がスムーズな位置関係になるようにしておくと良いです。

3階に寝室1階にトイレの場合、寝ている時にトイレで目を覚ましたらわざわざ1階まで下りないといけません。これも非常に面倒ですし寝ぼけ眼で階段を下りるのは危ないです。利便性を考えるならトイレは複数ある方が快適に暮らせます。

もしくは階段から出来るだけ近い位置に配置するなどの配慮が必要です。

夫婦の生活は1,2階で完結できる間取りも上下移動が減るので人気です。その場合3階は子供部屋や収納、屋上バルコニーなどとして使われる事が多いです。

1階をガレージにする

狭小地に建てる3階建てに人気の間取りです。狭小地の場合、庭に駐車スペースを確保する事が難しい事もあるので1階部分をガレージとするビルトインガレージ付きの3階建てが人気です。

愛車やバイクを雨・風・直射日光・チリ・ホコリなどから守れますし、ガレージ内から家へ出入りできる動線があれば雨の日でも濡れる事なく乗り降り出来ます。食材など荷物を搬入するのも楽です。

更に、ビルトインガレージは容積率の緩和措置の対象となります。

ガレージの床面積は延床面積の5分の1を上限とし容積率に含まれません。延床面積200㎡の場合、40㎡までならガレージの床面積を参入しなくて良いのです。

つまり、同じ3階建てでもビルトインガレージ付きの家と無い家とでは、ビルトインガレージ付きの家の方がガレージを含めた床面積は広く確保する事が出来ます。

容積率の緩和措置のおかげでビルトインガレージを付けても居室スペースが大きく削られる事も無いので3階建てに人気の間取りとなっています。

LDK+水回りを隣接させる

LDKと水回りを隣接させる事で料理をしながらでも洗濯も出来、動線も近くなるので家事効率がアップする間取りです。

洗面室・浴室・トイレを集約される事で掃除面でも楽になります。ただし家事効率は上がりますが狭小地の場合はLDKの広さが犠牲になる可能性があります。

リビングを広く確保する為に敢えて水回りを分ける

家族が寛ぐリビングは広く確保したいと思っている方は、水回りを敢えてフロアを分けて配置する方もいらっしゃいます。そうする事でゆったりと寛げるスペースは作れます。

例えば1階に水回り、2階リビングとした時にシャワーの音やトイレの音が気にならない、お子さんが外で活発に遊び汚れて帰ってきても手洗い場やお風呂場へ直行させる事が出来る利点などもあります。

ただし、リビングと水回りのフロアが異なるので上下移動は増えてしまいます。

1階リビングか2階リビングかはケースバイケース

3階建ての場合、リビングを1階にするかそれとも2階にするかで悩まれる方も多くいると思います。最近では2階をリビングにする間取りが増えていますが、2階リビングが全ての家族に適しているとも言い切れません。

立地の状況や他の間取りとの兼ね合い、や単純な好みなどもあるので判断材料となるように1階・2階リビングのそれぞれのメリット等を紹介しておきます。

2階リビングのメリット

(1階リビングよりも)
◦採光や風通しに優れる
◦寒くなりづらい
◦外からの視線が届きにくいのでプライバシーが守りやすい
◦中間層なので1階,3階への移動が容易

・おすすめの設備
2階リビングの場合、来訪者があった時や戸締りの確認などで1階に下りるのが面倒だったりします。その為、電気錠解除機能付きインターホン・宅配ボックスを備えておくと良いです。

遠隔操作で玄関の電気錠を開け閉め出来ますし、宅配ボックスがあれば宅配が来た時に面倒な時は居留守も使えます。

1階リビングのメリット

(2階リビングよりも)
◦来客対応、ゴミ出しなどがスムーズ
◦高齢になった時に楽
◦暑くなりづらい
◦食料品などの搬入が楽

・おすすめ設備
1階リビングは、日当たり・風通しが悪くなりがちなので吹き抜けとの相性が良いです。

また外からの視線も届きやすいので格子タイプのフェンスなど視線を遮る対策も行っておきましょう。

オープン階段(スケルトン階段)を採用する

2階建てよりも1つ階段が増える3階建てでは、空間の邪魔にならず開放感の出るオープン階段(スケルトン階段)を採用する方が多いです。

オープン階段であれば圧迫感も無く室内に入る光も遮らない、また空気の循環も邪魔しないので3階建てに向いています。

ただし、通常の階段よりコストがかかる事や段板の間の垂直部分を塞ぐ板(蹴込み板)がないので子供が落下する危険性、ペットが怖がり上り下りが出来ない可能性などもあります。

屋上バルコニーをつける

3階建ての高さを活かして屋上バルコニーを付ける間取りが人気です。眺望も楽しむ事が出来ますし、天気の良い日には食事を楽しんだり、夜空を眺めながらお酒を飲んだり、庭園づくりを楽しむ事も出来ます。

お布団のような大きな洗濯物でも一気に干せて、日当たりも風通しも良いので乾くのも早くて便利です。3階建ての屋上であればまわりの視線も気にならないので、様々な用途で活躍できる屋上バルコニーは3階建てと相性が良いです。

3階建てで後悔しない為には間取りが重要!!

3階建ては平屋や2階建てよりも動線が複雑になりやすいです。その為、よく考えられた間取りでないと生活のしずらい家になってしまいます。

間取りで後悔しない為には、3階建て住宅を得意としている複数社から条件や希望に合った間取りプランを作って貰い、各社の間取りプランを見比べる事が大切です。

複数社から同条件で間取りプランを貰う事で、いいとこ取りの間取りにブラッシュアップする事も可能なので必ず複数社から間取りプランを集めましょう。

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3階建てのメリット

3階建てのメリットは以下の通りです。

◦狭小地でも床面積を多く確保できる
◦土地の購入資金を抑えられる
◦立地条件の良い場所も選べる
◦目的に合わせたフロアの使い分けがし易い
◦趣味の部屋を確保しやすい
◦眺望や日当たり・風通しが良い
◦水害対策に有効
◦虫の侵入が少ない
◦構造計算が必須なので信頼性が高い
◦固定資産税の優遇

狭小地でも床面積を多く確保できる

3階建てが建てられる土地であれば、平屋や2階建てよりも床面積を多く確保する事が出来ます。その為、狭小地でも希望をする床面積を確保しやすいです。

土地の購入資金を抑えられる

希望する延床面積を確保する為の土地は2階建てよりも3階建ての方が小さくて済みます。狭い土地で希望の広さを確保出来るので土地の購入資金を抑える事が可能です。

3階建ては2階建てよりも建築費は高くなりがちですが、土地代の高い都心部であればトータル費用で考えると安くなる可能性があります。金銭面では土地の購入資金を抑えられる事が最大のメリットでしょう。

より快適で充実した生活を過ごせるように、浮いたお金を住宅性能や設備のグレードアップに回す事も出来ます。

立地条件の良い場所も選べる

立地条件の良いエリアは地価が高いですが、狭小であれば予算内に収まる可能性が上がります。3階建てであれば狭小地でも床面積を確保しやすいので立地条件の良いエリアも土地を探す時に選択肢に入れる事が出来ます。

目的に合わせたフロアの使い分けがし易い

3階建てであればフロア毎に目的に合わせた使い方がしやすいです。例えば店舗兼住宅の場合には1階部分を店舗に2,3階は住居に。車やバイク好きの方なら1階をまるまる大きなガレージにして2,3階は住居に。

1,2階部分を賃貸物件として3階建てにする施主さんもいます。このように3階建てならライフスタイルに合わせて各フロアの使い分けがし易く、フロア毎の組み合わせの自由度が広がります。

趣味の部屋を確保しやすい

フロアが増えた事で居住スペースに余裕が出来れば趣味のスペースを確保しやすくなります。音楽好きの方であれば音楽専用の部屋を、映画好きの方ならシアタールームを作ったり、3階建てなら自分だけの特別な空間を確保しやすいです。

眺望や日当たり・風通しが良い

3階建ての高さを活かしたメリットです。2階建てよりもワンフロア高くなるので眺望、日当たりや風通しは良くなります。

2階にリビングがある場合には明るくて風通しのいい爽やかな空間になる事でしょう。屋上にあがれば更に広く街を見晴らすことができ、心地よい開放感を味わう事ができます。

遮るものが少ないのでTVやBS,CSアンテナも感度良く受信できます。ちなみに下図は2階建てと3階建ての入居後の満足度を比較したグラフです。

2階建てと3階建ての入居後の満足度グラフ
画像参照元:セキスイハイム公式サイト

2階建てと3階建ての入居後の満足度で大きな差が開いているのが“住まいからの眺め"です。景色を楽しみたい方に3階建ては特におすすめです。

水害対策に有効

2階,3階を主な居住スペースにする事で万一浸水被害を受けても家財や貴重品が水没するリスクを減らす事が出来ます。

ただこれに関しては万が一の時のメリットなので、水害被害に合わないように建てる地域が洪水による被害を受けやすい地域かどうかは事前に確認をしておきましょう。

国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」などで確認しておくのがおすすめです。

虫の侵入が少ない

1階から侵入した虫が3階まで上がってくる可能性はありますが、それでも3階には虫の侵入が少ないです。3階にリビングや寝室がある場合、夏場に蚊が出にくいというのはちょっとしたメリットですね。

構造計算が必須なので信頼性が高い

平屋や2階建てではほぼ行われていない構造計算ですが、3階建ての場合は構造の安全性を確認するための構造計算が義務化されています。

構造計算が行われている建物なので信頼性が高く安心感も得られます。

二世帯住宅に向いている

2階建てよりも延床面積を確保しやすいので、各世帯の希望を取り入れた家づくりがしやすくなります。3フロアある事で世帯間のプライバシーも守りやすく、部屋数も増やせるので家族間のプライバシーも守りやすいです。

適度な距離感が保たれるのでストレスの少ない生活を送る事が出来ます。

固定資産税の優遇

土地や建物などの固定資産を所有している時に毎年納付しないといけない固定資産税ですが、3階建ては平屋や2階建てよりも固定資産税の減額措置の対象になりやすいです。

固定資産税の減税措置の内容は下記の通りです。

一般住宅長期優良住宅
税率1.4%1.4%
減税措置(※1)税額の2/1税額の2/1
減額期間3年間
5年間(※2)
5年間
7年間(※2)
(※1)1戸あたり120㎡相当分までが限度
(※2)3階建て以上の耐火・準耐火建築物
適用要件

◦1戸あたりの床面積が50㎡以上280㎡以下である事。
◦長期優良住宅に対する減額措置を受けるためには、新築した年の翌年の1月31日までに申告書等を市役所に提出する事。

上図の通り、3階建て住宅で耐火・準耐火建築物であれば5年間、長期優良住宅の認定を受けている場合は7年間、固定資産税が2分の1に減額されます。

ちなみに固定資産税は土地と建物、両方にかかります。

土地が広い程に高く、建物も大きい程高くなりやすいです。その為、広い土地を必要とし基礎や屋根の施工面積が大きくなりやすい平屋が1番固定資産税が高くなりやすいです。

2階建てと3階建てでは、同じ仕様・同じ延床面積として考えた場合建物にかかる固定資産税はそんなに差が出ないと思います。

ただ同じ延床面積であれば3階建ての方が土地は小さくて済むので土地への固定資産税は安くなります。

その為、減税措置の対象とならない3階建てであっても、3階建てだから固定資産税が高くなるなんて事はないので安心して下さい。


ナビ子

では続きまして、注文住宅で3階建て住宅を建てられた施主さんによる建築ブログをご紹介していきたいと思います。

たてる

はーい。宜しくお願いします。

後悔や失敗しない為に読んでおきたいブログ

3階建て住宅を検討している方におすすめの個人ブログを5サイトほどピックアップしてご紹介したいと思います。実際に3階建てを建てられた施主さんの建築ブログは大変参考になりますよ。

kikorist日誌

3階建ての建築ブログ(kikorist日誌)
ブログURL:https://kikorist.com/

住友林業で3階建てを都内に建てた施主さんによる建築ブログです。土地と住宅メーカーを探すところから始まり、契約後の打ち合わせの様子なども書かれています。

横浜でi-smartの3階建ての家を建てよう

横浜に一条工務店のi-smartの3階建てを建てられた施主さんによる建築ブログです。ハウスメーカー選びから家づくりに関するお金の事、完成後にはWEB内覧会も行われています。

都内一等地20坪を買って三階建120㎡を建てようとする話

山手線内側の一等地20坪の狭小地に3階建てを建てられた施主さんによる建築ブログです。着工後の工事の様子などもブログ内で拝見する事ができます。

積水ハウスで家を建てる

積水ハウスで木造3階建てを建てられた施主さんによる建築ブログです。家づくりは2回目のようです。プチ後悔した事や残念なポイントなども書かれています。また外構工事の様子も書かれています。

三井ホームで建てる 都内 狭小3階建て 注文住宅

三井ホームで狭小3階建てを都内に建てられた施主さんによる建築ブログです。土地探しと住宅メーカー探しの様子、工事の様子も詳細に確認出来ます。入居前EWB内覧会も行っています。

まとめ

3階建てで後悔する事がないように、施主さんによるリアルな後悔の口コミや3階建てで後悔や失敗しやすいポイントとその対策、おすすめの間取りや勉強になる建築ブログなどをご紹介してきましたが如何だったでしょうか。

3階建ては後悔に繋がりそうな注意点が幾つかありますが、きちんと対策を行えば心配いりません。満足度の高い3階建てが建てられます。

ただし3階建ての実績が乏しい住宅会社は避けるようにしましょう。

3階建てを得意としている住宅会社であればノウハウが十分に溜まっているので間取りも期待出来ますし、建築費に関しても施工の最適化や規格化が進められているので抑えられます。

じっくり時間をかけて住宅会社の比較・検討を行いましょう。素敵なマイホームづくりを応援しています。

3階建て住宅が得意な会社
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専門家に相談せずに家づくりを進めて大丈夫?

「家は3回建てないと理想の家にならない」なんて言葉もある通り、1回目の家づくりでは後になって「ああしておけば良かった…」「こうしておけば良かった…」と後悔される方が大勢います。

そうならない為に、家づくり計画を進める時には『住宅会社の人間ではない、中立な立場の家づくりの専門家』に相談をする事を強くおすすめします。

NTTデータグループが運営するサービス「HOME4U家づくりのとびら」はオンラインで家づくりの相談や質問をする事が出来ます。

・「自分にあったハウスメーカーの選び方」を知りたい
・「予算内で家を建てられるかどうか」を知りたい
・「家づくりの進め方や段取り」を知りたい

と言った、多くの方が知りたい事が一発で解る事は勿論、家づくりで不安な事

・資金計画
・住宅ローン審査
・土地探し
・良い間取り作成
・税制優遇や補助金などお得に建てるコツetc…

家づくりに関する様々な疑問や悩み、不安を解消する事が出来、失敗しない為の知識も得る事が出来ます。PCかスマホがあれば誰でも簡単に利用できるので1度チェックしてみては如何でしょうか。

HOME4U家づくりのとびら公式サイト
\中立の立場なので営業は一切無し/

この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。