ヘーベルハウスのUA値(断熱性能)とC値(気密性能)

2021-11-30

ヘーベルハウスのUA値(断熱性能)とC値(気密性能)を調べた結果を記載していきたいと思います。また、快適に暮らす為に確保しておきたいUA値・C値の基準や、UA値・C値の優れたハウスメーカーの紹介などもしています。

高気密・高断熱住宅を検討されている方はぜひご覧ください。

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ヘーベルハウスのUA値(断熱性能)

ヘーベルハウスのUA値(断熱性能)
画像元:ヘーベルハウスHP

へーベルハウスのUA値は公式HPにも記載がありますが、全棟ZEH基準を上回るUA=0.6(W/㎡・k)以下で建てられます。

標準仕様でZEH基準を満たす

2017年5月より戸建住宅の断熱構法として新たに開発した耐久型断熱「ヘーベルシェルタードダブル断熱構法」を全商品に標準採用しました。それにより2階建て全棟でZEH水準の断熱性能を実現しています。

3・4階建てについても僅かな仕様変更で同等の断熱性能となります。ちなみにZEH基準となるUA値は下記の通りです。

UA値

地域区分1234567
ZEH基準0.40.40.50.60.60.60.6
地域区分表

地域によってZEHを満たすUA値は異なります。例えば大阪や東京が該当する6地域ではUA値が0.6以下であればZEH基準を満たしていると言えます。

耐久型断熱「ヘーベルシェルタードダブル断熱構法」とは

へーベルハウスのコンクリートは「ALCコンクリート」を採用しています。ALCコンクリートとは"軽量気泡コンクリート"とも呼ばれており、コンクリート内部に無数の細かい気泡を含んでいます。

無数の空気の層を含んでいるので通常のコンクリートの約10倍という高い断熱性を備えています。質量に関しては通常のコンクリートの約1/4ほどしかない軽いコンクリートです。

このALCは軽くて断熱性能に優れている以外にも耐久性や耐火性能にも優れており、遮音性も高いのが特徴です。

ヘーベルハウスではこのALCを他社との差別化やオリジナリティを出す為に「へーベル」とか「(屋根・壁・床)へーベル」などと呼んでいます。

ここで話をこの段落のタイトル"耐久型断熱「ヘーベルシェルタードダブル断熱構法」とは"に戻すと、ALCが耐久性も断熱性にも優れている事から耐久型断熱と付けられています。

そして"ダブル断熱構法"とは、外壁と断熱材で二重の断熱層を構築している事から付けられています。"ヘーベルシェルタード"はALCコンクリートに守られている、等といった意味合いだと思います。

つまり、耐久型断熱「ヘーベルシェルタードダブル断熱構法」とはへーベルの屋根や壁・床のALCと断熱材とのダブル構造の断熱構法ですよ、という事です。

ヘーベルハウスの断熱材

ヘーベルハウスでは断熱性能の高いコンクリートを使用しているので、それをまず第一の断熱材と捉えています。そしてコンクリートの内部に設置する断熱材は「ネオマフォーム」を使用しています。

ネオマフォームの性能

ネオマフォームの1番の特徴は断熱性能の高さです。熱伝導率0.020W/(m・K)を実現しており、薄い厚さでも高い断熱性能を発揮するので、厚さが制限される外張り断熱工法などに最適な断熱材です。

屋根の層構成

ヘーベルハウスの屋根の層構成

鉄骨梁の上に屋根へーベル(100mm(非歩行仕様の場合は75mm))と高性能断熱材(ネオマフォーム+ポリスチレンフォーム)を重ねて敷く外断熱構造。

壁の層構成

ヘーベルハウスの壁の層構成

壁へーベルの内側と鉄骨柱の外側との間にネオマフォームを張り巡らし、二重の断熱ゾーンで建物を包み込みます。断熱材に干渉しない配管・配線ゾーンを設ける構法のため、断熱材の欠損を低減します。

1階床の層構成

ヘーベルハウス1階床の層構成

基礎梁と床ヘーベルで耐久性の高い床面を実現。その上にポリスチレンフォームを敷き詰める事で冬の朝の冷え込みなどを和らげます。

ヘーベルハウスの窓の仕様

ヘーベルハウスの窓の仕様

ヘーベルハウスのガラスはLow-Eペアガラス(アルゴンガス入り)を採用しています。Low-Eガラスとは特殊な金属膜でコーティングされたガラスの事です。

この特殊な金属膜が室外側のガラスにコーティングされているか、室内側のガラスにコーティングされているかでそれぞれ異なる効果を持つのですが、へーベルハウスでは窓の設置面に合わせて最適なLow-Eガラスを選択してくれます。

ヘーベルハウスのサッシの仕様

サッシはアルミ樹脂複合断熱サッシを採用しています。室内側にはアルミより熱伝導率の低い樹脂を使用した事で、冬の結露などを防いでくれます。


以上の断熱周りの仕様を見る限り、ヘーベルハウスで標準仕様で建てた時には公式の宣言通りZEH基準を満たすUA値0.6以下になると思いますが、わりとギリギリ満たす数値になりそうです。

アルミ樹脂複合サッシを樹脂サッシにグレードアップすればより断熱性能を高められるでしょう。ただしヘーベルハウスはアルミ樹脂複合サッシしか選べないという声も聞いた事があります。グレードアップしたという報告もあるので、地域や時期、商品などで差があるのかもしれないので担当に確認をとりましょう。

ヘーベルハウスのC値(気密性能)

ヘーベルハウスはHP上でC値を公表していません。その為C値に関してはヘーベルハウスを建てた施主さんが気密測定の結果をブログに記載している記事がありましたので、そちらを参考させて頂きたいと思います。

施主ブログ

こちらの施主さんによる報告ではC値は2.0以上となっています。


残念ながらヘーベルハウスの施主さんで気密測定の結果をブログにアップされている方は、1人しか見つける事が出来ませんでした。その為、上記ブログを参考にしつつ鉄骨住宅の特徴も踏まえてC値を考察したいと思います。

そもそも鉄骨住宅は気密性を確保するのが木造よりも難しいとされています。その理由は、鉄は温めれば膨張し冷やされれば縮まるといった特性を持っているので、わざと隙間を作らなければ製品として成り立たないのです。

その為、鉄骨は木造よりも気密性を確保するのが難しいのです。そうした"鉄"の特性があるので、どうしても木造よりもC値が悪くなりがちです。C値が芳しくないので鉄骨を取り扱っているハウスメーカーは基本的にC値を公表していません。

ちなみに同じ鉄骨造を取り扱っているセキスイハイムもC値の公表はしていませんが、当サイト調べの結果はC値:1.6~1.9(c㎡/㎡)となっています。

そうした事を踏まえた結果、建築ブログでアップされていた記事はお一人様だけでしたが、ヘーベルハウスの平均C値はおおむね2.0で近しいと予想されます。

ヘーベルハウスのUA値(断熱性能)C値(気密性能) 結果発表!!

ヘーベルハウスの標準仕様で建てた場合、UA値は0.4~0.6(W/㎡・k)、C値は2.0(c㎡/㎡)位です。(※)

ヘーベルハウスのUA値(断熱性能)・C値(気密性能)

UA値0.4~0.6(W/㎡・k)
C値2.0(c㎡/㎡)

(※)
・C値はヘーベルハウスの公式発表の数値ではありません。施主さんのブログや構造・工法などから当サイト管理人が推測した予想値です。
・UA値・C値は家の形状や間取り等で変わる数値なのであくまで参考程度にお考え下さい。

UA値とC値の注意点

断熱性能と気密性能を判断する上でUA値とC値は役に立つ指標ですが、何点か知っておいた方が良い注意点もありますのでご紹介しておきたいと思います。

UA値はあくまで理論値

UA値は家の仕様がまとまると計算式で求める事が出来ます。計算式は下記の通りです。

UA値=熱損失量(w/k)÷外皮面積(㎡)

UA値は住宅の内部から床、外壁、天井、開口部などから外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値になるのですが、あくまで計算で求める値なので理論値となります。実測値ではありません。

万が一施工不良等があれば算出したUA値よりも実際は悪い数値で家が建つ可能性もあります。

C値は実測値

セキスイハイム 気密測定

C値は室内の空気が外に流失したり、外気が入り込んだりする家の隙間の広さを示した数値で上記画像のバズーカのような専用機器を用いて測定をする実測値です。計算式は下記の通りです。

C値=家全体の隙間の合計(c㎡)÷延床面積(㎡)

気密測定は断熱・気密工事が終わった後か竣工後に行います。家にどれだけの隙間が空いているのかを測定するので、ある程度施工が進んでからでないと測る事が出来ません。つまり家が建つ前段階ではC値は分からないのです。

またC値は家の形状や間取りによっても変わりますが、現場の大工さんの施工精度も反映されます。施工精度が低く杜撰な仕事をする職人さんが建てた家は隙間が多くなるのでC値が悪くなります。

…厳密に言えば構造や工法、断熱工法の違いなどで施工のし易さが変わり気密性を確保する難易度が異なるので一概に現場の職人さんの腕だけが原因という訳ではありませんが、過去に建てた住宅の平均C値が優れている住宅メーカーは現場の職人さんが優れている+気密性を確保しやすい家という事が判断できるので、過去の平均C値が良ければ自分が建てる時にも気密性が確保された家が建つ可能性が高いです。

どちらにしても現場の施工レベルが低ければ優秀なC値は出せませんので、C値は現場の施工レベルを測る物差しとしても役に立ちます。

UA値とC値はセットで考える

断熱性能に優れた断熱材や窓ガラス・サッシ等を使用して断熱性能を上げても気密性能が低い家でしたら、家中から空気が外に逃げたり、外気が室内に入ってきたりするのでせっかくの断熱性能も意味がありません。

反対に気密性能だけが高くても断熱性能が低ければ夏は暑い外気の影響を受け室温が高くなり、冬は寒い冷気の影響で室温が下がり外気の影響を強く受けるので意味がありません。

その為、UA値C値はどちらか一方だけが優れていてもあまり意味がなく必ずセットで考えるようにしましょう。

住宅性能(UA値やC値)や住宅設備、デザイン、間取り、保証制度などは必ずカタログスペックで比較を!

耐震性能の等級や気密・断熱性能(C値・UA値)、キッチンや浴室、トイレ等で使われる住宅設備のグレードや見た目やカラー。外観や内装の得意なデザイン、デザインのセンス。ライフスタイル別に用意されているおすすめの間取り例。保証制度、定期点検の内容等、大切な事は必ず各社のカタログで比較をしましょう。

正直各社のHPを見ても分かりずらかったり欲しい情報が書いてなかったりもします。特にUA値、C値はHPに書いていない事が多いです。その点、住宅カタログにはハウスメーカーを選ぶ為に必要な情報がバッチリ載っています。

どういったキッチンになるのか、浴室や洗面室の作り見た目。外観・内装のデザインなどは実際に画像を見ないとイメージがしにくいと思いますが、カタログだと写真付きで載っていますので具体的にその家で生活を送るイメージが湧いてきます。

その為、ハウスメーカーを選ぶ時には必ず複数社から最新カタログを取り寄せカタログに載ってある情報で比較検討をするようにしましょう。

\各社のカタログを眺めるだけでも楽しいですよ/

ヘーベルハウスは高気密・高断熱?

ヘーベルハウスが高気密・高断熱住宅かを論じる前に『高気密・高断熱住宅』の定義についてお話したいと思います。

高気密・高断熱には定義がない

実は高気密・高断熱住宅には『UA値○○以下、C値○○以下の建物を高気密・高断熱住宅と呼ぶ』といった定義が決まっていないのです。その為、実際のUA値やC値がたいした値でなくても『高気密・高断熱住宅』とPRをして販売が出来てしまうのが現状です。

ハウスメーカーのHPに載っている"高気密高断熱住宅"という売り文句や営業マンが言う「我が社の家は夏は涼しく、冬は暖かい家ですよ」等のセールストークを鵜呑みにして高気密・高断熱住宅だと思い込んで建てた結果、実際の断熱性能や気密性能はそこまで高くない『なんちゃって高気密・高断熱住宅』だったなんて悲しい失敗例も多くあります。

断熱性能および気密性能はUA値、C値の数値で確認

例えば以下のようなキャッチフレーズでPRをしているハウスメーカーが3社あったとします。

A社:『高性能断熱材で真冬でもポカポカ住宅!』
B社:『裸足でも快適に過ごせるあたたかいお家!』
C社:『W断熱で夏でも冬でも1年中快適ハウス!』

上記の文言だけで本当に断熱性能・気密性能が優れている家がどこの会社なのかは分からないと思います。では下記の場合ではどうでしょうか?

A社:(UA値:0.8/C値:1.0)
B社:(UA値:0.3/C値:0.3)
C社:(UA値:0.6/C値:1.2)

数値に置き換えれば3社の中でB社が1番断熱性能、気密性能共に優れているという事が分かります。断熱・気密性能を判断する時には書かれている文言ではなくUA値やC値の値を確認するようにしましょう。

ヘーベルハウスのUA値、C値は快適に暮らせる値なのか?

高気密・高断熱には定義がないとお話しましたが、実際に優れた断熱性能と気密性能をほこる本当の高気密・高断熱住宅であれば夏は涼しく冬は暖かく1年を通じて快適に暮らす事が出来ます。

では、UA値C値がどの位あれば本当の高気密・高断熱住宅と呼べて1年を通じて快適に暮らす事が出来るのか説明していきたいと思います。

快適に暮らす為のUA値

快適に暮らす為のUA値を定める為にH25省エネ基準(熱等性能等級4)、ZEH基準、HEAT20 G1基準、HEAT20 G2基準、HEAT20 G3基準のUA値の指標を参考にしたいと思います。

UA値

地域区分1234567
H25省エネ基準
(断熱等性能等級4)
0.460.460.560.750.870.870.87
ZEH基準0.40.40.50.60.60.60.6
HEAT20 G1基準(※)0.340.340.380.460.480.560.56
HEAT20 G2基準0.280.280.280.340.340.460.46
HEAT20 G3基準0.20.20.20.230.230.260.26
地域区分表

快適に暮らすために確保しておきたいUA値はZEH基準を満たす数値です。建てる地域により数値は異なりますが東京・大阪の該当する6地域であればUA値0.6以下を目指したいところです。

(※)
HEAT20とは20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会の略称

ZEH基準を目標とする理由

H25省エネ基準は平成25年(2013年)に定められた指標なのですが今では基準が古すぎて設定も緩いです。"省エネ基準"という名前がついていますが、この基準を満たしてもさほど省エネ住宅にはなりません。

H25省エネ基準は本来であれば2020年に義務化される予定でした。(義務化は見送られました。)2020年以降に建てる住宅はH25省エネ基準をクリアしていないと建てる事すら出来ない!という最低限の数値だという事です。この数値を満たしても快適に暮らす為には物足りません。

ちなみにハウスメーカーのHP等によく書かれている『断熱等級4(最高等級!!)』とはこのH25省エネ基準を満たしていれば名乗る事ができます。”最高等級”と聞くと何だか凄そうに見えますが実際はそこまで凄い数値ではありません。

ではZEH基準よりも厳しいHEAT20基準を目指すのはどうなのか?という所ですが、断熱性能だけを考えるのなら勿論OKです。ただし問題はコストです。

断熱性能を良くすればするほどコストもかかります。オーバースペックになる可能性もあります。その為、コストと快適性を考えた時にいい感じで落ち着くのがZEH基準を満たしたUA値という事です。

快適に暮らす為のC値

平成11年(1999年)に改正された省エネ基準にはC値の基準となる指標があったのですが平成25年(2013年)に省エネ基準を改正・強化された時にC値の項目は削除されてしまいました。その為、現在C値にはUA値のように基準にできる指標がありません。

ちなみに平成25年(2013年)まで使われていたC値の基準となる指標は下図とおりです。

地域区分1234567
次世代省エネ基準22555
地域区分表

この基準値はかなり古いので今の時代に全く適していません。たまにこの2013年まで使われていた指標を指して『気密性能の基準値を大幅にクリア』等と謳っているハウスメーカーもあるので気を付けましょう。

これから家づくりを行う方であればC値は0.7以下を目指したい所です。

C値0.7以下を目指す理由

気密性能は住宅の換気性能とも大きく関わってきます。穴の開いたストローでは上手に吸えないのと同様に、気密性能が悪く隙間だらけの家では換気が上手に行えません。下図は第三種換気システム稼働時の気密性能と隙間からの給気量の関係を表した表です。

C値が1.0の場合、自然給気口からは50%の給気しかできません。C値がそれ以上悪くなると換気能力が著しく下がります。ちなみに第一種換気システムに関しても同じような事が言えます。

下図は第一種換気システム稼働時の気密性能と風・温度差との関係を表した図です。

C値が1.0の場合の総漏気量(風速2.5m~3m/秒の時)は0.22回/hとなっています。必要換気量が0.5回/hなので44%はその他(隙間)から入ってくる事になります。

換気能力が下がると汚れた空気が室内に滞留し健康に悪影響があったり、結露が発生しやすい環境になり住宅の寿命を縮める原因になったりと良い事がありません。

換気の事も考えるとC値は最低でも1.0以下が望ましいですがC値は経年劣化の影響を受けやすい事も考慮しておかないといけません。新築時にC値が1.0であっても10年後には悪くなっている可能性が高いです。

換気能力と経年劣化を考慮した時に、新築時に目指したいC値は0.7以下となります。10年後に建て替えを予定していたり、長く住む予定でない方であればC値1.0以下を目指す考え方でも良いと思います。

へーベルハウスのUA値は良いがC値は良くない

へーベルハウスの標準仕様の暫定UA値は0.4~0.6(W/㎡・k)、C値は2.0(c㎡/㎡)位です。

当サイトで定めた快適に暮らす為に必要なUA値はZEH基準を満たす値、C値は0.7以下です。よってへーベルハウスのUA値(断熱性能)は当サイトで定めた基準を満たしているが、C値(気密性能)は基準値を満たしていないと言えます。

…ここまでだと鉄骨住宅自体が良くないみたいなイメージを持たれる可能性があるので補足しておきます。

確かに木造に比べると鉄骨住宅は断熱性能および気密性能を確保するのが難しいです。ですが、木造よりも少ない柱で構成できるので設計の自由度が高く、開口部や窓を大きくする事ができます。また工場生産のため品質が安定しており、工期も比較的短くて済みます。他にも売却時に木造よりも高く売れる事が多いです。

ちなみに耐震性能に関しては鉄骨の方が優れている。とだけ書かれている記事も多いので鉄骨造であれば木造よりも安心、と思う方も多いと思いますがそれは間違いです。

確かに、木造の在来工法(木造軸組工法)でよくみられる柱と柱の間が筋交いだけで建てられる木造と比べれば鉄骨造の方が耐震性能は高いでしょう。だけど、最近の木造は筋交いの代わりに構造用合板を使用したり2×4や2×6、木質パネル工法で建てられるのが主流です。木材を繋ぎ合わせる金具も進化しています。優れた制振装置もあります。昔の木造住宅と今の木造住宅とでは耐震性能が全く異なります。

今の木造であれば耐震等級も最高等級の3の取得は容易です。その為、家の形状や間取り、仕様によっては木造住宅で建てた家の方が耐震性能が高い事もあり得ます。

ではなぜ鉄骨の方が耐震性能が優れていると言われやすいのかと言えば、「同じ重量を支えるのに鉄骨の方が柱や壁が少なくて済む」からです。少なくて済むので設計自由度が高く、開口部や窓を大きくする事ができるのです。

あくまで同じ柱のサイズであれば鉄骨の方がより重い重量を支える事が出来る。という話なので、注文住宅で建てる時に木造よりも鉄骨の家の方が耐震性能が高い。とは一概には言えません。

それともう1点、鉄骨住宅はシロアリの被害を受けないと思われているお客様もいましたがそれも間違いです。鉄骨住宅といえど骨組み以外の箇所は木材も多く使われています。木材以外にも壁紙や石膏ボードなどなど鉄骨以外の材料がいたるところで使われているので、殆どの物を食べるシロアリにとっては鉄骨でも木造でも大した差はありません。

木造だと構造躯体までシロアリにいかれる可能性はありますが、被害に遭う可能性は木造でも鉄骨でも一緒です。どちらもシロアリ対策は必須です。

このように鉄骨には鉄骨のいいところ、木造には木造のいいところ、両者あまり変わらないところなどがあります。当サイトの基準に当て嵌めるとヘーベルハウスは高断熱だか高気密とは呼べないという結果になりましたが気密性能はあくまで住宅性能の1部分です。その性能だけでHMを判断するのではなく価格は勿論、営業との相性やその他の性能、デザイン、設備などなど様々な角度から比較を行いましょう。

ハウスメーカー選びで失敗しない為に

誰もがハウスメーカー選びで失敗したくないと思っていますが、残念ながら失敗や後悔をする人が後を絶ちません。失敗してしまう最大の理由は最初の段階で比較・検討が不十分だからです。

マイホームに限らず車や高級家電を買う時にもデザインの差や価格の差、性能の差などを比較するのと同様にハウスメーカーを選ぶ時にも各社の特徴や性能、価格や保証制度や設備等を比較する必要があります。

注文住宅では一人一人の条件が違うので自分に合ったハウスメーカーを見つける事が大切です。その為に複数社のカタログを取り寄せ比較・検討を行いましょう。この作業を面倒くさがると後になって後悔します。先ずはパパッと一括で集めてしまうのが効率的です。

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建てる家のUA値、C値を確認する方法

過去実績の数値も参考に出来ますが、注文住宅では1棟1棟仕様が異なるのでUA値、C値も変わってきます。その為、自分の家のUA値、C値も確認する事をおすすめします。

UA値を確認する方法

UA値は家の間取りや仕様が決まったタイミングで計算で求める事が出来ます。一通り仕様が纏まったらハウスメーカーに「UA値を教えて下さい」と伝えれば算出して貰えます。

ハウスメーカーによってはUA値の算出に別途費用が発生する会社もありますので、その辺は事前に確認をしておいた方が良いでしょう。

C値を確認する方法

C値に関してもハウスメーカーに気密測定を行いたい旨を事前に伝えておけば手配をしてくれます。ただしハウスメーカーによっては「気密測定はやっていない」と断られるパターンもあります。

そんな時は自分で気密測定業者に直接依頼を行えば問題ありません。直接依頼をするメリットは、ハウスメーカーを挟まないので費用を抑えられる可能性がある事と、第三者の立場で測定をして貰えるので安心感を得られる事です。

デメリットとしては業者とのやりとりを全て自分でやる必要があり手間がかかるという事です。ちなみに気密測定1回の費用相場は5万円~10万円程度かかります。

気密測定を行うタイミング

気密測定を行うタイミングは主に2回あります。1回目は断熱・気密工事が終わった後(まだお家は完成していません。)2回目は竣工後(お家の完成後)です。

より安心感と確実性を求めるなら1回目、2回目と両方のタイミングで行う事です。ただし1回の測定につき5万円~10万円程度の費用がかかるので「出来れば1回に抑えたい」という方は、断熱・気密工事が終わったタイミングで測定を行う事をおすすめします。

理由は、そのタイミングであればC値が悪かった時に気密処理の弱いところを特定し、気密性向上のための施工がわりと簡単に行えるからです。竣工後の測定よりもC値の改善、手直しがしやすいのです。

気密測定の結果C値が悪ければ改善をしてもらう事は事前にハウスメーカーと交渉をしておきましょう。出来れば契約の条件に入れておいた方が良いです。

満足できるUA値、C値で家を建てる方法

高気密・高断熱住宅だと思っていたのに実際の数値は悪かった…なんて事にならないようにハウスメーカーと契約を結ぶ前に以下の事をしておくと良いです。

契約の条件に『UA値○○以下保証』を入れる

ハウスメーカーと契約を結ぶ条件の1つに『UA値:○○以下保証』を加えましょう。また契約の前に、UA値:○○以下保証を入れた状態で見積もりを貰うようにしましょう。

契約後に「UA値を○○以下にしたい」と伝えても「ではそのUA値にするにはこれが必要なのでこの位の追加費用が発生しますねー。」と想定外の費用が発生する可能性が高いので契約前に話を詰めておく必要があります。

ちなみにUA値は間取りや窓の仕様、断熱材などにより変わってきますので希望のUA値がある場合には出来るだけ早い段階で「UA値は○○以下を希望しています。」と伝えておいた方が住宅会社側もそれに合わせた提案も出来るので話がスムーズに進みます。

目標とするC値を提示して貰う

C値もUA値のように○○以下保証が出来れば良いのですが、C値は実測値なので保証までしてくれるハウスメーカーは少ないです。保証が無理な場合には目標とするC値を提示して貰いましょう。

その提示された目標値が本当に達成可能な数値かどうかは過去に建てた住宅の平均C値を尋ねて判断をして下さい。モデルハウスの数値よりも実際の施工住宅で測定されたC値の方が信用ができます。

実際の施工物件で何度も良いC値を出しているハウスメーカーであれば職人さんの施工精度が高く丁寧な仕事をしてくれるでしょう。反対にC値のデータが乏しい会社やごまかしたりする会社は気密性能に自信の無い会社である可能性が高いので注意が必要です。

気密測定には費用がかかりますが1棟1棟数値が異なるので、自分の家を建てる時にはやっておく事をおすすめします。断熱・気密工事が済んだタイミングで1度気密測定を行い、その時にC値が悪ければ目標C値まで手直しをして貰う事も契約の条件に入れておくと良いです。

高気密・高断熱住宅を得意とするHMと契約をする

餅は餅屋という諺もある通り、高気密高断熱住宅を得意としているハウスメーカーであれば実績も豊富でノウハウも蓄積されています。特に気密性能は現場の施工精度にも大きく影響を受けるので慣れていない会社であれば悪いC値になる可能性は高いです。

UA値に関しては理論値なので、良い断熱材を使い窓や玄関、勝手口なども高断熱仕様のものを使えば数値上良くする事は出来ます。ただし算出した数値と建てた家のUA値が等しくなるかは施工精度に関わります。

その為、平均C値の優れたハウスメーカーや高気密・高断熱住宅を得意としているハウスメーカーにお願いをした方がUA値、C値は良くなりやすいです。

UA値、C値の優秀なハウスメーカー

この記事で定義をした快適に暮らす為に確保しておきたいUA値とC値を共に満たしているハウスメーカーを何社かご紹介したいと思います。

UA値0.6以下、C値1.0以下を満たすハウスメーカー

UA値とC値の参照元が支店・加盟店を含む公式HPや公式が出したPDF資料に記載のあるハウスメーカーのみをピックアップしています。

社名UA値
(W/㎡・K)
C値
(c㎡/㎡)
参照元
FPの家0.430.44公式HP
UA値・C値
R+house0.460.34PDF資料
UA値・C値
To Casa0.30.3公式HP
UA値・C値
アイフルホーム0.30.54公式HP
UA値・C値
アエラホーム0.390.47公式HP
UA値・C値
イシカワ0.480.6公式HP
UA値・C値
イノスグループ0.560.3公式HP
UA値C値
インターデコハウス0.420.6支店・加盟店HP
UA値・C値
インデュアホーム0.3~0.350.2~0.3支店・加盟店HP
UA値C値
ウェルネストホーム0.280.2公式HP
UA値C値
ウッディ伊藤0.22~0.340.1~0.3公式HP
UA値・C値
オートリホーム0.560.7公式HP
UA値・C値
カネカのお家0.280.2支店・加盟店HP
UA値・C値
キムラ
(スコーグの家)
0.20.3PDF資料
UA値・C値
サイエンスホーム0.46以下0.7以下支店・加盟店HP
UA値・C値
サンコーホーム0.280.5公式HP
UA値・C値
ジブンハウス0.460.2支店・加盟店HP
UA値・C値
ジュープラス0.40.1~0.3公式HP
UA値・C値
スウェーデンハウス0.380.63PDF資料
UA値・C値
セルコホーム0.370.492公式HP
UA値・C値
トヨタウッドユーホーム0.340.8公式HP
UA値・C値
フィアスホーム0.380.32支店・加盟店HP
UA値・C値
メープルホーム0.460.3公式HP
UA値C値
ヤマト住建0.271.0以下公式HP
UA値・C値
ユートピア建設0.450.15公式HP
UA値C値
ユニテハウス0.560.7PDF資料
UA値・C値
ユニバーサルホーム0.340.4公式HP
UA値・C値
一条工務店0.250.59公式HP
UA値C値
九州八重洲0.260.6公式HP
UA値・C値
建成ホーム0.30.27公式HP
UA値・C値
住ま居る0.30.5公式HP
UA値・C値
小嶋工務店0.440.9公式HP
UA値C値
小林住宅0.290.15公式HP
UA値・C値
真柄工務店0.460.5公式HP
UA値・C値
石井工務店0.420.33公式HP
UA値C値
大共ホーム0.150.2公式HP
UA値C値
大庭工務店0.460.22公式HP
UA値C値
第一住宅0.460.5公式HP
UA値・C値
土屋ホーム0.240.38公式HP
UA値・C値
馬渡ホーム0.260.29公式HP
UA値・C値
棟晶0.220.25公式HP
UA値・C値
福岡工務店0.50.15公式HP
UA値C値
北洲ハウジング0.230.65公式HP
UA値C値
無添加住宅0.50.7支店・加盟店HP
UA値・C値
木下工務店0.390.6公式HP
UA値・C値

私自身、全国のハウスメーカーや工務店を把握している訳ではないので上記に名前がなくてもUA値、C値が優れた住宅会社は他にも沢山あります。自分が建築を予定している地域でUA値、C値の優れた住宅会社が他にないかは下記よりお探し下さい。

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UA値とC値を下げる(断熱性能と気密性能を上げる)方法

施主側で比較的簡単に実施ができるUA値とC値を下げる方法(断熱性能、気密性能を上げる方法)をいくつかご紹介したいと思います。

UA値を下げる方法

断熱材をより良いグレードにする事でも断熱性能を上げる事は可能ですが、それよりも先に注目したいのが窓です。なぜなら天井(屋根)や外壁、床から熱が逃げたり侵入するよりも、窓などの開口部から熱が逃げたり侵入する割合の方がかなり多いからです

つまり窓の断熱性能を上げる事で家全体の断熱性能を上げる事に直結するのです。窓の断熱性能を上げる時にチェックしておきたいポイントは以下の3点です。

◦窓ガラスの種類
◦窓サッシの種類
◦スペーサーの種類

窓ガラスの種類

窓ガラスは大きく分けて4種類あります。単板ガラス→複層ガラス→Low-E複層ガラス→Low-Eトリプルガラスの順に断熱性能が良くなります。

ガラスとガラスの中空層に入れる気体は大きく分けて4種類あります。乾燥空気→アルゴンガス→クリプトンガス→真空の順に断熱性能が良くなります。

おすすめの窓ガラスはLow-E複層ガラス(アルゴンガス入り)です。もちろんLow-Eトリプルガラスの方が断熱性能は優れていますが費用が高くなるので、寒冷地にお住いの方や予算に余裕のある時にLow-Eトリプルガラスを検討する形で良いと思います。

窓サッシの種類

窓サッシは大きく分けて4種類あります。アルミサッシ→アルミ樹脂複合サッシ→オール樹脂サッシ→木製サッシの順に断熱性能が良くなります。

おすすめの窓サッシはオール樹脂サッシです。木製サッシも断熱性能的には申し分ないのですが価格が高いです。

スペーサーの種類

スペーサーとはガラスとガラスの間のスペースをつくるためのパーツです。スペーサーは2種類あります。アルミスペーサー→樹脂スペーサーの順に断熱性能が良くなります。

おすすめのスペーサーは樹脂スペーサーです。


以上のように窓に使われているパーツにこだわる事で窓の断熱性能を上げる事が出来、UA値を下げる事が出来ます。

また窓のサイズや設置数も断熱性能に関係してきますので、単純に窓のサイズを小さくしたり設置数を減らす事でもUA値を下げる事が出来ます。

玄関ドアや勝手口にも注目

玄関ドアや勝手口の断熱性能を高める事でもUA値を下げる事が出来ます。断熱性能を高めたい場合には玄関ドアと勝手口を選ぶ時に熱貫流率(U値)を確認し、U値の低い物を選びましょう。

(熱貫流率(U値)とは熱の伝わりやすさを表す数値で、値が低ければ低いほど熱の移動を少なく抑える事が出来る=断熱性能が高い。という見方が出来ます。)

C値を下げる方法

C値を下げる(気密性能を上げる)為にチェックすべきポイントは以下の3点です。

◦窓の構造
◦配管・コンセント周り
◦C値改善を行ってくれる業者に依頼

窓の構造

断熱性のみならず気密性能の観点から見ても窓は需要なポイントになってきます。特に気にしたいのが窓の構造です。日本の住宅で1番よく見かける横方向に開閉する『引き違い窓』ですが気密性能はあまり高くありません。

気密性能を重視するならビジネスホテルなどでよく見かける『すべり出し窓』がおすすめです。もしくは欧米で一般的に使われている『開き窓』も引き違い窓よりは気密性能が高いです。

開閉しない採光のみが目的の窓であれば、1番気密性能の高い「FIX窓」を採用する事でC値を下げる事が出来ます。

ちなみに断熱性能と同様に窓のサイズや設置数も気密性能に関係してきます。単純に窓のサイズを小さくしたり設置数を減らす事でもC値を下げる事が出来ます。

配管・コンセント周り

気密処理・未処理時の温度変化の実験
画像:日経ホームビルダーより

上記左側の画像は気密処理を行わずに裏側から冷風を送った時の実験画像で、右側は気密処理を行った時の画像です。2つを比較すると明確な温度差が生じている事が分かります。特に断熱材として使用率の高いグラスウールなどの繊維系断熱材ではこの温度差が顕著に現れます。

配管・コンセント周りの1個あたりの隙間は小さくても、家全体で考えると大きな隙間となります。配管・コンセント周りの気密性能を確保する為に気密部材等を的確に使い気密処理をきちんと行っているか確認をしておきましょう。

C値の改善をサポートしてくれる業者に依頼

気密測定は施主が直接業者に依頼をする事ができます。気密測定業者の中には測定時に隙間箇所の発見、改善までをサポートしてくれる会社もありますので気密施工に疎いハウスメーカーであれば、下記のような業者に依頼を出すのも手です。

株式会社共和福田温熱空調など。

まとめ

へーベルハウスのUA値やC値を調べた結果や、快適に暮らす為に確保しておきたいUA値・C値の値、失敗しない高気密・高断熱住宅の建て方、UA値・C値の下げ方などをご紹介してきましたが如何だったでしょうか。

ヘーベルハウスの家は安定した品質で耐久性に高く災害に強い家であり、少ない柱や壁で建てる事が出来るので間取りの自由度も高いです。

大手のハウスメーカーという社会的な信用度も高く安心感もあります。多くの方に選ばれ続けている優良なハウスメーカーではありますが、ヘーベルハウスに負けず劣らず優れた住宅の提供を行うメーカーは他にもあります。

これから家づくりを検討される方は、始めから候補とするハウスメーカーを絞り過ぎるのではなく出来るだけ多くのハウスメーカーの中から比較・検討を行った方がより自分に合ったベストな住宅会社を見つける事が出来ます。

ハウスメーカー選びに失敗しない為にも時間的な余裕を持って出来るだけ多くの候補を上げて比較・検討を繰り返しましょう。素敵なマイホームづくりを応援しています。

比較検討するためのカタログは下記より無料で取り寄せる事が出来ます。

【予算別や人気テーマランキングからも探せる】
家づくりを検討し始めた方はライフルホームズを利用するのがおすすめです。入力必須項目は名前・住所・アドレス・番号・建築予定時期・土地の有無の6項目だけなので2~3分あればお好きな住宅メーカーのカタログを何社も取り寄せる事が出来ます。

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電話が苦手な方は備考欄に「メール連絡希望」の記載を

カタログ請求後の電話が心配という方は備考欄に「連絡はメールでお願いします。」と書いておくと大丈夫です。その他、家づくりで分からない事や聞きたい事があれば備考欄に書いておきましょう。

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この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。