【980万円~】屋上のある家のデメリット&おすすめのハウスメーカー
住宅情報館の屋上のある家「SORA TERRACE(ソラテラス)(980万円(税込)~)」のテレビCMを最近よく見かけますが、そのおかげもあり注文住宅で屋上のある家を検討される方が増えてきています。
そこで、当記事では980万円(税込)~/延床面積50㎡から販売を行っている住宅情報館の屋上のある家「ソラテラス」の仕様などを確認していくと共に、住宅情報館と同じ位のローコストで建てられる、他のハウスメーカーの屋上のある家の紹介や仕様なども確認していきたいと思います。
また屋上のある家のメリットやデメリット(注意点)、おすすめのハウスメーカーも併せてご紹介していきたいと思います。
980万円~の屋上のある家「ソラテラス」
屋上のある家「ソラテラス」は、関東・関西・東海・東北エリアで住宅情報館を展開する住宅情報館株式会社が2022年8月6日に新発売を行った商品です。
“コロナ禍でも家族が安心・安全に楽しく過ごせる住まい”をコンセプトに本体価格980万円(税込)から/延床面積50㎡から販売されています。
実は、住宅情報館株式会社は旧社名の城南建設株式会社だった2012年10月に、今回の"屋上のある家"と同じテーマのQUAD ROOF(クアッド・ルーフ)という商品も発売をしています。
本体価格はソラテラスと同じ980万円(税込)~です。
昨今、様々なモノが値上がりを続けている中で同じテーマの住宅を10年前と同じ価格で販売を行えているのはかなりの企業努力だと思います。
ただ、家の仕様が10年前のクアッド・ルーフより劣っていては意味がありません。そこで「ソラテラス」が価格に見合った仕様かどうか確認していきたいと思います。
「ソラテラス」の標準仕様
ソラテラスの仕様について細かく見ていきたいと思います。
耐震性・耐久性
スラブの厚さ150mm、直径13mmの鉄筋を200mmの間隔で施工するスラブシステム基礎(ベタ基礎)を採用しています。
工法は木造軸組工法と耐力面材・剛床を組み合わせたフレーミングモノコック工法が採用されています。
木造軸組みに耐力面材を貼り付け面構造とする事で、地震によってかかる力を面全体で支えられる高い耐震性能が発揮されます。また剛床により水平構面の剛性も高められています。
また外壁は通気金物施工の防火サイディング張りで、床下・外壁・屋根裏を通じた換気と通気で湿気や熱気を建物外に排出し、建物の劣化を防ぎ耐久性を高めています。
断熱性
外壁には16K・105mmの高性能グラスウールを採用、1階床には90mmのポリスチレンフォームの断熱材を充填しています。屋上面には60mmのフェノールフォーム断熱材を採用しており高い断熱性能を発揮しています。
また熱の出入りが外壁や天井、床よりも多い開口部(窓)には、Low-E複層ガラスの樹脂複合サッシが採用されており断熱性能を高めています。
住宅性能評価
住宅性能評価制度に基づいて、構造の安定・劣化の軽減・維持管理への配慮・温熱環境・エネルギー消費量・空気環境の各分野で、第三者機関による設計・建設の性能評価書を取得する事ができます。
その他
屋上防水はFRP防水が採用されています。FRP(繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics))防水は軽量かつ強靭で耐熱性・耐食性・耐候性に優れた性能を持っています。
外壁には付着した汚れを雨水で落としてくれるセルフクリーニング機能を持ったサイディングを採用しており外壁を長く綺麗に保つ事ができます。
980万円~に近しいローコストな屋上のある家
住宅情報館のソラテラスと近しい、ローコストな価格帯で屋上のある家を販売しているハウスメーカーとその商品を幾つかご紹介していきたいと思います。
※坪単価は建てる地域や仕様により異なりますので参考程度にお考え下さい。
タマホーム「グリーンエコの家」
「見上げれば、空のある家。」をキャッチコピーに開放的な屋上庭園がある魅力的な住宅です。グリーンエコの家の主な特徴は下記の通りです。
長期優良住宅対応
グリーンエコの家の基礎はソラテラス同様ベタ基礎を採用しています。工法も似た工法で、木造軸組在来工法に構造用耐力面材を用いて外部からの力を建物全体へ分散させ高い耐震性を発揮します。
標準仕様で長期優良住宅認定基準に対応しており、耐震等級は3、省エネルギー性は断熱等性能等級4を満たしています。
他にも建物の劣化対策がどの程度行われているかを評価する劣化対策等級は3、配管の補修や清掃のしやすさを評価する維持管理対策等級は3と長期優良住宅の認定条件4項目で最高等級を獲得しています。
自由設計
敷地や予算、家族構成などを総合的に鑑み最適なプランで建てる事が出来ます。
規格住宅に比べて間取りプランや内装、設備、外観、外装の自由度は高いので施主の好みに合った仕様で屋上のある家を建てる事が出来ます。
充実の設備
省エネ・安全・クリーンなオール電化住宅に標準で対応しています。ただIHクッキングヒーターが苦手という方にはガス仕様も選べるようにはなっています。
また使い勝手の良いシステムキッチンや機能性を重視した広さのあるシステムバス、汚れが付きにくく、落ちやすいコーティング加工のされた超節水型の水洗トイレなど標準仕様でも充実の設備も特徴の1つです。
ゼロキューブ「+SKY BALCONY」
ゼロキューブは株式会社ベツダイが全国展開する規格住宅ブランド「ライフレーベル」が提供している商品ラインナップの一つです。
シンプルなキューブ型の外観のゼロキューブに屋上バルコニーをプラスしたのがゼロキューブ「+SKY BALCONY」です。主な特徴は以下の通りです。
基礎と工法
ゼロキューブはベタ基礎が採用されています。建物を面で支える基礎なので経年によって生じる地盤沈下をしっかり防ぎます。
工法は枠組壁工法、通称2×4工法(ツーバイフォー)で建てられます。枠組に構造用合板を張り付けたパネルで床・壁・屋根を構成します。
詳細な仕様は加盟店毎に異なる
ゼロキューブ+スカイバルコニーは全国のライフレーベルFC加盟店で建てる事が出来ますが、標準仕様は加盟店毎に異なります。その為、詳細は仕様は建てる地域の加盟店に尋ねておきましょう。
ちなみに、福島県の加盟店の1社である株式会社フロンティアが手掛けるゼロキューブは標準仕様でタマホームの「グリーンエコの家」と同等の性能を確保しています。
(耐震等級3,断熱等性能等級4,劣化対策等級3,維持管理対策等級3)
シンプルな外観
ゼロキューブと言えば何と言ってもシンプルな四角い外観が特徴的です。徹底的にムダを省いた外観はとてもお洒落で、若い世帯に特に人気が高いです。
ガルバリウム鋼板の外壁・屋根もゼロキューブの特徴の1つです。
casa sky(カーサ・スカイ)
casa(カーサ)はカーサキューブプロジェクト株式会社の住宅ブランド名です。全国のFC加盟店で建てる事が出来ます。
「光に、風に、星に、一番近い場所。」をコンセプトにつくられたカーサ・スカイの主な特徴は以下の通りです。
耐震等級3相当
カーサの基礎はベタ基礎が採用されています。工法は木造軸組工法+パネル工法で「ソラテラス」や「グリーンエコの家」とほぼ同じ工法です。
高い耐震性能を誇る工法でカーサの家は耐震等級3相当と公表されています。
断熱等性能等級4
カーサの家は標準で現場発泡の硬質ウレタンフォームを採用しています。高い断熱性能と、現場発泡のスプレー施工で隙間のない断熱工事が可能です。
気密性能を確保しやすい構造や断熱工事によってカーサの家は気密性能も高いのが特徴です。
豪華な標準装備
ジャグジーをはじめ、ダイニングテーブル、ソファ、バーベキューグリル、リクライニングチェアなどの洗練されたインテリアが標準装備されています。
屋上をデザインするプロジェクト「COLORS(カラーズ)」によって生み出された特別な素材や固定方法(特許取得)により、天候によって家具の出し入れをする必要がなく、屋上空間を最大限に活かせます。
レオハウス「屋上のある家」
手頃に自分色の家を叶える為に12のテーマに沿った120のプランが用意されている「Happy LEO house」。12のテーマの1つに屋上のある家が用意されています。
レオハウスの「屋上のある家」の主な特徴は以下の通りです。
耐震等級3基準
密度の高いベース配筋による頑丈な基礎や、剛床工法や6面体構造などにより地震に強い構造で建てられます。長期優良住宅や耐震等級3取得等の要望にも対応が可能です。
断熱等性能等級4
現場発泡断熱材や高性能グラスウール断熱材が使用されています。開口部はLow-E複層ガラス(アルゴンガス入り)アルミ樹脂断熱複合サッシが標準仕様で採用されています。
屋上だけでなく部屋も収納も広々
屋上のある家は広い屋上だけでなく、各個室も広々設計にこだわっています。中でもLDKは余裕のある広さで自然と家族も集まってきます。
またファミリークロークやシューズクローク、パントリーなど収納も十分設置する事ですっきり広々とした生活が送れます。
屋上のある家のメリット
屋上を設ける事で得られる主なメリットを幾つかご紹介していきたいと思います。
アウトドアリビングに最適
屋上にソファや椅子、テーブルなどを設置してアウトドアリビングとして利用される方が多いです。
屋上は道路からはもちろん見えませんし、隣にマンション等の高い建物が無い限り人目を気にせずにリラックスして過ごせるのでアウトドアリビングに最適です。
一般的に屋上の広さは2階とほぼ同じ広さになるので、家の中のリビングよりも広々と優雅に利用できます。テレワークが増えている昨今ですが、屋上に出て気持ちの良い外の新鮮な空気を吸う事でリフレッシュする事も出来ます。
夏には地域の花火大会を楽しんだり、冬には天体観測を楽しんだり、屋上にもリビングを設ける事でお家時間がより楽しい時間へと変わります。
子供を安心して遊ばせられる
建築基準法により屋上には高さ1.1m以上の壁や金網などを安全上設置する必要があります。その為、どこの住宅会社で建てたとしても1.1m以上の高さの壁で屋上は囲まれます。
1.1mの高さであれば、小さいお子さんは手の届かない高さなので落下の心配もありません。
安心して子供を自由に遊ばせる事が出来ます。人口芝などを敷いておけば転んでも芝がクッションとなり怪我もしにくいのでおすすめです。
ただ、1.1mの高さは小学生であれば手も届きますし、足場となるような物があればよじ登る事も可能な高さなので、足場となりそうなモノを壁の近くに置かないようにするか、壁の高さをもっと高く作っておくなどの対策が必要となります。
BBQやガーデニングなど大人も楽しめる場に
屋上は子供だけでなく大人も最高に楽しめる場に活用できます。例えばBBQを行ったり、ガーデニングや家庭菜園、天体観測やジャグジーを設ければ星を眺めながらお風呂も楽しめます。
BBQや焼肉など煙が出る料理の場合、庭でやると煙が隣家に侵入するリスクもありますが屋上であればその心配もありません。
ガーデニングや家庭菜園などの場合であれば、庭だとどうしても虫が寄ってきやすい環境となってしまいますが、屋上であれば虫が寄って来づらいです。
また、音楽などをかけても高い塀・壁で囲まれているので音が外に漏れる事があまりなく音楽を愉しむ事も出来ます。ただし爆音だと流石に近隣トラブルの原因になりかねないので音量の上げすぎには注意しましょう。
洗濯物がとても良く乾く
常に陽のあたっている屋上であれば、大型の洗濯物でも非常に乾きが良く、夏であれば朝干したシーツも昼過ぎには乾いていたりします。
太陽の光と、爽やかな自然風で乾かした洗濯物は清潔感もあり気持ちが良く心地いいものです。
また近隣の環境によっては周りの目も気にならないのでパジャマ姿のままでも洗濯物を干せたり、気兼ねなく屋上を利用が出来るのもメリットの1つです。
盗難や動物による被害がおきない
例えば、お洒落な観葉植物や多肉植物、綺麗なお花等々、植えたり飾ったりする植物によっては1株数万円する高価な物もありますが、屋上であれば盗難に遭う心配もありません。
またビオトープを楽しむのが趣味でメダカを飼う場合でも、庭だと猫などに襲われる恐れがありますが屋上であればその心配もありません。
屋上は容積率に含まれない
屋上は容積率の計算に含まれません。
容積率を気にする事なく、2階とほぼ同じ広さの様々な用途に活用できるスペースを確保する事が出来るので、狭小地の多い都心部では大きなメリットとなります。
屋上のある家のデメリット(注意点)
後々になり後悔する事がないように、屋上を設ける事で生じるデメリットや注意点も把握した上で家づくり計画を進めていきましょう。
雨漏りへの不安。防水工事が必須
平らで四方が壁に囲まれた屋上では雨水が溜まるリスクがあります。そうした事から屋上のある家を建てる時の最も気になる点が雨漏りへの不安です。
その為、防水シートを敷いたり、塗膜防水を施したりと防水工事は必須となります。また、片勾配にして建物の片側に水が集まるようにしたり、排水溝を複数設けたり、雨水が溜まってしまわないような工夫も必要です。
また、きちんと防水工事を行っても経年劣化は起こるので定期点検が大切となり、その時に必要に応じてメンテナンスをする必要があります。
このように正しい防水工事と定期点検を行い、必要であれば修繕メンテナンスを施せば過剰に雨漏りの心配をする必要はありません。
ただし、防水工事の正しい知識や技術の低い施工会社だと雨漏りのリスクは高くなってしまうので、屋上のある家を検討される時は必ず、屋上の施工実績の多い会社を選ぶようにしましょう。
大雪を支えられる強度が必要
雪が多く降る地域で特に注意が必要です。
雪の多い地域では雪が道や隣家の敷地に落ちる落雪事故を防ぐためや、片流れの場合には2階の窓まで雪が埋まったりするのを防ぐためや、危険性もあり体力的にも大変な除雪作業を省くためにあえて屋上のある家にするケースも増えてきています。
ただし屋上のある家では、屋上に雪が積もるのでその重量に耐えうる構造上の強度が必要となってきます。
最近では木造でも積雪荷重に耐えられる強度を確保する事も可能となっていますが、まだ鉄骨構造や鉄筋コンクリート造である事の方が多いので、雪が多く降る地域で屋上を設ける場合は、家の構造の選択肢が狭くなる可能性があります。
建築費用が高くなる
屋上を作る事で屋上への階段や、屋上に出る為の部屋、屋上の防水工事などが必要になるので一般的な住宅よりも建築費用が高くなりがちです。
家の仕様など条件により異なるので一概には言えませんが、屋上を設ける事で凡そ+100万円~300万円位の費用がかかります。
ただし考え方次第ではデメリットとは言えなくなります。
と言うのも、屋上分の広さを中庭として設けたいと考えた場合、その分広い土地が必要になってきます。例えば10坪の広さであれば、その土地代は約500万円となります。
(2022年の基準地価全国平均は50万円1854円/坪)
中庭としてプライベート空間を持ちたい場合には、その広さ分の土地が必要となりますが、屋上であればその必要はありません。
一般的な屋根よりも費用は高くなりますが、+100万円~300万円の追加で多目的に利用出来る広いプライベート空間が手に入ると思えば、そこまでデメリットとは感じないかもしれません。
手入れや掃除、メンテナンスが必要な個所が増え手間がかかる
屋上を設ける事で屋上の手入れや、掃除が必要になってきます。排水が上手くいかないと雨漏りの原因にもなるので排水周りの掃除や屋上の床面や壁面の掃除などの手間が増えます。
また経年劣化で防水機能は劣化していくので、10年~15年位の周期でメンテナンスが必要です。
メンテナンスにかかる費用は防水工事の種類や屋上の状況などにもよって異なるので一概には言えませんが、10坪位の広さであれば凡そ30万円程度かかります。
ちなみに屋上の掃除を楽にする方法として、ケルヒャーのような高圧洗浄機が1台あれば大分楽になります。また、汚れの付きづらいタイルや雨で汚れを洗い流してくれるタイルなどを敷いておけば掃除が楽になります。
直下の階が暑くなる
屋上のある家の場合、屋根がないので断熱対策や遮熱対策が不十分など直射日光の影響をダイレクトに受けやすいです。また、屋上のある家は軒のないデザインが多いので、横からの日差しをカット出来ずに夏場の灼熱の太陽光を室内に取り込んでしまいます。
また軒がない事で雨からも壁を守る事が出来ないので外壁が汚れやすくなり、塗装が劣化しやすいというデメリットもあります。
屋上の暑さ対策としておすすめなのは、屋上の緑化です。屋上を緑化する事で植物や土壌によって熱を遮断して温度を下げます。更に植物は葉から水分を発散させおり、これが水まきと同じ効果で温度を下げてくれます。
他にも人工芝やウッドデッキを敷く、打ち水を定期的にする、オーニングやシェードを取り付けて日陰を作る、断熱性能の高い素材にこだわる、遮熱塗料を使用するなど夏の日差しへの対策をとっておきましょう。
軒が無い事への対策としては、窓の断熱性能を高めたり開口部の上に庇を付けて雨や太陽光を遮りましょう。
外壁は防水シートをきちんと施工したり、水を弾く性質のタイルの外壁にしたり、防水機能のある塗料を使用したり防水対策をきちんと行っておきましょう。
周囲の環境次第ではメリットが減る
例えば隣に高いマンションなどがある場合、屋上のプライベート性が失われるので、マンションからの視線を気にしつつの屋上となってしまいます。
洗濯物を干すのも視線が気になりますし、距離が近ければBBQの煙りや子供の遊ぶ声なども届いて迷惑になるかもしれません。
周囲の環境次第ではせっかくの屋上の魅力が減ってしまうので、事前に周囲の環境をチェックして建てる場所は計画的に選びましょう。
快適に過ごせる期間が意外と少ない
屋上は夏は暑すぎたり、冬は寒すぎたり、梅雨は雨が多かったり、春は花粉が多かったりで快適に過ごせる期間が意外と少なかったりします。
ただ、夏はビニールプールで遊んだり健康的に日焼けをしたり、冬はコタツを用意して鍋を楽しんだり、天体観測をしたりと季節に応じた楽しみ方が出来る方であればそこまでデメリットとは感じないかもしれません。
屋上への動線の工夫が必要
家族との食事やBBQを屋上で頻繁にしたいと考えている場合は、2階にリビングがないと食材を屋上まで運ぶのが億劫になり、あまり屋上を使わなくなったりします。
洗濯物を干すスペースとして屋上を使用したい場合には、洗濯機が2階にないと洗濯物を持って屋上まで行くのが面倒になります。
このように屋上の用途に応じた動線がとられていないと、せっかく作った屋上を使わなくなってしまいますので屋上への動線の工夫が必要です。
1番の解決策としては雨漏りへの不安の対策と同様、屋上をつくりなれた住宅会社と打ち合わせを重ねる事です。屋上のある家を得意としている会社であれば屋上への動線も施主の要望に合わせて上手に設計してくれます。
台風が来る前には屋上の物を片付ける必要がある
屋上に置いてある物が風で飛ばされて大事故に繋がる可能性があるので、台風が来る前には屋上の物を片づけておく必要があります。
ただし、ソファーやテーブルなどが標準装備で含まれている住宅会社であれば設置する時にアンカー等で固定するので問題ありません。
自分で買って設置する時も事前に固定しておいた方が安全ですし急に片づける手間も必要ないので、屋上に大型の家具類を置く場合は事前に固定しておきましょう。
固定できない小さいモノは台風前には忘れずに避難させておきましょう。
◦コンセント
・ホットプレート用
・ライト・照明用
・掃除用
・暖房器具用
・携帯等モバイル機器の充電用
・音楽機器用
・防虫グッズ用等で活躍
屋上にコンセントを付けられる箇所は限られるので、コンセントの位置が遠くなってしまう事もありますが、屋外用のコードリールがあれば解決出来ます。
◦水栓
屋上に水栓があると掃除や手洗い、ガーデニングの水やり、軽くお皿を洗ったり、プールに水を入れたりと何かと重宝します。
ただ屋上に水栓を設置すると水漏れのリスクが上がるのでは?と心配される方も多くいますが、そんな事はありません。基本的に水栓がある場所はキッチンでもトイレでも洗面所でも水漏れのリスクはあります。
使用頻度を考えると、屋上の水栓よりもキッチンや洗面所の水栓の方が水漏れのリスクは高いです。
ただ設置費用はかかります。凡そですが10万円~20万円程度です。庭もある家の場合は地上に2口の外部水栓を付けて1つは地上用、もう1つは屋上用としてホースリール等で屋上に引っ張って使用するのもありですね。
お庭用にも水栓が確保出来ますし、設置費用も屋上に設置するよりは安くなります。
まとめ
980万円~販売を行っている「ソラテラス」の仕様の確認や、同じ位ローコストで販売されている他ハウスメーカーの屋上のある家の商品紹介や、屋上のある家のメリット&デメリット(注意点)などをご紹介してきましたが如何だったでしょうか。
屋上を設ける事で大人も子供も楽しめる家・遊べる家となり、お家時間がより充実する家へとグレードアップしますが、幾つかのデメリットや注意点もありました。
ただ、屋上のある家のデメリットや注意点の多くは施工実績が豊富で確かなノウハウ・技術を備えている住宅会社であれば対策が可能です。
屋上のある家を検討する場合は屋上のある家を得意としている住宅会社の中から候補を上げて比較・検討するようにしましょう。素敵なマイホームづくりを応援しています。
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