【ヘーベルハウスの価格】いくらで建てた?坪単価や総額を確認

へーベル外壁や災害に対する強さで人気のヘーベルハウス。

そんなヘーベルハウスの平均的な本体価格は幾らなのか?坪単価や総額、金持ちしか建てられないのか?建てる人の年収など、お金に関する事を中心に記載していきます。

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ヘーベルハウスの坪単価や本体価格&総額は?

ヘーベルハウスの坪単価や平均本体価格&総額などについて確認していきたいと思います。

坪単価は100万円~120万円

住宅産業新聞社発表のデータを元に算出した結果は以下の通りです。

年度平均本体価格平均床面積平均坪単価
20213,873万円36.0㎡107.6万円
20203,614万円35.4㎡102.1万円
20193,388万円34.2㎡99.2万円

ヘーベルハウスに限らず、住宅メーカー全体的に坪単価は毎年上昇しています。その結果を踏まえて、2023年度のヘーベルハウスの坪単価は100万円~120万円が平均値になると予想されます。

本体価格&総額を確認

注文住宅でかかる費用の総額は「本体価格(本体工事費用)」+「付帯工事費用(別途工事費用)」+「諸費用」の合計です。

・本体価格(本体工事費用)・・・家そのものを作る為の工事費用
・付帯工事費用(別途工事費用)・・・建物本体以外の全ての工事にかかる費用
・諸費用・・・住宅ローン借入費用、登記費用、各種保険料、引越し費用、家具・家電費用etc

総額に対する内訳は「本体価格」が約70~80%、「付帯工事費用」が約15~20%、「諸費用」が約5~10%位が一般的です。

そしてヘーベルハウスの坪単価は100万円~120万円位が平均値となります。

以上の事を踏まえて、坪数毎でのヘーベルハウスの本体価格と総額を見ていきたいと思います。

◦ヘーベルハウスの価格&総額

坪数本体価格建築総額
25坪(82.6㎡)2,500万円~3,000万円3,333万円~4,000万円
30坪(99.2㎡)3,000万円~3,600万円4,000万円~4,800万円
35坪(115.7㎡)3,500万円~4,200万円4,667万円~5,600万円
40坪(132.2㎡)4,000万円~4,800万円5,333万円~6,400万円
45坪(148.8㎡)4,500万円~5,400万円6,000万円~7,200万円
50坪(165.3㎡)5,000万円~6,000万円6,667万円~8,000万円
※坪単価は家の仕様や市況により変動の可能性がありますので、あくまで参考程度にお考え下さい。

ヘーベルハウスの平均本体価格と総額は

平均本体価格:3,873万円
総額:5,164万円

となります。

ヘーベルハウスの価格の総評

ヘーベルハウスの価格は大手HMの中でもトップクラスの価格帯となります。

◦他大手HMの参考坪単価

社名平均坪単価
積水ハウス100万円~120万円
大和ハウス90万円~110万円
住友林業100万円~120万円
セキスイハイム80万円~100万円
ミサワホーム90万円~110万円
パナソニックホーム80万円~100万円
三井ホーム110万円~130万円

「ヘーベルハウス 金持ち」というKWでの検索が多いのも、こうした高価格帯で勝負をしている事が原因だと思います。

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ヘーベルハウスの価格が高い理由

ヘーベルハウスの坪単価は業界でもトップクラスの水準にありますが、ヘーベルハウスの価格が高くなってしまう主な理由は3点あります。

◦高性能建材「ALCパネル」の使用
◦鉄骨躯体
◦強固な基礎

高性能建材「ALCパネル」の使用

ALCパネルとは高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリートを板状に成型したパネルの事です。セメント、生石灰、珪石、発泡剤のアルミ粉末を主原料としています。

ヘーベルハウスの特徴の一つでもある高性能な外壁はこのALCパネルが使用されています。そしてこのALCパネルが、一般的に採用されている他の外壁材に比べて価格が高い事が原因の一つです。

外壁材㎡単価
窯業系サイディング3,500円~
金属系サイディング4,000円~
モルタル4,000円~
ALCパネル7,500円~
タイル8,000円~

ヘーベルハウスではALCパネルと外壁だけではなく、間仕切り壁・床・天井面にも使用しているので価格が高くなってしまいます。

ALC(軽量気泡コンクリート)の特徴

ALC(軽量気泡コンクリート)の主な特徴は以下の通りです。

◦軽量な素材なので耐震面で優位
◦耐火性に優れる
◦遮音性に優れる
◦耐久性に優れる
◦断熱性に優れる←注意
◦環境にも体にも優しい
◦デザイン性が高い

◦軽量な素材なので耐震面で優位

ALC(軽量気泡コンクリート)は名前の通り、大量の気泡を含むコンクリートで通常のコンクリートに比べて重さが1/4程度しかありません。

軽量なので荷重が構造躯体へかける負担が軽減され、耐震面で優位に働きます。

◦耐火性に優れる

ALCは不燃材料として規定されるコンクリートに含まれます。不燃材料なので耐火性に優れます。

また、無機質の原料から作られているので熱や炎を受けても発火する事は無く、有毒なガスや煙も発生しません。また、内部にある大量の気泡により熱の伝わりも抑制します。

◦遮音性に優れる

内部の気泡により空気層が出来て、音の出入りを防いでくれます。更にヘーベルハウスでは75mmという外壁の厚みも相まって遮音性を高めます。

ALCパネルは静かな環境を保つ配慮が求められる駅のホームなどの公共施設や病院、福祉施設などでも採用されています。

◦耐久性に優れる

ALCパネルの内部に防錆処理を施した鉄筋マットやメタルラス(スチール製の金網)を補強材として組み込みます。これにより十分な強度を発揮します。

また、ALCは気泡や細孔の表面に豊富に生成する板状結晶構造体(トバモライト結晶)を豊富に含んでおり熱膨張や乾燥収縮に強く、ひび割れや反りといった変形が起きにくい素材です。

◦断熱性に優れる←注意

ヘーベルハウスの公式HPにも、ALCパネルを紹介するWEBサイトにも「断熱性に優れる」と書かれている事がありますが、あくまで"一般的なコンクリートと比較して"断熱性能に優れるという事です。

熱伝導率(どのくらい熱を伝導しやすいかを表す値。数値が低い程熱を伝えずらい=断熱性が高い)で見ると分かりやすいですが、ALCの熱伝導率は0.15W/(m・k)です。コンクリートは1.6W/(m・k)です。

その為、コンクリートの約10倍断熱性能があると言われたりもしますが、木材の熱伝導率は0.12W/(m・k)です。ちなみに断熱材であるグラスウール15Kの熱伝導率は0.047W/(m・k)です。

ALCは一般的な木材と同程度の熱伝導率です。

ALCパネルを使う事で断熱性能が上がり快適になる。みたいな誤認を与えるような表現をしているサイトもあるので注意が必要です。

◦体にも環境にも優しい

耐久性の所でも少し触れていますが、ALCは珪石・石灰・セメントなどの自然素材を使用した無機質原料で作られており、シックハウス症候群の原因物質である有機化合物は一切含まれておりません。

また、内部に含まれる大量の気泡や細孔の働きで湿度をゆるやかに調節もしてくれます。

環境にも優しく、廃材をパネルの原料にリサイクルしたり、補強鉄筋を取り除いたものを細かく砕いて土壌の変わりとしたり様々なものに生まれ変わって再利用されています。

◦デザイン性が高い

戸建てで一番多く採用されている窯業系サイディングと比べるとALC外壁は重厚感・高級感があり見た目に優れています。

ヘーベルハウスでは規格デザインパネルとしてストライプ・タイル・レンガなど、タテとヨコのラインを組み合わせたデザイン加工をパネル表面に施し数パターン用意されています。

またフリーデザインパネルとして、ある程度自由にオリジナルのデザインを作成する事も可能です。

鉄骨躯体

ヘーベルハウスの構造躯体は鉄骨です。木造に比べると鉄骨は単価が高いので鉄骨造を手掛けるヘーベルハウスは価格が高くなりがちです。

ちなみにへーベルハウスでは3パターンの構造躯体が用意されています。

◦ハイパワード制震ALC構造・・・軽量鉄骨
◦重鉄・システムラーメン構造・・・重量鉄骨
◦重鉄制震・デュアルテックラーメン構造・・・重量鉄骨

軽量鉄骨と重量鉄骨の違い

軽量鉄骨と重量鉄骨の違いは鋼材の厚みと法定耐用年数です。

・鋼材の厚み
◦鋼材の厚みが6mm未満⇒軽量鉄骨
◦鋼材の厚みが6mm以上⇒重量鉄骨

法定耐用年数
◦鋼材の厚みが3mm未満⇒19年
◦鋼材の厚みが3~4mm⇒27年
◦鋼材の厚みが4mm以上⇒34年

鋼材の厚みが厚いほど負荷にも耐える事が出来るので、一般的には3階建て以上のマンションやビルの場合に重量鉄骨が用いられます。

ハイパワード制震ALC構造の特徴

40坪までの2階建てに採用される軽量鉄骨を使った構造です。

高強度の柱と梁に加えて、高性能の制震フレーム「ハイパワードクロス」を組み合わせたヘーベルハウス独自の構造となっています。

重鉄・システムラーメン構造の特徴

3階建て以上や防火地域の建物に採用される構造です。

重量鉄骨で造られるこの構造には柱と柱の間に斜めに入れる補強材(筋交い・ブレース)を必要とせず、骨太、肉厚な柱と梁だけで地震に耐える強靱な躯体構造を実現できます。

補強材を入れる必要がないので、軽量鉄骨に比べると設計自由度が高くなります。

また、重鉄・システムラーメン構造には揺れ幅を小さくするオイルダンパー制震装置「サイレス」が採用されています。

重量鉄骨の建物は重さと高さがあるので地震の時に建物が揺れるといったマイナス面がありましたが「サイレス」によって建物の揺れ幅を低減し、躯体にかかる負荷を軽減してくれます。

制震装置によって繰り返し起こる地震に対しても強さを発揮します。

重鉄制震・デュアルテックラーメン構造の特徴

40坪~60坪程度の2階建てで採用される事が多い重量鉄骨を使った構造です。

ハイパワード制震ALC構造、重鉄・システムラーメン構造に比べると比較的新しい構造躯体で、使用される鉄骨は重量鉄骨に分類されますが、2つの構造で使用される鉄骨の中間位の厚みの鉄骨を使用しています。

構造鋼材の厚みフランジの幅
ハイパワード制震ALC構造3.2mm(軽量鉄骨)
(約10トンの力に耐える柱)
100mm
重鉄・システムラーメン構造9mm(重量鉄骨)
(約79トン~100トンの力に耐える柱)
125mm
重鉄制震・デュアルテックラーメン構造6mm(重量鉄骨)
(約56トンの力に耐える柱)
125mm

ハイパワード制震ALC構造と重鉄・システムラーメン構造の中間位の厚みの鉄骨を使う事で、軽量鉄骨のメリット(コスト面)と重量鉄骨のメリット(耐久性・設計自由度)の両方を兼ね備えたような特徴があります。

価格は重量鉄骨>軽量鉄骨

鉄骨に使用する鋼材の厚みがあるほど価格は高くなります。

鉄骨を取り扱っている他大手HMでは2階建ての場合は軽量鉄骨を使用する事が多いですが、ヘーベルハウスでは大きめの2階建ての場合には重量鉄骨を使った構造を採用する事が多いです。

つまり、構造躯体が鉄骨しかない事、そして鉄骨の中でも価格の高い重量鉄骨造の人気が高い事がヘーベルハウスの平均価格を上げている原因の一つとなっています。

同じ位の延床面積で建てる他社の重量鉄骨の建物同士で比べたら価格差はあまりありません。

強固な基礎

建物を支える基礎は建物の重量が重ければ重い程頑強なものにしなくてはなりません。その為、鉄骨造は木造の2倍位の価格となります。

構造基礎工事の単価目安(1㎡)
木造15,000円~25,000円
鉄骨造33,000円~43,000円
※基礎工事の単価は地盤の状況などにより異なるのであくまで参考程度にご覧下さい。

また、同じ鉄骨でも軽量鉄骨の建物より重量鉄骨の建物の方が基礎工事費は高くなりやすいので、重量鉄骨の人気の高いヘーベルハウスではそれも平均価格を上げている原因の一つとなっています。

ヘーベルハウスの基礎

戸建て住宅では「ベタ基礎」か「布基礎」が採用されますが、ヘーベルハウスでは「布基礎」が標準仕様となっています。

一般的な布基礎に使われる主筋は13mm、ピッチ(間隔)は300mmである事が多いのに対して、ヘーベルハウスでは主筋16mm、ピッチ幅も狭くなっており、より多くの鉄筋が使用されています。

多くの配筋と高強度なコンクリートによって耐久設計基準強度は24N/m㎡=約65年となっています。

つまり大規模補修を必要としないことが予定できる期間が約65年という高い耐久性を確保しています。

また、事前に工場で配筋パーツをある程度のサイズで生産し現場ではそれをつなぎ合わせていく手法をとっているので基礎の精度が安定しています。

平均価格は高いけど満足度も高い

ヘーベルハウスの平均価格はHMの中でも高い方ですが、オリコンが行う2023年顧客満足度調査においてヘーベルハウスは総合3位になっており、価格に見合うだけの住宅やサービスを提供出来ていると言えるでしょう。

総合順位は、情報のわかりやすさ/モデルハウスラインナップの充実さ/打ち合わせのしやすさ/営業担当者の対応/金額の納得感/設計担当者の対応/施工担当者の対応/デザイン/住居の性能/設備・内装の質/アフターサービス/長期保証.各項目の総合順位
参照:オリコン顧客満足度ランキング

価格を抑えつつ良い家を建てるコツは?

価格を抑えつつ良い家を建てるコツは、まずカタログなどを参考に候補を6-7社程度に絞ります。その後、展示場などを訪れ候補を更に絞りましょう。

その後、3-4社程度相手に必ず相見積もりを行いましょう。

注文住宅には定価という概念がないので、複数社から見積もりを貰う事で初めて適正価格が見えてきます。

同じような条件で見積もりを出して貰えば、その見積書が値引き交渉の時にも役にたちます。

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ヘーベルハウスは金持ち専用?建てる人の年収

ヘーベルハウスの平均価格を参考に建てる人の年収などを推測していきたいと思います。

平均世帯年収は800万円~1100万円

2021年度のフラット35利用者調査によると、注文住宅のみ(土地費借入なし)の場合、全国平均の建設費は3,569.5万円で世帯の年収の平均は601.5万円となっています。世帯年収の約5.93倍が建設費となります。

土地付き注文住宅の場合は、全国平均の建設費は3,010.6万円で世帯の年収の平均は639.3万円となっています。世帯年収の約4.71倍が建設費となります。

ちなみにフラット35利用者調査の建設費とは本体価格(本体工事費用)に付帯工事費用(別途工事費用)を加えた値です。

ヘーベルハウスの平均本体価格は3,873万円です。これに付帯工事費用を加えると4905.8万円位になります。

この値をフラット35利用者調査のデータを元にした年収倍率にあてはめると以下のようになります。

種別平均年収
注文住宅のみ827.3万円
土地付き注文住宅1041.6万円

注文住宅のみ、つまり家を建てる土地を元々所有していたりする人でヘーベルハウスで建てる人の平均世帯年収は827.3万円です。

注文住宅で家を建てるにあたり土地の購入も同時に行なう人でヘーベルハウスで建てる人の平均世帯年収は1041.6万円です。

総務省「2021年家計調査」によると2021年の全世帯の平均年収は514万円です。世帯主が勤め人の勤労世帯では平均631万円となっています。

年齢別で見ても、29歳以下の平均世帯年収は438万円、30歳~39際は584万円、40歳~49歳は730万円、50歳~59歳は733万円となっておりどの平均値よりも高い事が分かります。

以上の事から、ヘーベルハウスで建てる人は平均値よりは稼いでいる金持ちであると推測出来ます。

ただ、あくまでヘーベルハウスの平均価格での場合です。ヘーベルハウスでは多様なスタイルに合った商品を取り扱っており、価格が抑えられた商品もあります。

ヘーベルハウスの取り扱い商品

ヘーベルハウスの取り扱い商品を主な特徴と共にご紹介します。

「RATIUS GR」
RATIUS GR
【重鉄・大屋根の邸宅】屋根の下、穏やかな時を宿す最新モデル。
「RATIUS RD」
RATIUS RD
重鉄の新躯体による縦への伸びやかな空間と木々のぬくもりによるヴィラスタイル。
「RATIUS RD(FINEST VILLA)」
RATIUS RD(FINEST VILLA)
強さと美しさのかつてない創造を叶える、ヘーベルハウス50年の集大成モデル。
「RAUMFREX」
RAUMFREX
独自の意匠様式が叶える、フラッグシップモデル。
「FREX2」
FREX2
光と風に満ちた大空間やビルトインガレージ、プライベートバルコニーも思いのままの重鉄の邸宅。
「one fitto」
one fitto
ニューノーマル時代で変化した家族のあり方とくらし方に合わせた空間提案を盛り込んだ新提案の住まい。
「のきのまent」
のきのまent
玄関先を深い軒のある半屋外空間「のきのま」とすることで、暮らしに新しい原理と快適をもたらす家。
「そらのま+」
そらのま+
そらを見上げる。 風を感じる。日だまりに包まれる。そら付き2階リビングの家。
「me DESSIN」
me DESSIN
家づくりのプロのノウハウが詰まったセミオーダースタイルの住宅。
「FREX3」
FREX3
重鉄が生み出す、ゆとり溢れる大空間。重厚な壁を活かした、シンプルかつ堂々たる佇まい。
「terra craft」
terra craft
広がる、つながる、楽しい都市型コンパクト3階建て。

多くの商品を取り扱っていますが、中でも「one fitto」「のきのまent」「そらのま+」「me DESSIN」辺りの商品は、価格は抑え目で、ヘーベルハウスの平均坪単価より10万円以上下げる事も仕様によっては可能です。

ヘーベルハウスで建てたいけど価格的に手が届かない…という方は、こうした商品もチェックしてみると良いと思います。

ヘーベルハウスで建てるメリット&デメリット(注意点)

ヘーベルハウスで建てる事で得られるメリットや、反対に気を付けておいた方が良いデメリット(注意点)などもご紹介しておきます。

メリット

◦地震など災害に強い家が建つ


阪神・淡路大震災時の様子
倒壊する事なくどっしり構える

阪神・淡路大震災時の様子
防火壁となり火災を防ぐ

上流から流れてきた家も受け止めて人命を守る様子

ヘーベルハウスの家は全棟許容応力度計算を行った上で耐震等級3を確保しています。また標準で制震装置も付いています。

1995年に起きた阪神淡路大震災では、ヘーベルハウスの家は1棟も倒壊・半壊する事がなく地震に対する強さを証明しました。

基礎の根入れも深く頑強な基礎なので地震や津波など水害時にも安定した強さを発揮します。

また火災などに対しても高性能のALC外壁が防火壁となり防いでくれます。

◦耐久性能の高い家が建つ

ヘーベルハウスの構造躯体の耐用年数は60年以上あります。屋根材や外壁塗装、屋根を雨水から守るシート防水システムなども30年以上の耐用年数があります。

耐用年数が長いので経年劣化の影響が少なく性能が長続きします。家の寿命も長くなります。また建てた後のランニングコストを抑える事も出来ます。

◦充実したアフターサポートが受けられる

初期保証が30年である事、そして30年目にたった1度の有償メンテナンスを受ける事で60年目まで保証が延長出来る点が他社より優れている点です。

保証期間が延びる事で無料点検システムも60年になり、住宅設備機器の保証も引渡しから10年ついています。

また、家についての相談や定期点検の窓口となる「ヘーベリアンセンター」が24時間365日受付体制で開設されています。

コールセンターの担当者は派遣の方ではなく社員の方なので家の知識も持ち合わせており電話越しでもある程度の対応が可能となっています。

◦資産価値が下がりにくい

高い耐久性能を持ち、適切なメンテナンスが行われるヘーベルハウスの家は資産価値の下がりにくい建物です。

一般的な木造住宅の場合は築20年程で建物価値がほぼ償却してしまいますが、ヘーベルハウスの場合は築50年経過しても10%の価値が残ります。

将来売却する時に他のハウスメーカーで建てた家と比べると大きな差が生まれます。

デメリット(注意点)

◦価格が高い

上記で説明してきた通り、価格が高いのは納得の理由ですし価格に見合う物が提供出来ているので満足度も高いのですが、ローン組む方の年収は平均よりも高い人でないとへーベルの家は難しいです。

価格が抑えられた商品もありますが、あくまでへーベル内の他商品と比べたら、の話です。

商品や受けられるサービスは素晴らしいですが、価格帯は業界でもトップクラスなので注意しておきましょう。

◦天井高が2.4m

天井は高ければ良くて低いとダメという訳でもないのでデメリットというよりも注意点ですが、ヘーベルハウスは天井高が2.4mとなっています。

この天井高は一般的な高さではありますが、他の大手HMでは2.7m位が標準となっています。その為、大手HMと比べると天井が低いと言えます。

天井が低いと、特に身長の高い方なんかは圧迫感や窮屈さを感じる事もありますが、低い事で体積が減るので光熱費を抑えられたり、逆に落ち着きを感じる方もいます。

◦外壁が選べない

ヘーベルハウスの家の外壁はALCコンクリート一択です。ALC自体は素晴らしい素材で高性能ではありますが、デザイン・カラーのバリエーションで見ると窯業系サイディングには敵いません。

ALCコンクリートのデザイン・見た目が好きな方には特に気にならないと思いますが、多種多様やデザイン・カラーの中から組み合わせて自分好みの外観を作り上げたいと思っている方には注意が必要です。

まとめ

ヘーベルハウスの平均本体価格や総額、坪単価、価格の高い理由、主な仕様の説明なども行いましたが如何だったでしょうか。

価格も一流ですが、提供する建物やサービスも一流です。

その為、多くの方から選ばれ満足度も高いハウスメーカーですが、注文住宅は一人一人の条件・要望が異なるのでヘーベルハウスが合わない人もいます。

万人に合うハウスメーカーというのは無いので、家づくりを検討中の方は自分に合うハウスメーカーを見つける為に、候補を絞り過ぎず、複数の会社を比較・検討してみましょう。

素敵なマイホームづくりを応援しています。

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この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。